スマホのSMS受信トレイを整理する方法|おすすめAndroidアプリ5選
多くの人は、SMSを携帯電話黎明期の過去の機能だと考えています。しかし近年、SMSは個人間のコミュニケーションよりも、情報提供やセキュリティ目的で再び注目を集めています。銀行やECサイトのアプリから送られるOTP(ワンタイム認証パスワード)による支払い・購入の認証をはじめ、通信プランの有効期限、注文内容の確認、旅行情報、さらにはお得なキャンペーン情報まで、さまざまな情報が依然としてSMSで届きます。
ところが、ユーザーが1日に受け取るSMSは平均10件前後。その大半は読まれることなく削除され、大切な個人間のやり取りまで埋もれてしまうのが実情です。「どうせ重要なものは少ないだろう」と思いながら受信トレイを一件ずつ確認するのは、時間も労力もかかる面倒な作業です。メールであれば、ルール設定や強力なフィルタリング機能を使って整理できますが、SMSにも同じようなことはできないのでしょうか。
SMSの受信トレイは整理できるのか?
答えは「ある程度なら可能」です。標準のSMSアプリにはそのような機能はありませんが、SMSを自動的に仕分けしてくれるアプリがいくつか登場しています。OutlookやGmailほど高機能ではありませんが、一定レベルでメッセージの整理をサポートしてくれます。そこで本記事では、使い勝手の良いおすすめツールを厳選して紹介します。
1. SMS Organizer – Clean, Blocker, Reminders & Backup
提供元:Microsoft Corporation
評価:4.6

SMS Organizerは、Microsoft Garageプロジェクトから生まれたアプリで、受信トレイの中から本当に重要なSMSだけに集中できるよう設計されています。メイン画面は「メッセージ」「リマインダー」「スター付きメッセージ」の3つのセクションで構成され、受信箱は「個人」「取引」「プロモーション」「アーカイブ」「ブロック」に分類され、受信メッセージを自動的に振り分けます。
また、SMS内の情報を解析し、旅行、映画、公共料金の支払いなどを、タイムリーなリマインダーカードや通知でお知らせしてくれるのも便利なポイントです。その他にも、ダークテーマ、署名機能、自動削除ルール(特にOTPは3日後に自動削除)、オフライン動作への対応、Googleドライブへのバックアップといった機能を備えています。
唯一の欠点は、インド国外では利用できないことです。海外展開については、MicrosoftのシニアプログラムマネージャーであるNikhil Verma氏が「大きな関心がある」と述べており、Microsoftは「決定を下す前にユーザーフィードバックを収集し続けている」とのことです。
2. Smart SMS Organiser
提供元:Super SMS
評価:4.6

Smart SMS Organiserは、受信したすべてのメッセージを分析し、「スパム」と「重要」に自動振り分けしてくれる賢いSMSアプリです。「AM-CANBNK」のような分かりにくい送信者IDの代わりに、送信者の実際の名前とロゴを表示してくれるため、誰からのメッセージなのか一目で判断できます。ダブルタップでメッセージをコピー、ロングタップでスパムへ移動できる操作も直感的です。
メイン画面には3つの独自カテゴリが用意されています。「All Event」は電車・飛行機・バス・映画の予約に関する情報をSMSから抽出し、スケジューラ形式で表示。「Passbook」は銀行取引メッセージを集計し、ミニウォレットのように資金を管理できます。そして「Coupons」では、現在有効なクーポンの一覧を確認可能です。このほか、署名、バックアップと復元、スター付きメッセージなどの機能も搭載しています。
3. SMS Manager Pro, SPAM Filter
提供元:Mart Software Communication
評価:4.2

SMS Manager Proは、スパム対策に特化したアプリです。メッセージを選択してスパムボックスに移動すると、同じ送信者からのメッセージがすべて同時にスパムボックスへ振り分けられ、まとめて削除できます。一度送信者を登録すれば、以降に届くメッセージは自動的にスパムボックスへ入ります。
さらに、キーワードを設定しておくと、条件に一致するSMSを自動的にスパムボックスへ移動させることも可能です。SMSボックス、スパムボックス、設定画面それぞれにパスワードをかけられるセキュリティ機能も備えています。スパムSMSの除去には非常に効率的ですが、メッセージをフォルダごとに整理する機能はない点に注意しましょう。
4. Reos SMS: Android messenger
提供元:Cube26 Developer Communication
評価:4.3

Reos SMSは、インストールしてデフォルトアプリに設定すると、すべてのメッセージを「個人」「取引」「プロモーション」の3つのフォルダへ自動的に振り分けてくれます。ユーザーがフォルダ間でメッセージを手動で移動することも可能です。
設定画面では、通知音やバイブレーションの変更、配信レポートの受信設定などを行えます。特定の連絡先をブロック(スパム扱い)したりミュートしたりできるほか、会話スレッド内の任意のメッセージにスターを付ければ、「スター付きメッセージ」からすぐに見つけ出せます。さらにWhatsAppのような機能もあり、テキストだけでなく連絡先、画像、位置情報、音声ファイルの送信にも対応しているのが特徴です。
5. Inbox Organizer – Backup, Folders, SMS
提供元:AppSmartz Communication
評価:4.1

Inbox Organizerは、フォルダを作成してSMSを自分好みに仕分けできるアプリです。デフォルトで5つのフォルダが用意されており、それ以外にも自由にフォルダを追加・改名できます。ホーム画面には「受信箱」「送信済み」「フォルダ」のタブが並び、直感的に操作できます。
メッセージをタップするとメールのようなビューで開き、削除、転送、フォルダへの移動、共有、次のメッセージへ移動といった操作が可能です。その他、Googleドライブへのバックアップと復元、配信レポート、他アプリ経由でのメッセージ共有にも対応。Nokiaの携帯電話のように、受信したSMSをすべて受信箱フォルダで確認したいという旧来のスタイルが好きな人に最適なアプリです。ほぼ完成度の高いアプリですが、他アプリに見られるスパムの自動振り分け機能だけは搭載されていません。
まとめ:SMSは今後もなくならない
携帯電話のメッセージ整理は、まだ可能性が十分に探られていない分野の一つです。LINEなどのインスタントメッセージングアプリの普及により、SMSの重要性は相対的に低下しているものの、携帯電話サービスが使われている限り、このシンプルながら強力な通信手段が私たちの生活から完全に消えることはないでしょう。だからこそ、ユーザーにとって価値のある優れたSMS管理アプリが今後も生まれ続け、ショートメッセージサービスが長く活用され続けることが期待されます。
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