C#でのファイル処理入門:FileStreamの基本とDirectoryInfoによるファイル一覧の取得
ファイルとは、特定の名前とディレクトリパスを持つ、ディスク上に保存されたデータの集合です。そして、ファイルを読み書きのために開くと、そのファイルは「ストリーム」として扱われます。
FileStreamオブジェクトの作成
C#で新しいファイルを作成したり、既存のファイルを開いたりするには、FileStreamオブジェクトを作成する必要があります。FileStreamオブジェクトを作成する構文は以下の通りです。
FileStream <object_name> = new FileStream( <file_name>, <FileMode Enumerator>, <FileAccess Enumerator>, <FileShare Enumerator>);
この構文では、ファイル操作の動作を制御するために、3つの列挙体(FileMode、FileAccess、FileShare)を指定します。それぞれの役割を詳しく見ていきましょう。
FileMode列挙体
FileMode列挙体は、ファイルを開く際のさまざまな方法を定義します。主なメンバーは以下の通りです。
Append - 既存のファイルを開き、カーソルをファイルの末尾に移動します。ファイルが存在しない場合は新しく作成します。
Create - 新しいファイルを作成します。同名のファイルが既に存在する場合は上書きされます。
CreateNew - オペレーティングシステムに対して、新しいファイルの作成を指示します。既に同名のファイルが存在する場合は例外がスローされます。
Open - 既存のファイルを開きます。ファイルが存在しない場合は例外がスローされます。
OpenOrCreate - ファイルが存在すればそれを開き、存在しなければ新しいファイルを作成するようオペレーティングシステムに指示します。
Truncate - 既存のファイルを開き、そのサイズを0バイトに切り詰めます。
FileAccess列挙体
FileAccess列挙体は、ファイルへのアクセス権限を指定します。次の3つのメンバーがあります。
Read - 読み取り専用アクセス
ReadWrite - 読み取りおよび書き込みアクセス
Write - 書き込み専用アクセス
FileShare列挙体
FileShare列挙体は、他のプロセスからの同時アクセスをどのように許可するかを定義します。主なメンバーは以下の通りです。
Inheritable - ファイルハンドルを子プロセスに継承することを許可します。
None - 現在のファイルの共有を拒否します。
Read - ファイルを読み取り目的で開くことを許可します。
ReadWrite - ファイルを読み取り・書き込み両方の目的で開くことを許可します。
Write - ファイルを書き込み目的で開くことを許可します。
実践例:ディレクトリ内のファイル情報を取得する
ここで、DirectoryInfoクラスを使用して、特定のディレクトリ内のファイル名とサイズを取得する具体例を見てみましょう。
using System;
using System.IO;
class Program
{
static void Main()
{
// DirectoryInfoオブジェクトの作成
DirectoryInfo mydir = new DirectoryInfo(@"d:\Demo");
// ディレクトリ内のファイルと、その名前・サイズを取得
FileInfo[] f = mydir.GetFiles();
foreach (FileInfo file in f)
{
Console.WriteLine("File Name: {0} Size: {1}", file.Name, file.Length);
}
}
}このコードでは、まずDirectoryInfoオブジェクトを作成して対象のディレクトリを表し、続いてGetFiles()メソッドを呼び出すことで、そのディレクトリに含まれるすべてのファイルをFileInfo配列として取得しています。最後にforeachループで各ファイルの名前(Nameプロパティ)とサイズ(Lengthプロパティ)をコンソールに出力します。
このように、C#のSystem.IO名前空間が提供するクラスを組み合わせることで、ファイルやディレクトリの操作を簡単かつ柔軟に行うことができます。
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