MongoDBでフィールドの存在を確認する方法:$exists演算子の使い方を解説
MongoDBでは、$exists 演算子を使用することで、ドキュメント内に特定のフィールドが存在するかどうかを簡単に確認できます。この記事では、実際にコレクションを作成しながら、$exists 演算子の基本的な使い方を具体例とともに解説します。
サンプルコレクションの作成
まず、動作を理解するために、ドキュメントを含むコレクションを作成しましょう。以下のクエリを実行して、コレクションにドキュメントを挿入します。
> db.checkFieldExistsOrNotDemo.insertOne({"StudentName":"Larry"});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5c92ba4136de59bd9de063a1")
}
> db.checkFieldExistsOrNotDemo.insertOne({"StudentName":"John","StudentAge":21});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5c92ba4e36de59bd9de063a2")
}
> db.checkFieldExistsOrNotDemo.insertOne({"StudentName":"Chris","StudentAge":24,"StudentCountryName":"US"});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5c92ba6536de59bd9de063a3")
}
> db.checkFieldExistsOrNotDemo.insertOne({"StudentName":"Robert","StudentAge":21,"StudentCountryName":"UK","StudentHobby":["Teaching","Photography"]});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5c92ba9d36de59bd9de063a4")
}
このサンプルでは、4つの学生ドキュメントを作成しました。それぞれのドキュメントは持っているフィールドが異なり、Larry のドキュメントには「StudentName」のみ、Robert のドキュメントには「StudentHobby」など複数のフィールドが含まれています。このようにフィールド構成が不揃いなデータこそ、$exists 演算子が活躍する場面です。
登録したドキュメントの確認
find() メソッドを使って、コレクション内のすべてのドキュメントを表示してみましょう。
> db.checkFieldExistsOrNotDemo.find().pretty();
実行結果は以下の通りです。
{ "_id" : ObjectId("5c92ba4136de59bd9de063a1"), "StudentName" : "Larry" }
{
"_id" : ObjectId("5c92ba4e36de59bd9de063a2"),
"StudentName" : "John",
"StudentAge" : 21
}
{
"_id" : ObjectId("5c92ba6536de59bd9de063a3"),
"StudentName" : "Chris",
"StudentAge" : 24,
"StudentCountryName" : "US"
}
{
"_id" : ObjectId("5c92ba9d36de59bd9de063a4"),
"StudentName" : "Robert",
"StudentAge" : 21,
"StudentCountryName" : "UK",
"StudentHobby" : [
"Teaching",
"Photography"
]
}
$exists 演算子でフィールドの存在をチェックする
それでは、MongoDBでフィールドが存在するかどうかを確認するクエリを見ていきましょう。ケースごとに分けて説明します。
ケース1:フィールドが存在する場合
「StudentHobby」フィールドを持つドキュメントを検索するには、次のように { $exists: true } を指定します。
> db.checkFieldExistsOrNotDemo.find({ 'StudentHobby' : { '$exists' : true }}).pretty();
実行結果は以下の通りです。「StudentHobby」フィールドを持つのは Robert のドキュメントだけなので、その1件のみが返されます。
{
"_id" : ObjectId("5c92ba9d36de59bd9de063a4"),
"StudentName" : "Robert",
"StudentAge" : 21,
"StudentCountryName" : "UK",
"StudentHobby" : [
"Teaching",
"Photography"
]
}
ケース2:フィールドが存在しない場合
逆に、存在しないフィールド(ここでは例として「StudentTechnicalSubject」)に対して $exists: true を指定して検索するとどうなるでしょうか。
> db.checkFieldExistsOrNotDemo.find({ 'StudentTechnicalSubject' : { '$exists' : true }}).pretty();
どのドキュメントにもこのフィールドは存在しないため、検索結果は何も表示されません(空の結果セットが返ります)。
補足:存在しないフィールドを検索する方法
$exists 演算子は false を指定することもできます。{ 'フィールド名': { '$exists': false } } と記述すると、「そのフィールドを持たないドキュメント」だけを抽出できます。例えば、上記のコレクションで { 'StudentHobby': { '$exists': false } } を実行すると、Larry・John・Chris の3件が該当します。
まとめ
MongoDBでフィールドの有無を確認する際は、$exists 演算子を使うのが基本です。ポイントを整理すると以下の通りです。
{ フィールド名: { $exists: true } }… 指定したフィールドを持つドキュメントを取得{ フィールド名: { $exists: false } }… 指定したフィールドを持たないドキュメントを取得- フィールドが存在しても値が null の場合は注意が必要。null 値を除外したい場合は
$ne: nullとの組み合わせを検討しましょう
スキーマが柔軟なMongoDBならではの課題である「フィールドの有無の判定」を、$exists 演算子を使いこなして効率的に解決しましょう。
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