MongoDB Compass(コンパス)とは?特徴・エディション・基本的な使い方を徹底解説
本記事では、MongoDB®の公式GUIツールであるMongoDB Compassについて、その概要からインストール方法、基本的な操作まで詳しく解説します。
MongoDB Compassの概要
MongoDB Compassは、MongoDBクエリ構文の専門知識がなくても、視覚的なインターフェースを通じてデータベースを分析・理解できる強力なツールです。データの可視化による探索だけでなく、以下のような高度な機能も備えています。
- クエリパフォーマンスの最適化
- インデックスの管理
- ドキュメントバリデーション(スキーマ検証)の実装
これにより、開発者だけでなく、運用担当者やデータアナリストなど、幅広いユーザーがMongoDBを効率的に扱えるようになります。
Compassの3つのエディション
Compassには、用途に応じて選択できる3つの主要エディションがあります。
- Compass(通常版):すべての機能と能力を備えたフルバージョンです。読み取り・書き込み・削除など、あらゆる操作が可能です。
- Compass Readonly(読み取り専用版):読み取り操作のみに制限されたエディションです。書き込みや削除の機能はすべて削除されているため、誤操作のリスクを最小限に抑えられます。
- Compass Isolated(分離版):高いセキュリティが求められる環境向けに設計されています。Compassが接続するMongoDBサーバー以外へのネットワークリクエストを一切発行しないため、機密性の高いシステムでも安全に利用できます。
注意: かつて提供されていたCompass Communityエディションは、現在非推奨(deprecated)となっています。
Compassのセットアップ方法
Linux®プラットフォームでCompassを使用するためのソフトウェア要件は以下の通りです。
- 64ビット版のRHEL(Red Hat Enterprise Linux)7以降
- MongoDB バージョン3.6以降
以下の手順に従って、Compassをダウンロードおよびインストールしてください。
MongoDBの公式サイトから、Red Hat® Enterprise Linux用の最新版Compassの.rpmパッケージをダウンロードします。ダウンロードページは以下の画像のようになっています。

次のコマンドを実行し、
yumを使ってCompassをインストールします。sudo yum install mongodb-compass-1.20.4.x86_64.rpm次のコマンドを実行して、Compassを起動します。
mongodb-compass
CompassからMongoDBへ接続する
Compassを使ってMongoDBの管理を始めるには、以下の手順に従います。
MongoDB CompassのGUIを開き、MongoDBに接続します。接続文字列(connection string)を直接入力するか、下の画像のようにホスト名・ポート番号などの接続情報を個別に入力します。

ここでは、localhostからMongoDBのデフォルトポート
27017経由で接続する例を示します。
新しいデータベースを作成する
注意: MongoDBには、デフォルトでAdmin、config、localというシステム用データベースが存在します。
Compassで新しいデータベースを作成する手順は以下の通りです。
下の画像のように、画面上のCREATE DATABASEボタンをクリックします。

データベース名に
test、コレクション名にmongo_docsを入力して作成します。
以上の手順で、新しいデータベースtestが作成されます。
まとめ
MongoDB Compassは、直感的で使いやすいGUIツールであり、複数のエディションから自分のニーズに最適なものを選択できる点が大きな魅力です。実際に、Google®、Cisco®、SAP®、Facebook®、Adobe®などの大手IT企業もCompassを採用しています。MongoDBコミュニティでは定期的に新バージョンがリリースされており、機能改善が継続的に行われています。CompassのGUIを活用すれば、コマンドラインに不慣れなユーザーでもMongoDBデータベースを簡単かつ効率的に管理できます。
データベースに関する詳細情報については、関連ドキュメントをご参照ください。
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