HTML
 Computer >> コンピューター >  >> プログラミング >> HTML

WordPressサイトからTimThumbハックを検出・駆除する方法

WordPressコミュニティに長年携わってきた開発者なら、「TimThumb」という名前を一度は耳にしたことがあるでしょう。TimThumbとは、サイトに表示するサムネイル画像をリサイズするためのPHPスクリプトです。

かつてTimThumbは絶大な人気を誇り、多くのテーマに標準で同梱されるほどでした。しかし、このスクリプトには重大な脆弱性が存在し、数百万ものWordPressサイトがハッキングされる原因となりました。実は今日でも、この脆弱性を悪用した攻撃が後を絶ちません。

「自分のサイトもTimThumb脆弱性の影響を受けているのでは?」と不安に感じたら、まずはサイトをスキャンして確認しましょう。本記事では、サイトのスキャン方法と、ハッキングされた場合の駆除手順を詳しく解説します。

要点(TL;DR):すでにサイトが侵害されている可能性があり、すぐに復旧したい場合は、WordPress向けマルウェア除去ツールを導入しましょう。サイトをクリーンアップするとともに、今後のハッキング攻撃からサイトを守る対策も同時に講じられます。

TimThumbの脆弱性(エクスプロイト)とは?

TimThumbは、flickr.comやimgur.comなどの画像ホスティングサイトから画像を読み込み、その場で編集できるPHPスクリプトです。特にサムネイル画像の生成によく使われていました。

TimThumbには「信頼できるサイトのホワイトリスト」が用意されており、原則としてそこに登録されたサイトからの画像のみを取得する仕組みでした。ところが、開発者も気づかないうちに、この仕組みに重大な欠陥が潜んでいたのです。WordPress版TimThumbは、画像URLがホワイトリストのドメインと一致するかどうかしか確認しておらず、ファイルが本当にそのサイトから送られたものかまでは検証していませんでした。

たとえば「imgur.com」はホワイトリスト登録済みのサイトですが、攻撃者は「imgur.com.badsite.com」のような悪意あるドメインを使い、あたかもimgur.comから取得しているように見せかけることが可能でした。

こうして不正なファイルがあなたのサイトにアップロードされ、ハッカーがサイトへのアクセス権を得てしまうのです。これがTimThumbハックによるサイト侵害の仕組みです。

WordPressサイトからTimThumbハックを検出・駆除する方法

このセキュリティ問題自体は後に修正されましたが、TimThumbはその後も度重なる脆弱性攻撃に見舞われ、最終的に開発者はスクリプトの提供を放棄しました。TimThumbを使用していた多くのテーマも、TimThumbなしで動作するよう修正版をリリースしています。

しかし今でも、画像リサイズのためにTimThumbを使っているテーマは少なくありません。もし使用中のテーマがまだTimThumbに依存していれば、あなたのサイトは危険にさらされています。まずは早急にサイトをスキャンし、侵害されていないか確認することを強くおすすめします。

万が一、テーマのTimThumbが原因でサイトが侵害されていた場合は、直ちにクリーニングを行いましょう。テーマがTimThumbを使用しているかどうかわからない場合も、まずはスキャンを実行することが重要です。

TimThumb脆弱性によってサイトが危険にさらされていないか確認するには、完全なマルウェアスキャンの実行が必要です。

 TimThumbハックのスキャン&駆除方法

TimThumbハックの調査は、手動でもプラグインを使っても行えます。ただし、手動での対応は時間がかかるうえ、小さなミスがサイト崩壊といった大惨事につながることもあります。それでも手動での駆除手順を知りたい方は、「ハッキングされたサイトのクリーニング方法」の詳細ガイドをご参照ください。

私たちが強くおすすめするのは、WordPressセキュリティプラグインを使ってハックを駆除し、TimThumb脆弱性を取り除く方法です。

とはいえ、選択肢が多すぎてどのプラグインを選べばいいのか迷いますよね。

ご安心ください。おすすめは「MalCareセキュリティプラグイン」です。TimThumbをはじめ、あらゆる種類のハック駆除に対応しています。その理由は以下の通りです。

  • MalCareには、ファイルとデータベースを含むサイト全体をスキャンする機能が備わっています。多くのプラグインがマルウェアが潜みやすい場所だけを調べるのに対し、MalCareはサイトの隅々まで精査するため、他のプラグインが見逃すマルウェアも検出できます。
  • 既知・未知を問わずあらゆる種類のマルウェアを検出します。コードの挙動を分析して悪意のあるコードを見つけ出し、マルウェアとしてフラグを立てるため、誤検知の可能性も大幅に減らせます。
  • クリーンアップの遅れは、Googleによるブラックリスト登録やホスティング会社からのアカウント停止につながりかねません。サイトがハッキングされたときはスピードが命。MalCareなら数分以内にサイトをクリーンにできます。

