フォーク爆弾とは?BASHとC言語での実装例を徹底解説
フォーク爆弾(Fork Bomb)は、Linuxベースのシステムを標的とするDoS(Denial of Service/サービス拒否)攻撃の一種です。fork()システムコールを無限回呼び出し続けることで、システムのメモリやプロセステーブルを埋め尽くし、最終的にマシン全体を停止させる悪意あるプログラムです。
BASHによるフォーク爆弾
BASHで記述されたフォーク爆弾は、わずか十数文字という短いコードで構成されていることでも有名です。
:(){ :|:& };:
コードの解説
この一見不可思議なコードは、次のように分解して理解できます。
- :( ) — 「:」という名前の関数を定義しています。
- { } — 関数の本体(処理内容)を表します。
- :|:& — 自分自身をパイプで連結しながらバックグラウンドで実行します。これによりメモリ領域が確保され続け、解放されなくなります。
- ;: — 定義した関数を呼び出し、爆弾を起動します。
この関数は自分自身を何度も呼び出すため、プロセスが無限に生成され続けます。その結果、システムリソースが枯渇し、マシンは応答不能状態に陥ります。
C言語によるフォーク爆弾
C言語でも同じ種類のDoS攻撃を実装できます。Cコンパイラでビルド・実行すると、fork()への無限の呼び出しが発生し、メモリ割り当てを繰り返してシステムのメモリを使い果たします。
サンプルコード
#include <unistd.h>
#include <malloc.h>
int main() {
while (1) {
fork();
}
}
実行結果
無限にプロセスが生成され続ける
注意点
フォーク爆弾は非常に単純なコードですが、実行するとシステム全体がフリーズし、強制的な再起動が必要になる場合があります。学習目的であっても、実環境での実行は絶対に行わないでください。動作を確認したい場合は、ulimitコマンドなどでユーザーが生成できるプロセス数を制限したうえで、仮想マシンなどの隔離環境を使用することを強くおすすめします。
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