PHPのmt_rand()関数とは?乱数生成の使い方とサンプルコードを解説
mt_rand()関数の定義と使い方
関数名に含まれる「mt」というプレフィックスは、メルセンヌ・ツイスター(Mersenne Twister)を意味しています。mt_rand()関数は、メルセンヌ・ツイスター乱数生成アルゴリズムを使用して整数値を返す関数です。PHPのrand()関数の代替(ドロップインリプレースメント)としてそのまま置き換えて使うことができます。
引数を指定しない場合、戻り値の範囲はデフォルトで0からmt_getrandmax()が返す値までとなります。64ビット版Windows OSの場合、最大値は2147483647です。mt_rand()関数は、引数なしで呼び出すことも、minとmaxの2つのパラメータを指定して呼び出すことも可能です。
この関数が返す値は常に整数型(int)です。
構文
mt_rand ( void ) : int mt_rand ( int $min , int $max ) : int
パラメータ
| 番号 | パラメータと説明 |
|---|---|
| 1 | min 乱数を取得する範囲の下限です。デフォルト値は0です。 |
| 2 | max 乱数を取得する範囲の上限です。デフォルト値はmt_getrandmax()の戻り値です。 |
戻り値
PHPのmt_rand()関数は、メルセンヌ・ツイスター乱数生成手法を用いて、minからmaxまでの間の整数値を返します。この関数はrand()関数の約4倍の速度で動作するという特徴があります。ただし、暗号化目的での使用には適していない点に注意してください。セキュリティに関わる処理にはrandom_int()やrandom_bytes()などの暗号学的に安全な関数を使用することが推奨されます。
対応するPHPバージョン
この関数はPHP 4.x、PHP 5.x、PHP 7.xのすべてのバージョンで利用可能です。
使用例①:引数なしで呼び出す
次の例では、引数を指定せずにmt_rand()を呼び出して乱数を取得しています。
<?php echo "引数なしのmt_rand() = " . mt_rand() . "\n"; echo "もう一度、引数なしのmt_rand() = " . mt_rand() . "\n"; ?>
出力結果
乱数であるため、実行するたびに異なる値が出力される可能性があります。
引数なしのmt_rand() = 173620951 もう一度、引数なしのmt_rand() = 749065865
使用例②:minとmaxを指定する
次の例では、mt_rand()関数にminとmaxの引数を指定して、特定の範囲内の乱数を取得しています。
<?php echo "mt_rand(11,30) = " . mt_rand(11,30) . "\n"; echo "mt_rand(11,30) = " . mt_rand(11,30) . "\n"; ?>
出力結果
この場合も乱数のため、実行ごとに異なる値が返されます。
mt_rand(11,30) = 24 mt_rand(11,30) = 14
使用例③:小数を指定した場合の動作
minおよびmaxパラメータにfloat型(小数)の値を渡した場合、小数点以下は切り捨てられます。
<?php echo "mt_rand(10.55,50.95) = " . mt_rand(10.55, 50.95) . "\n"; ?>
出力結果
実行結果の一例は以下のとおりです。
mt_rand(10.55,50.95) = 31
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