C#のQueue.GetEnumerator()メソッドとは?使い方とサンプルコードを解説
C#のQueue.GetEnumerator()メソッドは、Queue(キュー)に格納された要素を先頭から順番に走査するための列挙子(IEnumerator)を返すメソッドです。この列挙子を使うことで、foreachループを使わずにキュー内の各要素へアクセスできます。
構文
GetEnumerator()メソッドの構文は以下のとおりです。
public virtual System.Collections.IEnumerator GetEnumerator ();
パラメータと戻り値
- パラメータ:なし
- 戻り値:Queueの要素を反復処理するためのSystem.Collections.IEnumeratorオブジェクト
使い方のポイント
取得した列挙子は、通常以下の手順で使用します。
- MoveNext()メソッドで次の要素へ進む(戻り値がtrueの間、要素が残っていることを意味します)
- Currentプロパティで現在位置の要素を取得する
使用例1:複数のキューを列挙する
まずは基本的な使用例を見てみましょう。2つのキューを作成し、それぞれの要素を列挙子で出力しています。
using System;
using System.Collections;
public class Demo {
public static void Main(){
Queue queue = new Queue();
queue.Enqueue(100);
queue.Enqueue(200);
queue.Enqueue(300);
queue.Enqueue(400);
Console.WriteLine("Queue1...");
IEnumerator demoEnum = queue.GetEnumerator();
while (demoEnum.MoveNext()){
Console.WriteLine(demoEnum.Current);
}
Queue queue2 = new Queue();
queue2.Enqueue(100);
queue2.Enqueue(150);
queue2.Enqueue(300);
queue2.Enqueue(400);
Console.WriteLine("\nQueue2...");
demoEnum = queue2.GetEnumerator();
while (demoEnum.MoveNext()){
Console.WriteLine(demoEnum.Current);
}
Console.WriteLine(queue.Equals(queue2));
}
}実行結果
上記のコードを実行すると、次のような出力が得られます。
Queue1... 100 200 300 400 Queue2... 100 150 300 400 False
最後の「False」は、2つのキューの内容が異なるため、Equals()メソッドの比較結果がfalseになったことを示しています。
使用例2:多数の要素を持つキューを列挙する
続いて、10個の要素を持つキューを列挙子で順に出力する例です。
using System;
using System.Collections;
public class Demo {
public static void Main(){
Queue queue = new Queue();
queue.Enqueue(100);
queue.Enqueue(200);
queue.Enqueue(300);
queue.Enqueue(400);
queue.Enqueue(500);
queue.Enqueue(600);
queue.Enqueue(700);
queue.Enqueue(800);
queue.Enqueue(900);
queue.Enqueue(1000);
Console.WriteLine("Queue...");
IEnumerator demoEnum = queue.GetEnumerator();
while (demoEnum.MoveNext()){
Console.WriteLine(demoEnum.Current);
}
}
}実行結果
実行すると、キューに追加した順序どおりにすべての要素が出力されます。
Queue... 100 200 300 400 500 600 700 800 900 1000
まとめ
Queue.GetEnumerator()メソッドを使えば、キュー内の要素をFIFO(先入れ先出し)の順序で簡単に走査できます。MoveNext()とCurrentを組み合わせたwhileループは、列挙子を扱う際の基本パターンなので、ぜひ覚えておきましょう。
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