MongoDBで配列内の要素の位置(インデックス)を取得する方法
MongoDBでは、MapReduceの仕組みを利用することで、配列内の特定の値がどの位置(インデックス)にあるのかを調べることができます。本記事では、実際のコレクションを作成しながら、配列内の要素の位置を取得する具体的な手順をわかりやすく解説します。
1. サンプルコレクションの作成と確認
まずは、配列フィールドを持つコレクションを作成し、動作を確認できる状態にしましょう。ここでは「Subjects」という配列フィールドを持つドキュメントを挿入します。
> db.retrievePositionDemo.find();
{ "_id" : ObjectId("5cd569ec7924bb85b3f4893f"), "Subjects" : [ "MySQL", "MongoDB", "Java" ] }次に、find()メソッドにpretty()を組み合わせて、コレクション内のすべてのドキュメントを見やすい形式で表示してみましょう。
> db.retrievePositionDemo.find().pretty();
実行すると、以下のような結果が出力されます。
{
"_id" : ObjectId("5cd569ec7924bb85b3f4893f"),
"Subjects" : [
"MySQL",
"MongoDB",
"Java"
]
}このドキュメントには、「MySQL」「MongoDB」「Java」の3つの要素を持つ配列が格納されています。
2. MapReduceを使って配列内の位置を取得する
それでは、MapReduceを使って「MongoDB」という値が配列内のどの位置にあるかを取得するクエリを見てみましょう。map関数の中でJavaScriptのindexOf()メソッドを使用し、該当する値のインデックスをemit()で出力します。
> db.retrievePositionDemo.mapReduce(
... function() {
... emit(this._id,{ "IndexValue": this.Subjects.indexOf("MongoDB") });
... },
... function() {},
... {
... "out": { "inline": 1 },
... "query": { "Subjects":"MongoDB"}
... }
... );このクエリを実行すると、次のような結果が出力されます。
{
"results" : [
{
"_id" : ObjectId("5cd569ec7924bb85b3f4893f"),
"value" : {
"IndexValue" : 1
}
}
],
"timeMillis" : 662,
"counts" : {
"input" : 1,
"emit" : 1,
"reduce" : 0,
"output" : 1
},
"ok" : 1
}上記の出力結果を見ると、valueの中にあるIndexValueが「1」となっています。これは、「MongoDB」が配列内の位置1(先頭の要素を0として数えるため、2番目の要素)に存在することを意味します。
別の値「Java」の位置も確認してみる
同じ要領で、「Java」の位置も確認できます。indexOf()の引数を「Java」に変更して実行します。
> db.retrievePositionDemo.mapReduce(
... function() {
... emit(this._id,{ "IndexValue": this.Subjects.indexOf("Java") });
... },
... function() {},
... {
... "out": { "inline": 1 },
... "query": { "Subjects":"MongoDB"}
... }
... );実行結果は以下のとおりです。
{
"results" : [
{
"_id" : ObjectId("5cd569ec7924bb85b3f4893f"),
"value" : {
"IndexValue" : 2
}
}
],
"timeMillis" : 30,
"counts" : {
"input" : 1,
"emit" : 1,
"reduce" : 0,
"output" : 1
},
"ok" : 1
}今回はIndexValueが「2」となりました。「Java」は配列の3番目の要素であるため、位置2という結果は正しく取得できています。
3. 補足:より新しい方法として $indexOfArray 演算子も活用可能
なお、MapReduceは柔軟な一方で記述がやや冗長です。MongoDB 3.2以降では、集計フレームワーク(Aggregation Framework)に用意された $indexOfArray 演算子を使うことで、よりシンプルに配列内の位置を取得できます。
> db.retrievePositionDemo.aggregate([
... { $match: { "Subjects": "MongoDB" } },
... { $project: {
... "IndexValue": { $indexOfArray: [ "$Subjects", "MongoDB" ] }
... } }
... ]);こちらの方法なら、パフォーマンス面でも有利な場合が多く、可読性の高いクエリになります。新しいバージョンのMongoDBをお使いの場合は、まず $indexOfArray の利用を検討するとよいでしょう。
まとめ
- 配列内の要素の位置は、MapReduceとJavaScriptのindexOf()を組み合わせて取得できる。
- インデックスは0から始まるため、「MongoDB」は位置1、「Java」は位置2となる。
- MongoDB 3.2以降では、集計フレームワークの $indexOfArray 演算子を使うとより簡潔に記述できる。
-
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