WordPressのファーマハック(Pharma Hack)とは?感染原因とクリーンアップ方法を徹底解説
自分のWebサイトがハッキングされたと気づくほど腹立たしいことはありません。大切なのは冷静さを保つことです。この記事では、ファーマハック(pharma hack)攻撃への対処法を解説し、WordPressサイトで実際にどう対応すればよいのかをご紹介します。
ただし、ファーマハックの手動除去は複雑で時間のかかる作業です。マルウェア除去プラグインを使えば、短時間でサイトをクリーンアップできるため、そちらの利用をおすすめします。
本記事では、「WordPressバイアグラハック(Viagra hack)」の修復方法だけでなく、サイトがどのように侵入されたのか、そしてハッカーの狙いは何なのかについても詳しく説明します。
要約: WordPressのファーマハックを迅速に除去するには、MalCareのようなセキュリティプラグインを導入しましょう。ボタンをクリックするだけで数分以内にサイトをクリーンアップできる唯一のセキュリティプラグインです。
ファーマハックとは何か?
ファーマハック(別名:Googleバイアグラハック)は、SEOスパム攻撃の一種で、正規のWebサイトを利用して違法医薬品を販売する手口です。ハッカーはサイトを乗っ取り、favicon.icoウイルスなどのマルウェアを注入し、そのサイトを使ってバイアグラ、シアリス、レビトラといった違法薬物を販売します。

これらの薬物の販売(特に処方箋なしでの販売)は違法です。だからこそハッカーは寄生虫のようにあなたのサイトを乗っ取り、そのリソースを食い物にして違法薬物を売りつけようとするのです。
違法薬物の販売は非常に利益率が高く競争の激しいビジネスです。販売者は優良サイトからの被リンク構築などSEO施策によって自社サイトの順位を上げようとしており、あなたのサイトは恰好の標的になってしまったのです。
残念ながら、Googleは違法医薬品を販売する悪質なサイトへのリンクが張られていることを発見すると、サイトをブラックリストに登録します。これはファーマハックによる多くの深刻な被害のほんの一例にすぎません。
WordPressファーマハックの検出方法
おそらく、サイトに何かしらの異変を感じ、少し調べてみるとファーマハックに行き着いたのではないでしょうか。
この種のハッキングでは、直接サイトにアクセスしてもすべて正常に見えることがよくあります。顧客から「意味不明なポップアップが表示され、違法薬物のページにリダイレクトされる」と指摘されて初めて気づくケースも少なくありません。
また、自分の業界とはまったく関係のない奇妙なキーワードでサイトが表示されている場合も要注意です。
以下の方法で、ファーマハック被害を受けているかどうかを確認できます。
- 自分のサイト名+「viagra」「cialis」などの規制対象薬物名でGoogle検索する
- Google経由で自分のサイトにアクセスしてみる。別のサイトにリダイレクトされた場合は、リダイレクトハック(ファーマハックの一種)に感染している
- スマートフォンからアクセスしたときだけ症状が現れる場合がある
- Google Search Console内の通知を確認する
- Fetch as Google機能を使って確認する
- マルウェアスキャナーを使用する
これらの中で最も実用的かつ効果的なのは、マルウェアスキャナーの使用です。隠れたマルウェアを検出するために、サーバーレベルでのスキャンを強くおすすめします。
ただし、すべてのマルウェアスキャナーが同じ性能というわけではありません。すでにスキャナーを導入しているのにファーマハックを見逃してしまった、ということもあり得ます。
理由はシンプルです。多くのマルウェアスキャナーは既知のシグネチャ(パターン)との照合で検出しているため、悪意あるコードがわずかに変更されただけでも完全に見逃してしまうのです。
では、どうすればよいのでしょうか?
