HTML DOMのfontSizeAdjustプロパティとは?フォントサイズ調整の基本と使い方
HTML DOMのfontSizeAdjustプロパティは、小文字の「x」と大文字の「X」の高さ(アスペクト値)に基づいてフォントサイズを設定するためのプロパティです。従来のfontSizeプロパティと比べて、より細かくフォントサイズを制御できる点が特徴です。
注意:このプロパティはMozilla Firefoxでのみサポートされています。他のブラウザでは意図した通りに動作しない可能性があるため、使用時には注意が必要です。
fontSizeAdjustプロパティの構文
fontSizeAdjustプロパティを設定する際の構文は以下の通りです。
object.style.fontSizeAdjust = "none|number|initial|inherit"
指定できる値の一覧
各値の意味は次の表の通りです。
| 値 | 説明 |
|---|---|
| none | フォントサイズの調整を行いません。デフォルト値です。 |
| number | アスペクト値の比率を計算するために使用します。最初のフォントのx-heightを2番目のフォントで割り、その結果に指定した数値を掛けた値が適用されます。 |
| initial | プロパティを初期値に設定します。 |
| inherit | 親要素のプロパティ値を継承します。 |
fontSizeAdjustプロパティの実装例
それでは、fontSizeAdjustプロパティを使用した具体的な例を見てみましょう。以下のコードでは、ボタンをクリックするとdiv要素内のテキストのfontSizeAdjustプロパティが「1」に変更されます。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<style>
.one {
font-family: verdana;
}
.two {
font-family: 'times new roman';
}
#demo1, #demo2 {
font-size-adjust: 0.5;
}
</style>
<script>
function adjustFontSize() {
document.getElementById("demo1").style.fontSizeAdjust="1";
document.getElementById("demo2").style.fontSizeAdjust="1";
document.getElementById("Sample").innerHTML="上記のdiv内テキストのfontSizeAdjustプロパティが1に引き上げられました";
}
</script>
</head>
<body>
<div class="one">This is demo text</div><br/>
<div id="demo1" class="one">This is demo text</div><br/>
<div class="two">This is demo text</div><br/>
<div id="demo2" class="two">This is demo text</div>
<p>下のボタンをクリックして、上のdivテキストのfontSizeAdjustプロパティを変更してみましょう</p>
<button onclick="adjustFontSize()">Change fontSizeAdjust </button>
<p id="Sample"></p>
</body>
</html>実行結果
初期状態では、各div要素のfont-size-adjustが0.5に設定されているため、フォントサイズが縮小されて表示されます。

「Change fontSizeAdjust」ボタンをクリックすると、JavaScriptによってfontSizeAdjustプロパティが「1」に変更され、テキストの表示サイズが大きくなります。

まとめ
fontSizeAdjustプロパティを使うことで、異なるフォントファミリー間でも視覚的な文字サイズの一貫性を保つことができます。ただし、対応ブラウザがFirefoxに限られるため、実際のWeb制作ではフォールバックの検討や代替手段の用意をおすすめします。
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