MongoDBでネストされた値を取得するクエリの書き方(ドット記法の使い方)
MongoDBでネストされた値を取得する方法
MongoDBでは、ドット記法(dot notation)を使用することで、ドキュメント内にネストされたフィールドの値を簡単に取得できます。ネストされたフィールドにアクセスする際は、「親フィールド名.子フィールド名」の形式で指定します。
この記事では、実際にサンプルコレクションを作成し、ネストされた値を取得するクエリの書き方を順を追って解説します。
1. ドキュメントを含むコレクションを作成する
まず、ネストされたドキュメントを持つコレクションを作成しましょう。以下の例では、nestedQueryDemoというコレクションに従業員情報を挿入しています。従業員の詳細情報(EmployeeDetails)は、ネストされたドキュメントとして格納されています。
> db.nestedQueryDemo.insertOne(
... {
... "EmployeeName" : "John",
... "EmployeeDetails" :
... {
... "_id":"EMP-101",
... "EmployeeAge":23,
... "EmployeeCompanyName":"IBM"
... }
... }
... );
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5c9ea31dd628fa4220163b69")
}
> db.nestedQueryDemo.insertOne(
... {
... "EmployeeName" : "Carol",
... "EmployeeDetails" :
... {
... "_id":"EMP-110",
... "EmployeeAge":29,
... "EmployeeCompanyName":"Amazon"
... }
... }
... );
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5c9ea36bd628fa4220163b6a")
}このコレクションには、以下のような構造のドキュメントが2件登録されました。
- John:従業員ID「EMP-101」、年齢23歳、勤務先はIBM
- Carol:従業員ID「EMP-110」、年齢29歳、勤務先はAmazon
2. find()メソッドですべてのドキュメントを表示する
登録したドキュメントを確認するために、find()メソッドを使ってコレクション内のすべてのドキュメントを表示します。pretty()を付けることで、結果が整形されて読みやすくなります。
> db.nestedQueryDemo.find().pretty();
このクエリを実行すると、以下の出力が得られます。
{
"_id" : ObjectId("5c9ea31dd628fa4220163b69"),
"EmployeeName" : "John",
"EmployeeDetails" : {
"_id" : "EMP-101",
"EmployeeAge" : 23,
"EmployeeCompanyName" : "IBM"
}
}
{
"_id" : ObjectId("5c9ea36bd628fa4220163b6a"),
"EmployeeName" : "Carol",
"EmployeeDetails" : {
"_id" : "EMP-110",
"EmployeeAge" : 29,
"EmployeeCompanyName" : "Amazon"
}
}3. ドット記法でネストされた値をクエリする
それでは本題の、ネストされた値を取得するクエリを見ていきましょう。ネストされたフィールドを条件に指定するには、「親フィールド名.子フィールド名」という形式でキーを記述し、ダブルクォーテーションで囲みます。
以下の例では、ネストされたドキュメント内の_idフィールドが「EMP-110」であるドキュメントを検索しています。
> db.nestedQueryDemo.find({"EmployeeDetails._id":"EMP-110"}).pretty();このクエリを実行すると、以下の出力が得られます。
{
"_id" : ObjectId("5c9ea36bd628fa4220163b6a"),
"EmployeeName" : "Carol",
"EmployeeDetails" : {
"_id" : "EMP-110",
"EmployeeAge" : 29,
"EmployeeCompanyName" : "Amazon"
}
}このように、EmployeeDetails._idが「EMP-110」に一致するCarolのドキュメントのみが取得できました。
まとめ
MongoDBでネストされた値を取得するポイントは以下の通りです。
- ドット記法(
親フィールド.子フィールド)を使ってネストされたフィールドにアクセスする - ドット記法で指定したキーは、必ずダブルクォーテーションで囲む
- さらに深い階層にも対応でき、
フィールドA.フィールドB.フィールドCのように連結できる
ドット記法をマスターすれば、複雑なドキュメント構造を持つコレクションでも、目的のデータを柔軟かつ正確に検索できるようになります。ぜひ実際の開発でも活用してみてください。
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