C#のQueue.CopyTo()メソッドの使い方を徹底解説!配列へのコピー方法と実行例
C#のQueue.CopyTo()メソッドは、キュー(Queue)に格納されている要素を、既存の1次元配列へ指定したインデックス位置からコピーするために使用されるメソッドです。キューの内容を配列として扱いたい場合や、既存の配列の一部にキューの要素を挿入したい場合などに便利です。
構文
CopyTo()メソッドの構文は以下の通りです。
public virtual void CopyTo (Array arr, int index);
パラメータ
arr:キューからコピーされた要素の格納先となる1次元配列を指定します。
index:コピーを開始する配列内の位置を、0から始まるインデックスで指定します。
なお、このメソッドを使用する際には以下の点に注意が必要です。
- arrがnullの場合、ArgumentNullExceptionがスローされます。
- indexが負の値の場合、ArgumentOutOfRangeExceptionがスローされます。
- 配列の容量が不足している場合、ArgumentExceptionがスローされます。
使用例1:int型のキューを配列へコピー
まずは、int型のキューを配列にコピーする基本的な例を見てみましょう。
using System;
using System.Collections.Generic;
public class Demo {
public static void Main() {
Queue<int> queue = new Queue<int>();
queue.Enqueue(100);
queue.Enqueue(200);
queue.Enqueue(300);
Console.Write("要素数 = ");
Console.WriteLine(queue.Count);
Console.WriteLine("キューの内容...");
foreach(int i in queue) {
Console.WriteLine(i);
}
Console.WriteLine("キューに500は含まれているか? = " + queue.Contains(500));
int[] intArr = new int[5];
intArr[0] = 1;
intArr[1] = 2;
intArr[2] = 3;
intArr[3] = 4;
// インデックス1からキューの要素をコピー
queue.CopyTo(intArr, 1);
Console.WriteLine("\nキュー(更新後)");
foreach(int i in queue) {
Console.WriteLine(i);
}
Console.WriteLine("\n配列(更新後)");
foreach(int i in intArr) {
Console.WriteLine(i);
}
}
}出力結果
上記のコードを実行すると、以下のような出力が得られます。
要素数 = 3 キューの内容... 100 200 300 キューに500は含まれているか? = False キュー(更新後) 100 200 300 配列(更新後) 1 100 200 300 0
この例では、初期値「1, 2, 3, 4」が入った長さ5の配列に対して、インデックス1からキューの要素(100, 200, 300)をコピーしています。その結果、配列は「1, 100, 200, 300, 0」となり、元の値2〜4が上書きされ、最後の要素0はそのまま残っていることがわかります。
使用例2:string型のキューを配列へコピー
次に、string型のキューを使った別の例を見てみましょう。
using System;
using System.Collections.Generic;
public class Demo {
public static void Main() {
Queue<string> queue = new Queue<string>();
queue.Enqueue("Tim");
queue.Enqueue("Jack");
queue.Enqueue("Nathan");
queue.Enqueue("Tom");
queue.Enqueue("David");
queue.Enqueue("Mark");
Console.Write("要素数 = ");
Console.WriteLine(queue.Count);
Console.WriteLine("キューの内容...");
foreach(string i in queue) {
Console.WriteLine(i);
}
string[] strArr = new string[10];
strArr[0] = "AB";
strArr[1] = "BC";
strArr[2] = "DE";
strArr[3] = "EF";
// インデックス1からキューの要素をコピー
queue.CopyTo(strArr, 1);
Console.WriteLine("\nキュー(更新後)");
foreach(string i in queue) {
Console.WriteLine(i);
}
Console.WriteLine("\n配列(更新後)");
foreach(string i in strArr) {
Console.WriteLine(i);
}
}
}出力結果
上記のコードを実行すると、以下のような出力が得られます。
要素数 = 6 キューの内容... Tim Jack Nathan Tom David Mark キュー(更新後) Tim Jack Nathan Tom David Mark 配列(更新後) AB Tim Jack Nathan Tom David Mark
この例では、6つの名前が格納されたキューを、長さ10の文字列配列のインデックス1からコピーしています。先頭の「AB」は保持され、それ以降にキューの要素が順番に書き込まれています。また、CopyTo()メソッドはあくまでコピーを行うため、元のキューの内容は変更されない点にも注目してください。
まとめ
Queue.CopyTo()メソッドを使うことで、キューの要素を簡単に既存の配列へコピーできます。コピー開始位置を自由に指定できるため、配列の一部だけをキューの内容で置き換えたい場合に特に有用です。ただし、コピー先の配列サイズが十分であることを事前に確認し、例外処理も適切に行うことが重要です。
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