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Google Tangoとは?スマートフォンをさらに賢くするARプラットフォームの魅力と活用術

ポケモンGOの大ヒットによって、「拡張現実(AR)」が持つ大きな可能性はすでに多くの人々に知られるところとなりました。その流れをさらに押し進めたのが、Lenovo(レノボ)が発表したAndroidスマートフォン「Phab2 Pro」です。同機は世界初となるTango対応デバイスとして登場しました。Tangoとは、Googleが開発したスマートフォン向けの新しいARプラットフォームのことであり、公式リリースはPhab2 Proの発表と同時に行われました。というのも、当時このプラットフォームを動作させられる端末はPhab2 Proだけだったからです。

Google自社製の「Pixel」と比べると規模は小さく感じられますし、現状では他のデバイスとの互換性もありません。しかし、このプラットフォームには、スマートフォンの能力を高め、より実用的なものへと進化させる確かな可能性が秘められています。ここでは、この革新的なスマートフォン向けテクノロジーで実現できる、驚きの活用方法をいくつかご紹介します。

1. インテリアの模様替えをシミュレーションできる

家具の配置イメージが湧かないまま模様替えをするのは一苦労です。重いソファや棚を実際に動かして試すのは、疲れるだけでなくストレスもたまります。「Lowe's Vision」や「Wayfair View」のようなアプリを使えば、家具を一切動かさずに、特定の家具を置いたときの部屋の雰囲気をバーチャルに確認できます。アプリ越しに部屋を見ながら、家具の配置や占めるスペース、家電の設置場所を検討すれば、手間なく模様替えの計画を立てることが可能です。

2. ペットの飼い方を学べる

「本当にビーグルを飼うべきか迷っている…」そんなときに役立つのが、その名も「Raise」というアプリです。ポケモンGOと共通する部分もありますが、ありがたいことにペット同士の対戦バトル要素はありません。このアプリではデジタルペットの飼い主となり、エサをやりながら育てていきます。ペットはあなたと同じ時間と空間を共有するため、臨場感があり楽しく、まるで本物のペットを育てているようなリアルタイムの疑似体験が得られます。

3. 物の寸法を簡単に測定できる

ARの最も実用的な活用例のひとつが「Tango Measure」です。このアプリを使えば、形状を問わずあらゆる物理的な物体の寸法を測定できます。物体をアプリ越しに見て、画面上のカーソルを合わせるだけで正確な数値を取得可能。面倒な巻き尺や、そこに伴う物理的な制約から解放されるのです。Tango Measureの優れた奥行き感知機能により、あらゆる物体や場所を正確に計測できるほか、記録した数値をもとに詳細な図面を作成することもできます。誰にとっても非常に実用的なツールといえるでしょう。

4. 身の回りが遊び場になるインタラクティブゲーム

ポケモンGOの成功によって、ARのエンターテインメント性能はすでに証明済みです。前述のとおりTangoアプリではデジタルペットを育てることもできますが、それだけにとどまりません。「Solar Simulator」「Towers for Tango」「Domino World」などのアプリを使えば、自分の周りの環境そのものをデジタルな遊び場に変えられます。家の中でも屋外でも、これらのインタラクティブゲームは、どんなに退屈な場所でも最高に楽しい空間へと変えてくれるでしょう。

5. 間取り図を自動で作成できる

プロの建築家に依頼せずに家をリフォームしたいと考えているなら、Tango対応アプリ「MagicPlan」に作業を任せてみましょう。この優れたアプリは、アプリ経由で写真を撮影するだけで寸法を測定できます。家全体や物件の間取り図を作成し、さまざまな形式で保存することも可能です。さらに、オンラインで公開・共有できるインタラクティブなマップの作成にも対応しています。

以上のアプリケーションは、AR技術の驚くほど実用的な活用例によって、スマートフォンの「スマート」さを改めて実感させてくれるものばかりです。当時は対応端末が1機種のみでしたが、Google Tangoの将来は明るいものと期待されていました。

補足:Tangoのその後

なお、Googleは2018年にTangoプロジェクトの終了を発表し、その技術はより幅広いAndroid端末で利用できる「ARCore(Google Play Services for AR)」へと引き継がれました。専用ハードウェアを必要としたTango時代の課題を解決し、現在では多くのスマートフォンで、ここで紹介したようなAR体験を手軽に楽しめるようになっています。

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