MalCareを試してみてください。MalCareは遭遇するハッキング事例から学習し続けるAIを搭載しており、まったく未知のマルウェアコードでも検出できます。さらに、その学習内容は保護対象の25万以上のサイト全体の防御に活用されます。
ファーマハックの修復方法
WordPressバイアグラハックの修復には2つの方法があります。
- プラグインを使う(簡単な方法)
- 手動でスキャン・除去する(難易度の高い方法)
プラグインは作業を楽にするために存在しますが、あえて難しい方法に挑戦するのも自由です。
1) プラグインでファーマハックをスキャン・クリーンアップする
マルウェア除去にはMalCareの利用をおすすめします。
MalCareのスキャナーは最も発見困難なハッキングを見つけ出せるよう設計されており、他のセキュリティプラグインでは検出できない脅威も発見できます。
初回スキャンは数分で完了します。ディープスキャン技術により、サイトの隅々まで調査し、隠れた複雑なマルウェアを検出します。
サインアップするだけで、MalCareは即座に悪意あるファイルのスキャンを開始します。
次に、サイトをクリーンアップします。
MalCareでのマルウェア除去は、最も簡単な方法です。Autoclean(自動クリーニング)ボタンをクリックするだけ。
これだけで、60秒以内にサイトはマルウェアフリーになります。
ぜひAutocleanを試してみてください。節約できた時間と労力をもっと生産的なことに使えます。
2) Googleバイアグラハックを手動でスキャン・クリーンアップする
プラグインとは異なり、手動スキャンは簡単でも迅速でもありません。
WordPress、PHP、HTML、JavaScriptに精通していない方は、手動でのスキャンは避けることを強くおすすめします。プロでも発見が難しいハッキングであることを覚えておいてください。
熟練した開発者で、WordPressのファイルやフォルダを自在に操作できる方でも、ファーマハックの発見には長時間を要します。数日〜数週間かけてサイト内のコードを1行ずつ精査する覚悟がない限り、手動スキャンは避けましょう。
どちらの方法を選ぶ場合でも、必ずサイトのバックアップを取ってください。このステップは絶対に省略しないでください。どれほど技術があっても、WordPressサイトは一つのミスでクラッシュする可能性があります。誤ったバージョンのプラグインをインストールするだけでサイトが停止することもあるのです。
WordPressファーマハックを探すには、以下の手順に従ってください。
ステップ1:.phpファイルをダウンロードする
ファーマハックは以下のような.phpファイルによく潜んでいます。
- index.php
- footer.php
- header.php
ダウンロード方法は次のとおりです。
- ホスティングアカウントにログインし、cPanel > ファイルマネージャー > public_html > index.php を開きます。ファイルを右クリックして「ダウンロード」を選択します。
- cPanel > ファイルマネージャー > public_html > テーマフォルダを開き、現在有効化中のテーマに入ります。header.phpを右クリックしてダウンロードします。
- 同じフォルダにあるfooter.phpも同様に右クリックしてダウンロードします。
ステップ2:オリジナル版の.phpファイルを入手する
index.phpはWordPressコアファイルの一部です。公式からコピーを入手できます。その際、サイトにインストールされているバージョンと同一であることを確認してください。
footer.phpとheader.phpはWordPressテーマの一部です。
無料テーマの場合はwordpress.orgからダウンロードできます。
有料テーマの場合は、購入したマーケットプレイスから該当テーマのコピーを取得してください。
ステップ3:Diffcheckerで差分比較する
次にDiffcheckerなどのツールを開き、両バージョンのファイルをアップロードして差分チェックを実行します。
オリジナルファイルに存在しないスクリプトが見つかった場合、それはハッキングの一部である可能性が高いですが、確実に悪意のあるものだと断定できない限り、コードの削除はおすすめしません。
WordPressコアファイルは言語ごとに異なるバージョンが存在することがあります。また、プラグインやテーマの無料版とPro版は同じフォルダ構造でも、コード内容が大きく異なる場合があります。
