C#で大文字と小文字を区別しないDictionary(辞書)を作成する方法
C#で大文字と小文字を区別しないDictionaryを使うには
C#のDictionaryは、デフォルトではキーの大文字と小文字を区別します。そのため、"cricket"と"CRICKET"は異なるキーとして扱われます。
大文字と小文字を区別せずにキーを比較したい場合は、Dictionaryを宣言するときに比較子としてStringComparer.OrdinalIgnoreCaseを指定します。
大文字・小文字を無視するDictionaryの宣言方法
コンストラクタの引数にStringComparer.OrdinalIgnoreCaseを渡すだけで、大文字と小文字を区別しないDictionaryを作成できます。
Dictionary<string, int> dict = new Dictionary<string, int>(StringComparer.OrdinalIgnoreCase);
サンプルコード
以下は、大文字と小文字を区別しないDictionaryを使用した完全なコード例です。
using System;
using System.Collections.Generic;
public class Program {
public static void Main() {
// 大文字と小文字を区別しないDictionaryを作成
Dictionary<string, int> dict = new Dictionary<string, int>(StringComparer.OrdinalIgnoreCase);
dict.Add("cricket", 1);
dict.Add("football", 2);
foreach (var val in dict) {
Console.WriteLine(val.ToString());
}
// "cricket" と "CRICKET" は同じキーとして扱われる
Console.WriteLine(dict["cricket"]);
Console.WriteLine(dict["CRICKET"]);
}
}
実行結果
[cricket, 1] [football, 2] 1 1
コードの解説
この例では、小文字の"cricket"というキーで値を追加した後、すべて大文字の"CRICKET"でアクセスしても、同じ値「1」が取得できています。これは、StringComparer.OrdinalIgnoreCaseを指定することで、キー同士の比較時に大文字と小文字の違いが無視されるためです。
なお、StringComparerには用途に応じて使い分けられる複数の種類があります。
StringComparer.Ordinal:大文字と小文字を区別して比較(デフォルトの動作に近い)StringComparer.OrdinalIgnoreCase:大文字と小文字を区別せずに比較StringComparer.InvariantCultureIgnoreCase:カルチャに依存しない形式で、大文字と小文字を無視して比較
ユーザー入力や外部データをキーとして扱う場合など、表記ゆれを吸収したいシーンではOrdinalIgnoreCaseを活用すると、意図しないキーの重複や検索漏れを防ぐことができます。
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