C#でリフレクションを使ってプロパティ値を動的に取得する方法
C#ではリフレクション(Reflection)を活用することで、プロパティの値を動的に取得できます。
リフレクションは、アセンブリ・モジュール・型を記述するオブジェクト(Type型)を提供します。これにより、実行時に型のインスタンスを動的に生成したり、既存のオブジェクトから型情報を取得してメソッドを呼び出したり、フィールドやプロパティへアクセスしたりすることが可能になります。さらに、コード内で属性(Attribute)を使用している場合も、リフレクション経由でそれらにアクセスできます。
.NETのリフレクションにおいて中心的な役割を担うのが、System.Reflection名前空間とSystem.Typeクラスです。この2つが連携することで、型に関するさまざまな情報を実行時に調べることができます。
コード例
using System;
using System.Text;
namespace DemoApplication {
public class Program {
static void Main(string[] args) {
var employeeType = typeof(Employee);
var employee = Activator.CreateInstance(employeeType);
SetPropertyValue(employeeType, "EmployeeId", employee, 1);
SetPropertyValue(employeeType, "EmployeeName", employee, "Mark");
GetPropertyValue(employeeType, "EmployeeId", employee);
GetPropertyValue(employeeType, "EmployeeName", employee);
Console.ReadLine();
}
static void SetPropertyValue(Type type, string propertyName, object instanceObject, object value) {
type.GetProperty(propertyName).SetValue(instanceObject, value);
}
static void GetPropertyValue(Type type, string propertyName, object instanceObject) {
Console.WriteLine($"Value of Property {propertyName}: {type.GetProperty(propertyName).GetValue(instanceObject, null)}");
}
}
public class Employee {
public int EmployeeId { get; set; }
public string EmployeeName { get; set; }
}
}実行結果
上記のコードを実行すると、次の出力が得られます。
Value of Property EmployeeId: 1 Value of Property EmployeeName: Mark
この例では、typeof()でEmployeeクラスの型情報を取得し、その型とプロパティ名をもとに、リフレクションによって各プロパティ値が設定されています。同様に値を取得する際には、GetProperty()メソッドで対象のプロパティ情報を取得し、GetValue()を呼び出しています。この仕組みを利用すれば、実行時に任意のプロパティの値を動的に読み書きできます。
実装時の注意点
- 指定した名前のプロパティが存在しない場合、
GetProperty()はnullを返すため、実際の開発ではnullチェックを行うのが安全です。 - リフレクションは通常の直接アクセスよりも処理速度が遅いため、ループ内など高頻度で呼び出す場面ではパフォーマンスへの配慮が必要です。
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