悪意あるスクリプトによく含まれる関数は以下のとおりです。
- eval
- base64_decode
- gzinflate
- preg_replace
- str_rot13
- exec
- system
- assert
- stripslashes
- move_uploaded_file
これらの関数自体は必ずしも悪意のあるものではありません。多くのプラグインが正当な目的で使用しています。さらに、差分チェックには時間がかかり、結果が常に100%正確とも限りません。
Diffcheckerはマルウェアスキャナーの代わりにはなりません。あくまでも消去法でハッキングスクリプトを特定する作業であり、効率的でも正確でもなく、相応のリスクを伴います。
Diffcheckerの結果だけを根拠にコードを削除すると、サイトを壊してしまう恐れがあります。
それでも、そのコードが明らかに悪意あるものだと確信できる場合は、該当部分を削除すればマルウェアを除去できるでしょう。
手動スキャンは信頼性の低い方法です。数分で作業を完了できるMalCareの導入をおすすめします。
これでWordPressファーマハックの修復は完了です。しかし、先に進む前に次のセクションも必ず確認してください。
修復後の対策
WordPressファーマハックの多くは、プラグインやテーマの脆弱性が原因で発生します。これらを放置すれば、再感染は避けられません。以下の対策を行いましょう。
- プラグインとテーマをすぐに最新版へ更新する
- ヌル化(nulled)された海賊版プラグイン・テーマを、非アクティブなものも含めてすべて削除する
- ヌル化されていない場合でも、使っていないプラグインやテーマは削除する
ハッカーは、クリーンアップ後も再びサイトにアクセスできるよう不正な管理者アカウントを作成することがあります。サイト内の不正な管理者アカウントを見つけて削除してください。
これらは基本的なセキュリティ対策にすぎません。より包括的で持続的な対策については、WordPressハードニングに関する記事を参考にしてください。
今後のファーマハック予防策
ハッキングされたサイトの復旧は一度きりで十分大変です。二度と被害に遭わないよう、確実な対策が必要です。
第一歩はセキュリティプラグインの導入です。スキャンは診断段階にすぎず、除去と予防こそがWordPressセキュリティの核心です。
MalCareにはファイアウォールが標準装備されています。誰もファイアウォールを突破せずにサイトへアクセスすることはできません。以下のような多様な攻撃を防げます。
- ブルートフォース攻撃(総当たり攻撃)
- XML-RPC攻撃
- DDoS攻撃
もちろん、ファイアウォールだけですべての脅威を防げるわけではありません。
最低限、強力なパスワードの設定は必須です。
MalCareは定期的にサイトをスキャンし、プラグインやテーマの脆弱性までチェックします。
MalCareの最先端セキュリティ機能について詳しく知り、サイトの安全を確実に守りましょう。
WordPressバイアグラハックがサイトに与える影響
ハッキングの結果は悲惨です。WordPressサイトには次のような重大な打撃が及びます。
- ターゲットキーワードの検索順位が大幅に下落する
- 訪問者が別サイトへリダイレクトされ、直帰率が急上昇する
- 将来のSEO努力が無駄になる
- 「このサイトはハッキングされている可能性があります」「偽装サイトの警告」などGoogleのブラックリスト警告が表示される
- ホスティングサービスを停止させられる
- メールプロバイダーからサイトをブラックリスト登録される
- 復旧・損害対応に多大なコストがかかる
- ブランドイメージと評判が大きく低下する
気が滅入る話ですが、これは長期的に事業を麻痺させ、短期間でも大きな金銭的損失をもたらします。この泥沼から抜け出す唯一の方法は、セキュリティを真剣に考えることです。
サイトがハッキングされた確信があるなら、時間を無駄にせず今すぐ行動しましょう。
まとめ
サイトのクリーンアップが済んだら、今後のハッキング攻撃を防ぐためのセキュリティ対策を整えましょう。
その後は、本来のビジネス成長に集中できます。
ご不明な点があればメールでお問い合わせください。サポートチームが迅速に対応いたします。
FAQ(よくある質問)
ファーマハックの兆候とは?
