C言語のbar()関数とは?グラフィックスで塗りつぶし矩形を描く方法
bar() 関数は、C言語のグラフィックス描画に使用される関数の一つです。図形を描くための各種関数がまとめられた graphics.h ヘッダーファイルの中に定義されており、このヘッダーをインクルードすることで利用できます。
bar()関数の構文
void bar(int left, int top, int right, int bottom);
bar() 関数は、棒グラフの「バー」のような2次元の図形、すなわち塗りつぶされた長方形を描画するために使われます。引数は4つあり、それぞれ以下の座標を指定します。
- left / top: 長方形の左上隅の (X, Y) 座標
- right / bottom: 長方形の右下隅の (X, Y) 座標
サンプルプログラム
実際に bar() 関数を使って長方形を描画するプログラムを見てみましょう。
#include <graphics.h>
#include <conio.h>
int main() {
int gd = DETECT, gm;
initgraph(&gd, &gm, "C:\\TC\\BGI");
bar(120, 120, 250, 250);
getch();
closegraph();
return 0;
}プログラムの解説
initgraph()でグラフィックシステムを初期化します。DETECTを指定すると、自動的に最適なグラフィックドライバーとモードが選択されます。bar(120, 120, 250, 250)により、左上 (120, 120)、右下 (250, 250) を対角とする塗りつぶし長方形が描画されます。getch()でキー入力を待ち、closegraph()でグラフィックモードを終了して画面を元の状態に戻します。
実行結果
このプログラムをコンパイルして実行すると、画面上に指定した座標間に塗りつぶされた長方形(バー)が表示されます。

まとめ
bar() 関数は、Borland Graphics Interface(BGI)環境で塗りつぶし矩形を簡単に描ける便利な関数です。棒グラフの作成や簡易的なUI要素の描画などにも応用できるため、C言語でグラフィックスを学ぶ際の基本として押さえておきましょう。
-
C言語のfillpoly()関数とは?図形の塗りつぶし方法を解説
概要C言語のグラフィックス用ヘッダーファイル「graphics.h」には、三角形、四角形、五角形、六角形などの多角形(ポリゴン)を描画し、その内部を塗りつぶすための fillpoly() 関数が用意されています。この関数は、線のみを描く drawpoly() 関数と同じ引数を受け取る点が特徴です。構文void fillpoly( int number, int *polypoints );各引数の意味は以下の通りです。number:頂点の数を n とした場合、「n + 1」個の点の数を指定します。polypoints:「n × 2」個の整数からなる配列へのポインタです。整数は2つで1組となり、
-
C++で学ぶコンピュータグラフィックスのポイントクリッピングアルゴリズム
コンピュータグラフィックスにおけるクリッピングとはコンピュータグラフィックスは、コンピュータの画面上に画像や図形を描画する技術です。ここでは、画面を2次元座標系として扱います。この座標系は左上の原点 (0,0) から始まり、右下に向かって広がります。ビューイングプレーン(視野面)とは、コンピュータグラフィックスにおいて図形を描画するために定義された領域のことであり、画面上の可視範囲を指します。クリッピングとは、このビューイングプレーンの外側にある点や図形を取り除く処理のことです。クリッピングを理解するために、具体例を見てみましょう。上図の例では、青色で示されたビューイングプレーンの外側にある点