Androidの基本講座:デバイスを使い始めるための完全ガイド
レッスン3:デバイスを使い始めよう
最初のステップ
新しいスマートフォンやタブレットを手にしたときは、ワクワクする反面、何から手をつければいいのか分からず戸惑うこともあるでしょう。特に初めてのスマートデバイスならなおさらです。大切なのは、基本から一歩ずつ進めていくこと。焦らず順番に覚えていけば、決して難しくありません。
まずは画面(インターフェース)や標準搭載アプリ、指で操作するさまざまなジェスチャーに慣れることが重要です。その後、Wi-Fiでのインターネット接続といった基本的な設定へと進みましょう。
Googleアカウントの設定

デバイスを初めて起動すると、言語、日付と時刻、そして最も重要なGoogleアカウントの設定を求められます。まだGoogleアカウントを持っていない場合でも、この初期設定の流れの中で新規作成できます。
このステップが重要な理由はいくつかあります。端的に言えば、Googleアカウントはデバイス上におけるあなたの「身分証」だからです。写真や連絡先などを保存するクラウドとの同期だけでなく、アプリをダウンロード・購入できるPlayストアへのアクセスにも必要です。デバイスを使えば使うほど、Googleアカウントがいかに深く組み込まれているかを実感することになるでしょう。
Gmail、Chrome、Googleドライブ、YouTubeなどのGoogleサービスをすでに利用しているなら、そのアカウントをそのまま使えます。
デバイスの画面構成を知ろう
初期設定が完了すると、アイコンやボタンが並んだシンプルな画面が表示されます。これこそデバイスの中核ともいえる「ホーム画面」で、よく使うアプリを配置しておく場所です。
ただし、Androidデバイスはメーカーや機種によって仕様が異なります(前回のレッスン「Androidデバイス入門」でも触れました)。つまり、お手持ちの端末によって見た目や操作感に違いがあるかもしれません。それでも、本ガイドの画面例と見比べることで多くのことを学べます。
以下では、ホーム画面を中心とした各要素について詳しく解説します。
ウィジェット

ウィジェットとは、アプリのミニ版のようなもの。特定の機能をコンパクトにまとめ、ホーム画面から直接アクセスできるようにしたパーツです。
たとえば上記の例では、Wi-Fiや画面の明るさといった重要な設定をすぐに切り替えられます。お使いの端末には異なるウィジェットが配置されていることもあれば、まったくない場合もあります。機種による違いなので心配いりません。
Google Now(検索バー)
比較的新しい端末の多くには「Google Now」という機能が搭載されています。ホーム画面上部の検索バーから、その一部の機能に簡単にアクセス可能です。
たとえばマイクのアイコンをタップすれば、音声検索や音声コマンドを素早く実行できます。バー自体をタップすると、交通情報などGoogleがあなたに関係があると判断したコンテンツを閲覧できます。

ステータスバー
画面右上の領域には、電波強度、Wi-Fiの状態、バッテリー残量、時刻など、端末の現在の状態が表示されます。
下の例では、端末がマナーモード(バイブ)になっていることを示すアイコンも表示されています。
通知
通知とは、端末で何かが起こったときに知らせてくれるサインやアラートのことです。
通知を確認するには、画面の上端から下にスワイプして「通知シェード」を開きます。ここでは各通知の詳細を確認したり、通知をタップして元のアプリへ移動したりできます。

お気に入りトレイ
画面下部にあるトレイには、よく使うアプリを配置します。初期状態ではカメラやブラウザなどが含まれていることが多いですが、自分の好みに合わせて自由にカスタマイズできます。
また、このトレイには「アプリ一覧」へのショートカットも含まれているはずです。ここから、ホーム画面にないアプリを含む端末内のすべてのアプリにアクセスできます。
ナビゲーションボタン
すべてのAndroid端末にはナビゲーションボタンが備わっています。通常はソフトウェア(画面上)として表示されますが、ハードウェア(本体ボタン)として搭載されている機種もあります。
最も重要なのは、ホーム画面に戻るための「ホーム」と、前の画面に戻る「戻る」の2つです。新しい端末では、開いているアプリを切り替えられる「最近使用したアプリ」ボタンもあるでしょう。

アプリのアイコン
画面に並んでいるアイコンは、それぞれアプリへのショートカットです。起動したいときは、該当するアイコンをタップするだけです。
これらのアプリは追加・削除・並べ替え自由自在です(詳細は次のレッスン「よくある操作」で解説します)。
ホーム画面
このエリアがホーム画面です。よく使うアプリや重要な機能を集めておき、いつでも素早くアクセスできるように設計された場所です。
さらに、複数のホーム画面を作ってアプリのレイアウトをカスタマイズすることも可能です。画面間の移動は、左右にスワイプするだけでOKです。
基本のアプリをチェックしよう
メールやSMS送信など、日常的なタスクを始める準備はできていますか?詳細は今後のレッスンで扱いますが、まずは端末に以下の基本アプリがあるか確認してみましょう。機種によって名称は多少異なりますが、アイコンのデザインである程度見分けられるはずです。
- 電話:通話をかけるためのアプリ
- メッセージ:SMS(ショートメッセージ)の送受信用
- Eメール:メール管理用(Gmailアカウントをお持ちならGmailアプリ)
- 連絡先(People / Contacts):アドレス帳の管理用
- Chrome:Webブラウジング用(「Internet」「Browser」と呼ばれることも)
- カメラ:写真・動画の撮影用
- Playストア:アプリのダウンロード用
- 設定:端末の各種設定変更用
これらのアプリはすでにホーム画面に置かれているかもしれません。なければアプリ一覧を開いて探してみましょう。ホーム画面下部付近の専用アイコンから開けます。

