PHPのftp://およびftps://ラッパーの使い方と注意点
はじめに
PHPには、FTPプロトコル経由でURLにアクセスするためのftp://およびftps://というストリームラッパーが用意されています。これらのラッパーを使うと、リモートサーバー上のファイルを読み込むことができ、さらに新しいファイルを作成することも可能です。ただし、サーバー側でパッシブモード(PASVモード)のFTPがサポートされていない場合、接続は失敗します。
なお、FTPプロトコルを使用するストリームでは、読み込みと書き込みを同時に行うことはできません。既存のファイルを上書きしたい場合は、コンテキストオプションで上書き(overwrite)を指定する必要があります。
php.iniファイルには「from」ディレクティブがあり、認証なし(匿名)のFTP接続時に使用されるメールアドレスを指定できます。この値が設定されている場合、匿名FTPのパスワードとして利用されます。
また、PHPのFTP拡張機能を有効にすれば、より柔軟なFTP操作を行うこともできます。
ftps://の利用条件
ftps://は、php.iniでopenssl拡張機能が有効になっている場合にのみサポートされます。サーバー側がSSLに対応していない場合、接続は自動的に暗号化されていない通常のFTPモードへフォールバックされるので注意してください。
使用例
ftp://example.com/pub/test.txt ftps://user:password@example.com/pub/test.txt
ユーザー名とパスワードが必要なサーバーにアクセスする場合は、上記のようにURL内に認証情報を含めて指定します。
-
Windows Server 2012 R2でFTPS(FTP over SSL/TLS)サーバーを構築する完全ガイド
ファイル転送に広く使われているFTPには、大きな弱点があります。それは、転送されるデータを保護・暗号化する仕組みが標準では用意されていないという点です。FTPサーバーに接続する際、ユーザー名やパスワードも平文で送信されるため、盗聴のリスクにさらされます。特に公衆回線などの信頼できない通信経路を使ってデータを転送する場合は、FTPSやSFTPなど、より安全なプロトコルを利用することが推奨されます。本記事では、Windows Server 2012 R2上にFTPSサーバーを構築する手順を詳しく解説します。 FTPSとSFTPの違いについて FTPSプロトコル(FTP over SSL/TLS、F
-
PHPのpi()関数とは?使い方と定義済み定数との対応を実例付きで解説
pi()関数の定義と使い方PHPのpi()関数は、数学定数π(円周率)の値を返す関数です。戻り値はfloat型の「3.14159265359」であり、PHPにあらかじめ定義されている定数M_PIとまったく同じ値になります。構文pi ( void ) : floatパラメータこの関数は引数を受け取りません。引数なしでそのまま呼び出すことができます。戻り値pi()関数は数学定数πの値を返し、定義済みの数学定数M_PIと等価です。数式の中では、M_PIの代わりにpi()関数を使うこともできます。対応するPHPバージョンこの関数はPHP 4.x、PHP 5.x、PHP 7.xのすべてのバージョンで利用