HTML DOM Style transitionプロパティの使い方を徹底解説!構文・設定値・サンプルコード付き
HTML DOM Style transitionプロパティとは
HTML DOMのStyleオブジェクトが持つtransitionプロパティは、HTMLドキュメント内の要素に適用されているCSSのtransitionプロパティの値を取得(読み取り)したり、変更(設定)したりするために使用します。
CSSのtransitionプロパティを利用すると、要素のスタイルが変化する際に、瞬時に切り替わるのではなく滑らかなアニメーションのような遷移効果を付けることができます。JavaScriptからこの値を動的に操作することで、ユーザーの操作に応じたインタラクティブな演出も簡単に実現できます。
構文(Syntax)
transitionプロパティの基本的な構文は次のとおりです。
1. transitionの値を取得する
object.transition
2. transitionの値を設定する
object.transition = "value"
設定できる値の一覧
| 値 | 説明 |
|---|---|
| initial | このプロパティの値をデフォルト値(初期値)に設定します。 |
| inherit | 親要素からこのプロパティの値を継承します。 |
| property duration timing-function delay | property … 遷移の対象となるCSSプロパティ名(例:width、heightなど) duration … 遷移効果が完了するまでの所要時間 timing-function … 遷移効果の速度変化を表すイージング曲線 delay … 遷移効果が開始されるまでの待ち時間 |
サンプルコード
以下は、HTML DOM Styleのtransitionプロパティを使った実践的な例です。「transitionを設定」ボタンをクリックすると、正方形の要素に対して"all 1s"(すべてのプロパティの変化を1秒かけて遷移させる)という設定が適用されます。
<!DOCTYPE html>
<html>
<style>
body {
color: #000;
height: 100vh;
}
.btn {
background: #db133a;
border: none;
height: 2rem;
border-radius: 2px;
width: 40%;
display: block;
color: #fff;
outline: none;
cursor: pointer;
margin: 1rem 0;
}
.circle {
height: 100px;
width: 100px;
background-color: #db133a;
}
.circle:hover {
height: 200px;
width: 200px;
border-radius: 50%;
}
.show {
font-size: 1.2rem;
margin: 1rem 0;
}
</style>
<body>
<h1>DOM Style transitionプロパティのデモ</h1>
<div class='circle'></div>
<button onclick="set()" class="btn">transitionを設定</button>
<div class="show">正方形の上にマウスカーソルを合わせてください</div>
<script>
function set() {
document.querySelector('.circle').style.transition = "all 1s";
}
</script>
</body>
</html>
実行結果

「transitionを設定」ボタンをクリックした後、赤い正方形の上にマウスカーソルを合わせてみてください。

ボタンをクリックする前は、hoverしてもサイズや形状の変化が一瞬で切り替わるだけですが、transitionを設定した後は、正方形が拡大しながら円形へと滑らかにアニメーションしながら変化するのが確認できます。
ポイントまとめ
object.transitionで現在設定されているtransitionの値を取得できます。"all 1s"は「すべてのプロパティの変化を1秒かけて遷移させる」という意味です。- 特定のプロパティだけに適用したい場合は、例えば
"width 1s, border-radius 0.5s"のようにカンマ区切りで個別に指定することも可能です。 - duration(所要時間)には
s(秒)またはms(ミリ秒)の単位を指定します。
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