MongoDBでネストされた配列をソートする方法:$unwindと$sortを活用したクエリ
MongoDBでドキュメント内に格納されたネストされた配列(サブドキュメントの配列)をソートしたい場合、集計パイプライン(aggregate)を使い、$unwindで配列を展開した後に$sortで並べ替え、最後に$groupで再構成するのが定番のアプローチです。
この記事では、実際にコレクションを作成しながら、ネストされた配列をスコア順にソートする手順を解説します。
1. サンプルコレクションの作成
まず、ネストされた配列「details」を持つドキュメントを挿入してコレクションを作成します。
> db.demo505.insertOne(
... {
... "details": [
... {
... Name:"Chris",
... "Score":58
... }, {
...
... Name:"Bob",
... "Score":45
... }, {
...
... Name:"John",
... "Score":68
... }, {
...
... Name:"David",
... "Score":46
... }
... ]
... }
... );
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e882a6b987b6e0e9d18f574")
}2. find()メソッドで全ドキュメントを表示
挿入したデータをfind()メソッドで確認してみましょう。
> db.demo505.find();
実行すると、以下のような出力が得られます。現時点では配列内の要素は挿入順に並んでいます。
{ "_id" : ObjectId("5e882a6b987b6e0e9d18f574"), "details" : [
{ "Name" : "Chris", "Score" : 58 },
{ "Name" : "Bob", "Score" : 45 },
{ "Name" : "John", "Score" : 68 },
{ "Name" : "David", "Score" : 46 }
] }3. ネストされた配列をソートするクエリ
それでは、配列内の要素を「Score」の昇順にソートするクエリを見てみましょう。$unwind → $sort → $group の3段階のパイプラインで構成します。
> db.demo505.aggregate([
... { $unwind: "$details" },
... { $sort: { "details.Score": 1 } },
... { $group: { _id: "$_id", details: { $push: "$details" } } }
... ]);各ステージの役割は次のとおりです。
- $unwind:ネストされた配列「details」を個別のドキュメントに展開します。
- $sort:「details.Score」を基準に昇順(1)で並べ替えます。降順にしたい場合は「-1」を指定します。
- $group:元のドキュメントの_idごとに要素をまとめ直し、$pushで配列として再構築します。
4. 実行結果
上記のクエリを実行すると、Scoreの昇順にソートされた配列が出力されます。
{ "_id" : ObjectId("5e882a6b987b6e0e9d18f574"), "details" : [
{ "Name" : "Bob", "Score" : 45 },
{ "Name" : "David", "Score" : 46 },
{ "Name" : "Chris", "Score" : 58 },
{ "Name" : "John", "Score" : 68 }
] }このように、$unwindで配列を展開してから$sortで並べ替え、$groupで元の形に戻すことで、MongoDBでもネストされた配列を自由にソートできます。なお、複数のドキュメントが存在する場合も、_idごとにグループ化されるため、各ドキュメントの配列が独立して正しくソートされます。
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