PHPの$_POST変数とは?基本からhtmlspecialchars()での安全な使い方まで徹底解説
はじめに
PHPの$_POSTは、事前に定義されたスーパーグローバル変数の一つです。HTTP POSTメソッドでURLに送信されたデータが、キーと値のペアからなる連想配列として格納されます。この変数で受け取れるのは、リクエストのContent-Typeがapplication/x-www-form-urlencodedまたはmultipart/form-dataの場合です。
$HTTP_POST_VARSという変数にも同じ情報が含まれていましたが、こちらはスーパーグローバルではないため、現在では非推奨(deprecated)となっています。新規のコードでは必ず$_POSTを使用しましょう。
HTMLフォームからPOSTデータを送信する方法
POSTリクエストを使ってサーバーへデータを送信する最も簡単な方法は、HTMLフォームのmethod属性を「POST」に指定することです。
例として、ブラウザで開いているURLがhttps://localhost/testscript.phpであるとします。以下のようなフォームを持つtest.htmlを作成します。
<form action="testscript.php" method="POST">
<input type="text" name="name">
<input type="text" name="age">
<input type="submit" value="送信">
</form>ユーザーがフォームに入力して送信ボタンを押すと、入力内容がPOSTリクエストとしてtestscript.phpへ送られます。受け取る側のPHPスクリプトは次のように記述します。
サンプルコード:$_POSTで値を受け取る
<?php echo "名前 : " . $_POST["name"] . "<br>"; echo "年齢 : " . $_POST["age"]; ?>
実行結果
上記のスクリプトを実行すると、次のような出力が得られます(ユーザーが name=xyz、age=20 と入力した場合)。
Name : xyz Age : 20
$_POST["name"]や$_POST["age"]のように、フォームのname属性で指定した名前をキーとして連想配列から値を取り出せます。非常にシンプルですね。
セキュリティ対策:htmlspecialchars()関数の活用
ユーザーからの入力をそのまま画面に出力すると、悪意あるスクリプトが埋め込まれるXSS(クロスサイトスクリプティング)攻撃の危険性があります。これを防ぐために、htmlspecialchars()関数を使って特殊文字をHTMLエンティティに変換することが推奨されます。
htmlspecialchars()関数によって変換される主な文字は以下の通りです。
| 元の文字 | 変換後(HTMLエンティティ) |
|---|---|
| &(アンパサンド) | & |
| "(ダブルクォート) | " |
| '(シングルクォート) | ' または ' |
| <(小なり記号) | < |
| >(大なり記号) | > |
それでは、htmlspecialchars()関数を使用した安全なコード例を見てみましょう。ここでもユーザーが name=xyz および age=20 を入力したものとします。
サンプルコード:htmlspecialchars()を使った出力
<?php echo "Name: " . htmlspecialchars($_POST["name"]) . "<br>"; echo "age: " . htmlspecialchars($_POST["age"]) . "<br>"; ?>
実行結果
Name : xyz Age : 20
このように、$_POSTの値を直接出力するのではなく、htmlspecialchars()関数を通すことで、特殊文字が無害化され、安全にブラウザへ表示できます。
まとめ
- $_POSTは、HTTP POSTメソッドで送信されたフォームデータを連想配列として保持するスーパーグローバル変数である
- HTMLフォームのmethod属性を「POST」にすることで、最も手軽にデータを送信できる
- 古い$HTTP_POST_VARSは非推奨のため使用しない
- 出力時にはhtmlspecialchars()関数で特殊文字をエスケープし、XSS対策を行うのが鉄則
$_POSTはPHPのフォーム処理において欠かせない変数です。基本的な使い方とあわせて、セキュリティ面の対策もしっかり身につけておきましょう。
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