HTMLで条件付きコメントを作成する方法を解説
HTMLの条件付きコメント(Conditional Comments)は、Internet Explorerだけを対象とした特別なコメント構文です。通常のコメントに条件式を追加した形式で、指定した条件に一致するバージョンのInternet Explorerのみが、コメント内のコードやタグを実行します。この機能はInternet Explorer 5以降でサポートされています。
条件付きコメントに対応していないブラウザは、この構文を単なる普通のコメントとして認識するため、内容が実行されることはありません。つまり、IE向けだけに特定のCSSやJavaScriptを読み込ませたい場合などに便利な仕組みです。
条件付きコメントの書き方
条件付きコメントは、<!--[if 条件]> ではじまり、<![endif]--> で終わります。以下の例では、Internet Explorer 9でのみ有効になる処理を記述しています。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>HTML Conditional Comments</title>
<!--[if IE 9]>
Special instructions for IE 9 here
<![endif]-->
</head>
<body>
<p>This is demo content.</p>
</body>
</html>上記のコードを実行すると、「Special instructions for IE 9 here」という部分はInternet Explorer 9で閲覧した場合にのみ適用されます。それ以外のブラウザでは、この部分は通常のコメントとして無視されます。
利用時の注意点
条件付きコメントはInternet Explorer 5〜9でのみ動作する機能です。Internet Explorer 10以降およびGoogle Chrome、Firefox、Safari、Edgeなどのモダンブラウザではサポートされておらず、現在では非推奨(廃止済み)の技術とされています。近年のWeb開発では、条件付きコメントに頼らず、フィーチャー検出(Feature Detection)やCSSメディアクエリ、Autoprefixerなどのツールを使ってブラウザ間の差異に対応するのが一般的です。
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