基本のジェスチャーを覚えよう
ジェスチャーとは、タッチスクリーンを指で操作してデバイスとやり取りする方法のことです。マウスでクリックする代わりに、指で画面をタップするイメージです。このチュートリアル全体でジェスチャーの用語を使うので、以下の例をしっかり押さえておきましょう。
- タップ:ボタンやアプリなどを選択・開くときに使う「クリック」に相当する操作
- ロングタップ(長押し):追加オプションを表示したいときに使う(パソコンの「右クリック」に相当)
- ドラッグ:画面を上下左右にスクロールさせるときの操作
- スワイプ(左右):ホーム画面のページ移動、写真や電子書籍のページめくりなどに使用
- ダブルタップ:マップやChromeなど一部のアプリでズームイン・ズームアウトをする操作
- ピンチ(親指と人差し指を開いたり閉じたりする動作):ほぼすべての場面でズームイン・ズームアウトが可能
インターネットへの接続
Android端末は、モバイルデータ通信(3G/4G/LTE)または近くのWi-Fi経由で、ほぼどこでもインターネットに接続できます。では、この2つの違いは何でしょうか?
多くのデータプランでは月ごとに使えるデータ量に上限があり、超過すると速度制限や追加料金が発生することがあります。一方、Wi-Fiならどれだけ使ってもデータ通信量にはカウントされません。可能な限りWi-Fiを活用しましょう。
Wi-Fiへの接続方法(手順)
家や職場など、近くにWi-Fiネットワークがありますか?以下の手順で簡単に接続できます。一度接続設定を済ませたネットワークには、次回以降、Wi-Fi機能がオンになっていれば範囲内に入るだけで自動的に接続されます。
- ホーム画面からアプリ一覧を開きます。アイコンのデザインは機種によって異なりますが、通常は画面下部のお気に入りトレイ付近にあります。

- 設定(Settings)アイコンをタップします。見つからない場合は、画面を数ページスワイプしてみましょう。

- 設定リストをスクロールしてWi-Fiの項目を見つけます。まだONになっていない場合は、右側のスイッチをタップしてオンにします。
- 次に「Wi-Fi」という文字部分をタップすると、周辺のネットワーク一覧が表示されます。

- 接続したいネットワークをタップします。セキュリティで保護されたネットワークの場合は、パスワードの入力が必要です。

- 接続が完了すると、端末はネットワークの情報(パスワードを含む)を記憶し、今後は自動的に接続されるようになります。設定を変更したい場合は、ネットワーク名を長押しして、「削除(Forget)」や「変更(Modify)」を選択してください。

注意:暗号化されていない公開ネットワーク(フリーWi-Fiなど)はパスワードなしで接続できますが、利用には注意が必要です。特にカフェなどの公共Wi-Fiでは、閲覧・送信した内容が第三者に盗み見られる危険性があります。重要な個人情報のやり取りは避けましょう。
キーボードの使い方とコツ
ここまで読んでいただいた方なら、すでに端末のキーボードを目にしているはずです。メール作成やWeb検索、フォーム入力など、文字を入力する場面では自動的にポップアップ表示されます。
従来の物理キーボードより小さいですが、便利なショートカット機能が多数搭載されており、意外と快適に入力できます。記号や数字、大文字への切り替えも、場所さえ分かれば簡単です。
以下で、キーボードの各要素について詳しく見ていきましょう。
カーソル
カーソルは、次に入力した文字が表示される位置を示しています。
数字・特殊文字キー
ここをタップすると、メインキーボードから数字や特殊記号の画面に切り替わります。
目的の記号が見つからない場合は、さらにShiftキーの位置(この例では「=\<」と表示されているボタン)をタップすると、より多くの記号が表示されます。

バックスペースキー
直前の1文字を削除するときはバックスペースキーをタップします。単語や文章全体をまとめて削除したい場合は、キーを長押ししましょう。
Shiftキー
Shiftキーをタップすると大文字入力や代替文字への切り替えができます。多くの端末では、ダブルタップするとCaps Lock(大文字固定)が有効になります。
メインキー
キーボードの中央部分には、文字キー、スペースキー、基本的な句読点キーが並んでいます。ここをタップして目的のテキストを入力します。
変換候補(予測変換)
多くのキーボードには、入力中に単語の予測候補やスペル修正案を表示する機能があります。候補を採用したい場合は、表示されたものをタップするだけで選択できます。
音声入力(音声ディクテーション)
この便利な機能を使えば、キーボードを打たずに文字入力ができます。キーボード上やテキスト入力欄にマイクのアイコンが表示されたら、それをタップするだけで話しかけるだけで入力完了です。
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