サイトが勝手にリダイレクトされる、「viagra」「cialis」「levitra」などの医薬品キーワードでサイトが表示される、他の医薬品サイトへのリンクが張られる、などの兆候が挙げられます。
自分のサイトがファーマハック被害を受けているか確認するには?
ファーマハックの発見は容易ではありません。直接サイトにアクセスしても、感染に気づけないことがほとんどです。
1. 自分のサイト名+規制薬物名でGoogle検索する
2. スマートフォンでサイトを確認し、未公開のページやフッターの医薬品リンクがないかチェックする
3. Google Search Consoleに悪意あるアクティビティの通知が出ていないか確認する
4. 最も簡単なのはマルウェアスキャナーの実行です。
ファーマハックはWordPressサイト内のどこに潜んでいる?
ファーマハックはサイトのファイルやデータベース内のどこにでも隠れています。サイトマップに潜むことさえあります。典型的にはWordPressコアファイル内にコード断片が隠されていますが、マルウェアスキャナーなしで断定する方法はありません。
ハッカーはマルウェアを巧妙に隠蔽します。複数のファイルやフォルダに悪意あるコードを分散させることもあります。表面上は正当なコードにしか見えないため、検出は極めて困難です。
通常の検索方法では発見できません。「viagra」などのキーワードでファイルを検索しても見つからないでしょう。マルウェアスキャナーの使用が不可欠です。
セキュリティプラグインが入っているのに、なぜハッキングされたのか?
サイトへの侵入経路は無数にあります。実際のところ、多くのWordPressセキュリティプラグインはシグネチャ照合でしかマルウェアを検出できません。つまり、有名なマルウェアでなければ検出できないのです。
簡単に言えば、ハッカーが未知のマルウェアを使えば、ほとんどのスキャナーは見逃してしまいます。一方、MalCareのようなセキュリティプラグインは、わずかな悪意ある活動の兆候も検出できるよう設計されています。
MalCareは高度な学習アルゴリズムにより未知のマルウェアまで検出し、その学習結果を25万以上の保護対象サイト全体の防御に活かしています。
なぜ自分のサイトがファーマハックの標的になったのか?
古いプラグインやテーマの脆弱性、推測されやすいユーザー名・パスワードなど、なんらかの脆弱性があったためです。ファーマハックやその他の攻撃からサイトを守るには、WordPressハードニングに記載されたセキュリティ対策を実施しましょう。
WordPressファーマハックの仕組みは?
ファーマハックは次のように機能します。
1. サイトに脆弱性がある(多くの場合、古いプラグインやテーマ)
2. ハッカーがそれを突いてサイトに侵入する
3. スパムキーワードを埋め込むか、新規ページを投稿し、自分のキーワードで検索上位を獲得しようとする
4. サイト訪問者は、バイアグラ、シアリス、レビトラなどの違法医薬品を販売するサイトへリダイレクトされる
ファーマハック注入元の特定方法は?
WordPressサイトへのファーマハック注入元を特定するには、マルウェアスキャナーでサイトをスキャンする必要があります。
ファーマハックはなぜ発見が困難なのか?
WordPressバイアグラハックの検出が難しい理由は以下のとおりです。
1. ハッカーはトラフィックの多い高順位ページや収益性の高いページを狙うため、感染はサイト全体ではなく一部にとどまる。特に記事や固定ページが多い大規模サイトでは発見が難しくなる。
2. この種のハッキングはサイト管理者にも直接訪問者にも見えず、GoogleやBingなどの検索エンジン経由の訪問者にのみ表示される。ハッカーは検索エンジンで医薬品を探しているオーガニック訪問者を狙っている。
3. ハッカーはできるだけ長くサイトを利用し続けたいと考え、隠蔽工作を徹底する。熟練プログラマーでも検出困難なほど巧みに悪意あるコードを偽装している。
ただし、優秀なマルウェアスキャナーならファーマハックを簡単に検出し、クリーンアップを支援できます。
WordPressのファーマハック除去方法は?
WordPressのファーマハック除去には、マルウェア除去プラグインを使用するのが確実です。
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