C#のシングルトンクラスとは?実装方法とサンプルコードを解説
シングルトンクラスとは
シングルトンパターン(Singleton Pattern)は、クラスのインスタンスがアプリケーション内で1つだけ存在することを保証するデザインパターンです。データの割り当てやインスタンス化が一度だけ行われるため、メモリの無駄な消費を抑えることができます。
シングルトンクラスには通常のメソッドを持たせることが可能で、その唯一のインスタンスを通じてメソッドを呼び出します。
複数インスタンスの生成を防ぐ方法
クラスの複数のインスタンスが作成されるのを防ぐには、プライベートコンストラクタ(private constructor)を使用します。コンストラクタをprivateにすることで、外部からnewキーワードによるインスタンス生成ができなくなります。
public class Singleton {
static Singleton b = null;
private Singleton() {
}
}
C#でのシングルトンクラスの実装例
以下は、C#でシングルトンクラスを実装し、そのメソッドを呼び出す完全なサンプルコードです。
using System;
class Singleton {
public static readonly Singleton _obj = new Singleton();
public void Display() {
Console.WriteLine(true);
}
Singleton() {}
}
class Demo {
public static void Main() {
Singleton._obj.Display();
}
}
出力結果:
True
コードのポイント
static readonlyフィールドにより、インスタンスはクラスの初期化時に1度だけ生成されます。- コンストラクタがprivateのため、外部から
new Singleton()と記述するとコンパイルエラーになります。 - 静的フィールド
_objを経由して、唯一のインスタンスにアクセスします。
補足:スレッドセーフ性について
上記のようなstatic readonlyを使った実装は、.NETランタイムによって型の初期化が保証されるため、シンプルでありながらスレッドセーフです。マルチスレッド環境で利用する場合は、この方式かLazy<T>クラスを使用するのが推奨されます。
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