MalCareセキュリティプラグインの特長がわかったところで、実際にサイトのクリーニングを始めましょう。

MalCareセキュリティプラグインでWordPressのTimThumbハックを駆除する手順

1. プラグインをサイトにインストールし、MalCareのダッシュボードにサイトを追加します。

2. MalCareがすぐにスキャンを開始し、検出された悪意のあるファイルやデータベーステーブルの数が表示されます。

3. マルウェアを除去するには、「自動クリーニング(Auto-Clean)」ボタンをクリックします。クリーニングには数分ほどかかります。

WordPressサイトからTimThumbハックを検出・駆除する方法

以上で完了です。これであなたのサイトはきれいになりました。

TimThumbハックは脆弱性が原因で発生します。再発を防ぐには、脆弱性そのものを取り除くことが不可欠です。

マルウェア駆除後に行うべき対策

MalCareはサイトをクリーンアップし、マルウェアの痕跡をすべて除去します。しかし、それだけでは不十分です。TimThumb脆弱性そのものを修正しなければ、サイトは再び侵害される恐れがあります。

ここからは、脆弱性を取り除く方法をご紹介します。

TimThumb脆弱性は、プラグインまたはテーマの中に存在します。非常に有名な脆弱性であるため、責任感のある開発者であれば、すでにパッチをリリースしているはずです。テーマやプラグインを更新すれば、そのパッチを適用できます。

WordPressの管理画面にログインし、未使用のテーマ・プラグインやカスタムテーマ・プラグインを含む、保留中のすべてのアップデートを実行してください(関連記事:WordPressのセキュリティアップデート)。

さらに、将来のハッキング攻撃からサイトを守るために、ハードニング(強化)対策を実施することをおすすめします。具体的な手順については、ウェブサイト強化のステップバイステップガイドを参考にしてください。

TimThumbの代替手段は必要?

TimThumbは、閲覧デバイスに応じて画像を自動リサイズする機能を提供していました。では、TimThumbがなくなった今、この機能はどう実現すればよいのでしょうか?

幸いなことに、心配は無用です。現在、画像の自動リサイズはWordPressの標準機能になっています

画像をアップロードすると、WordPressが自動的にリサイズを行い、デバイスに応じて最適なサイズの画像を配信します。また、投稿や固定ページにアイキャッチ画像を設定すると、サムネイルサイズも自動生成されます。ブログ一覧ページなどで表示されているのが、このサムネイルです。

たとえば、MalCareのブログページでは、最近公開された記事のサムネイルが並んで表示されています。

WordPressサイトからTimThumbハックを検出・駆除する方法

つまり、TimThumbの代替を探す必要はないのです。

まとめ

TimThumbハックは何百万ものサイトに被害をもたらし、今なお被害を拡大し続けています。そして、これは日々あなたのサイトに仕掛けられる数多くの攻撃のほんの一例にすぎません。こうした攻撃に対抗するためには、MalCareのようなセキュリティプラグインを常時有効化しておくことをおすすめします。

MalCareはセットアップが簡単で、毎日自動的にサイトをスキャンします。悪意あるトラフィックをブロックするファイアウォールを搭載し、ログインページをブルートフォース攻撃から守ります。

MalCareセキュリティプラグインで、あなたのサイトを24時間365日守りましょう


  1. ウェブサイトのバックドアハッキングを検出・削除する完全ガイド

    バックドアは、開発者がウェブサイトへアクセスするための正当な手段として使われることもあります。しかし、作成したのが開発者であれハッカーであれ、バックドアは常にウェブサイトのセキュリティにとって潜在的なリスクとなるのです。 ウェブサイトのバックドアを検出する方法 通常、ウェブサイトのバックドアを検出するのは決して簡単な作業ではありません。バックドアは正常なファイルやデータベースの間に巧妙に紛れ込んでおり、多くの場合、正規のコードと見分けがつきません。まさにその点を突いて、バックドアは管理者の目を巧みにかわしているのです。 さらに詳しく見ていきましょう。実際にバックドアにはどのような種類がある

  2. WordPressテーマハックとは?主な被害と削除・対策方法を徹底解説

    WordPressのテーマはどのくらいの頻度で変更していますか?「WordPressテーマハック」という言葉を目にしたことはありますか?実は、WordPressのテーマがWebサイトのセキュリティ侵害の原因になり得ることをご存じでしたか?この記事では、WordPressテーマハックに関するこうした疑問にお答えし、テーマハックを取り除く具体的な方法についても解説します。 WordPressセキュリティに関する記事をもっと読みたい方は、Astra Securityの「WordPress Security」をご覧ください。 WordPressテーマとは? WordPressテーマとは、テンプレートと