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PHPのtimezone_transitions_get()関数とは?使い方とサンプルコードを解説

PHPのtimezone_transitions_get()関数は、指定したタイムゾーンにおけるすべての遷移(トランジション)情報を取得するための関数です。サマータイム(DST)への切り替えやUTCオフセットの変更履歴など、タイムゾーンに関する詳細なデータを配列として受け取ることができます。なお、この関数はPHP 5.3以降で利用可能であり、オブジェクト指向の書き方では DateTimeZone::getTransitions() メソッドに相当します。

構文

timezone_transitions_get(obj)

パラメータ

  • obj − 遷移情報を取得したいタイムゾーンを表すDateTimeZoneオブジェクトを指定します。

戻り値

timezone_transitions_get()関数は、成功した場合にすべての遷移情報を含む連想配列を要素とする、数値インデックスの配列を返します。失敗した場合はFALSEを返します。

各連想配列には以下のキーが含まれます。

  • ts − 遷移が発生したUnixタイムスタンプ
  • time − 遷移の日時(ISO 8601形式)
  • offset − UTCからのオフセット(秒)
  • isdst − サマータイム期間中かどうか
  • abbr − タイムゾーンの略称(例:LMT、JSTなど)

使用例

以下は、タイムゾーン「Asia/Colombo」の遷移情報を取得する例です。

<?php
$tz = timezone_open('Asia/Colombo');
$res = timezone_transitions_get($tz);
print_r(array_slice($res, 0, 2));
?>

出力結果

Array (
    [0] => Array (
        [ts] => -9223372036854775808
        [time] => -292277022657-01-27T08:29:52+0000
        [offset] => 19164
        [isdst] =>
        [abbr] => LMT
    )
    [1] => Array (
        [ts] => -2147483648
        [time] => 1901-12-13T20:45:52+0000
        [offset] => 19172
        [isdst] =>
        [abbr] => MMT
    )
)

この例では、array_slice()を使って先頭の2件のみを表示しています。実際には、タイムゾーンごとに多数の遷移レコードが存在します。

続いて、別の例を見てみましょう。

使用例(Europe/Parisの場合)

<?php
$tz = timezone_open('Europe/Paris');
$res = timezone_transitions_get($tz);
print_r(array_slice($res, 0, 2));
?>

出力結果

Array (
[0] => Array (
    [ts] => -9223372036854775808
    [time] => -292277022657-01-27T08:29:52+0000
    [offset] => 561
    [isdst] =>
    [abbr] => LMT
)
[1] => Array (
    [ts] => -2147483648
    [time] => 1901-12-13T20:45:52+0000
    [offset] => 561
    [isdst] =>
    [abbr] => PMT
)
)

このように、timezone_transitions_get()関数を使えば、地域ごとの歴史的な時刻変更やサマータイムの適用状況をプログラムから簡単に確認できます。日付処理の正確性が求められるアプリケーションで特に役立つ関数です。

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