HTML DOM StyleのpageBreakBeforeプロパティとは?構文と使い方を実例付きで解説
HTML DOM の Style pageBreakBefore プロパティは、HTML ドキュメント内の特定の要素の直前で、印刷または印刷プレビュー時に改ページを行うかどうかの動作を取得(参照)および変更(設定)するためのプロパティです。
Web ページをそのまま印刷した場合、要素の途中で不自然にページが分断されることがあります。このプロパティを使えば、印刷レイアウトを意図的に制御でき、見やすい帳票やドキュメント出力を実現できます。
構文
pageBreakBefore プロパティの基本的な構文は以下のとおりです。
1. 値を取得する場合
object.pageBreakBefore
2. 値を設定する場合
object.pageBreakBefore = "value"
value には以下の値を指定できます。
| 値 | 説明 |
|---|---|
| initial | このプロパティの値をデフォルト値(初期値)に設定します。 |
| inherit | 親要素からこのプロパティの値を継承します。 |
| auto | 必要な場合にのみ、要素の直前に改ページを挿入します。 |
| always | 常に、要素の直前に改ページを挿入します。 |
| avoid | 要素の直前での改ページを回避します。 |
| left | 要素の直前に1〜2個の改ページを挿入し、次のページが左ページ(偶数ページ)になるようにします。 |
| right | 要素の直前に1〜2個の改ページを挿入し、次のページが右ページ(奇数ページ)になるようにします。 |
| 空文字列("") | 要素の直前に改ページを挿入しません。 |
それでは、HTML DOM Style の pageBreakBefore プロパティの具体的な使用例を見ていきましょう。
サンプルコード
<!DOCTYPE html>
<html>
<style>
body {
color: #000;
height: 100vh;
background-color: #8BC6EC;
background-image: linear-gradient(135deg, #8BC6EC 0%, #9599E2 100%);
}
.btn {
background: #db133a;
border: none;
height: 2rem;
border-radius: 2px;
width: 40%;
display: block;
color: #fff;
outline: none;
cursor: pointer;
margin: 1rem auto;
}
p {
text-align: center;
}
</style>
<body>
<h1 style="text-align:center">DOM Style pageBreakBefore Property Demo</h1>
<p>
Hi! I'm a para element with some dummy text. Hi! I'm a para element with some dummy text.
</p>
<p class="page-break">
Hi! I'm second para element with some dummy text. Hi! I'm a second element with some dummy text.
</p>
<button onclick="set()" class="btn">Break Page Here</button>
<p>
Hi! I'm another para element with some dummy text. Hi! I'm another para element with some dummy text.
</p>
<script>
function set() {
document.querySelector(".page-break").style.pageBreakBefore = "always";
}
</script>
</body>
</html>実行結果
まず、ブラウザでこのページを開いた状態で印刷プレビューを表示してみましょう。現時点では、すべての段落が1枚のページ内に収まって表示されます。


次に、Web ページ上にある「赤」のボタンをクリックしてから、もう一度印刷プレビューを開いてみてください。ボタンをクリックすることで、2番目の段落に対して pageBreakBefore = "always" が適用され、その要素の直前に強制的に改ページが挿入されます。
その結果、下の画像のように Web ページが2つのページに分割されていることがはっきりと確認できます。

まとめ
pageBreakBefore プロパティを使用すると、JavaScript から動的に印刷時の改ページ位置を制御できます。特に帳票出力や PDF 生成のような印刷を前提とした Web アプリケーションにおいて、コンテンツの区切りを明確にしたい場合に非常に便利です。なお、同様の制御は CSS の break-before や page-break-before プロパティでも可能ですので、用途に応じて使い分けるとよいでしょう。
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