HTML DOMのcancelableイベントプロパティの使い方とサンプルコード
HTML DOMのcancelableイベントプロパティとは
HTML DOMのcancelableイベントプロパティは、JavaScriptが反応できるHTMLイベントに関連付けられたプロパティです。このプロパティは、そのイベントがキャンセル(取り消し)可能かどうかを示すブール値(true または false)を返します。
例えば、click イベントのように preventDefault() メソッドでデフォルト動作を阻止できるイベントは true を返しますが、マウスオーバーのようにキャンセルできないイベントは false を返します。
構文
cancelableイベントプロパティの構文は以下の通りです。
event.cancelable
サンプルコード
実際にcancelableイベントプロパティを使った例を見てみましょう。
<!DOCTYPE html>
<html>
<body>
<p>下のボタンにマウスを乗せると、onmouseoverイベントがキャンセル可能かどうかが表示されます</p>
<button onmouseover="cancelFunction(event)">CLICK IT</button>
<p id="Sample"></p>
<script>
function cancelFunction(event) {
var x = event.cancelable;
if(x==true)
document.getElementById("Sample").innerHTML = "onmouseoverイベントはキャンセル可能です";
else
document.getElementById("Sample").innerHTML = "onmouseoverイベントはキャンセルできません";
}
</script>
</body>
</html>実行結果
このコードを実行すると、次のような画面が表示されます。

「CLICK IT」ボタンにマウスカーソルを乗せると、以下のように判定結果が表示されます。

コードの解説
まず、マウスホバー時に onmouseover イベントオブジェクトを cancelFunction(event) 関数へ渡すボタンを作成しています。
<button onmouseover="cancelFunction(event)">CLICK IT</button>
cancelFunction(event) 関数内では、渡されたイベントオブジェクトの event.cancelable の値を取得して変数 x に代入します。その後、条件分岐を使って cancelable の戻り値が true か false かを判定し、idが「Sample」の段落要素(<p>タグ)に対応するメッセージを表示します。
function cancelFunction(event) {
var x = event.cancelable;
if(x==true)
document.getElementById("Sample").innerHTML = "onmouseoverイベントはキャンセル可能です";
else
document.getElementById("Sample").innerHTML = "onmouseoverイベントはキャンセルできません";
}まとめ
cancelable プロパティを活用することで、イベントハンドラ内でそのイベントが preventDefault() によるデフォルト動作のキャンセルに対応しているかどうかを事前に判別できます。特に汎用的なイベント処理関数を作成する際に、イベントごとの挙動を安全に制御するために役立ちます。
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