マナーモード中でもSMSを受け取る方法!Androidで緊急連絡を確実に届ける設定
スマホの音量は、一日に何度も変更していることが多いのではないでしょうか。仕事中はマナーモードにしておけば、会議中に着信音が鳴り響いて気まずい思いをする心配がありません。一方、自宅では家族からの大切な電話を見逃さないよう、最大音量にしていることもあるでしょう。
しかし、緊急事態は突然訪れます。愛する人が必死に連絡を試みているのに、スマホがポケットの中で静かなまま――そんな状況を想像するだけで不安になりますよね。幸い、信頼できる相手からの連絡だけがマナーモードを突破できるよう設定するのは、それほど難しくありません。
音量設定にかかわらず、人生で最も大切な人たちといつでも連絡が取れるよう、Androidスマホを緊急事態に備えて準備しておきましょう。
Android標準機能を使う方法
かつてのAndroidでは、マナーモードを回避するためにサードパーティ製アプリが必要でした。現在では、Android本体の機能だけでそのすべてを実現できます。
「サイレントモード(Do Not Disturb)」の仕組みを理解する
Android 5.0 Lollipopでは、Googleがサイレントモードの仕様を大きく変更し、ユーザー自身でプロファイルを手動作成する必要がありました。幸い、Android 6.0 Marshmallow以降では本来のサイレントモードが復活し、「サイレントモード(Do Not Disturb)」として提供されています。少し設定を加えるだけで、賢く使いこなせるようになります。
サイレントモードを素早く有効にするには、端末の音量ダウンボタンを長押しします。音量がゼロになるとバイブレーションのみモードになります。さらに音量ダウンをもう一度押すとサイレントモード(DND)が有効になり、通知バーに斜線の入った円形アイコンが表示されます。この操作では「アラームのみ」に設定されますが、ほかに2つのプロファイルも用意されています。
通知バーを2回下にスワイプしてクイック設定パネルを開き、サイレントモードをタップしましょう。ここには次の3つのオプションがあります。
- 完全なサイレント:端末のあらゆる音をミュートします。着信音もアプリの通知音も鳴らず、アラームさえも鳴りません。
- アラームのみ:デフォルトモードで、従来のマナーモードのような動作です。着信や通知の音は鳴りませんが、アプリ・ゲームの音やアラームは鳴ります。
- 優先モードのみ:優先として指定したもの以外の音をミュートします。アラーム、リマインダー、予定の音は引き続き鳴ります。
どのオプションを選んだ場合でも、「無効にするまで」を選んで無期限に有効化するか、下部のプラス・マイナスボタンで継続時間を指定できます。会議など、一定時間スマホを静かにしておきたい場面でとても便利です。
優先通知と優先連絡先を設定する
今回の目的で注目すべきは優先モードのみです。設定するには、先ほどのサイレントモードパネルの下部にある詳細設定をタップするか、設定 > サウンド > サイレントモード(Do Not Disturb)に移動します。優先モードの許可対象をタップして、最重要項目を決めましょう。
リマインダーや予定を優先とみなさないなら、これらの通知はオフにして構いません。メッセージ(および/または電話)を選択すると、「すべての発信者」「連絡先のみ」「スター付きの連絡先のみ」「なし」の4つのグループから選べます。誰からのメッセージでも通知されてしまうのでは、サイレントモードの意味がありません。ここではスター付きの連絡先のみを選びましょう。
次に、連絡先にスターを付けていきます。連絡帳アプリを開き、スターを付けたい相手を検索します。名前をタップし、連絡先ページの右上にある星アイコンをタップしてください。連絡先をスター付きにすると、優先モード中でも連絡が許可されるだけでなく、連絡帳や電話アプリで上位表示されるというメリットもあります。
設定が完了したら、静かにしたいときは必ずDNDを優先モードで有効化しましょう。そうすれば、スター付き連絡先からのメッセージ(電話も許可していれば着信も)がマナーモードを突破して、確実に通知されます。
なお、これらの設定は通話とSMSにのみ適用されます。WhatsAppなど他のアプリから送られたメッセージは、マナーモードを突破できません。特定アプリの通知を優先モードに含めたい場合は、設定 > アプリに移動して該当アプリをタップします。アプリ情報ページで通知を選択し、サイレントモードを上書き(Override Do Not Disturb)を有効にしてください。
DNDを毎回手動で切り替えるのが面倒な場合は、設定 > サウンド > サイレントモード(Do Not Disturb)に戻り、自動ルールを選びましょう。ここでは、DNDが自動的にオン・オフになる時間帯や、その際に使う3つのモードのどれかをスケジュールできます。
専用アプリを使う方法
何らかの理由でAndroid標準機能を使いたくない場合や、Lollipopより前の古いバージョンを使用している場合は、いくつかの選択肢があります。
TeXTeを使う
TeXTeは非常にシンプルなアプリで、数年間アップデートされていませんが、検証では問題なく動作しました。インストール後、アプリを開いて大文字小文字を区別する緊急キーワードを設定します。このキーワードを含むテキストメッセージが届くと、アプリが最大音量でモールス信号のような音を鳴らします。
この機能はアラームのみモードでメディア音量がミュートされている状態でも機能しますが、完全なサイレントモードでは動作しません。キーワードを大切な人たちに共有し、日常会話で出てこない言葉にしておけば、誰でも緊急時にあなたへアクセスできるシンプルな仕組みになります。
MacroDroidを使う
もう少し自由にカスタマイズしたいなら、高評価の自動化ツール「MacroDroid」を使って独自のオーバーライドを構築できます。無料版でも5つのスクリプトを作成でき、今回の目的には十分です。アプリをインストールしたら新規マクロを選択します。膨大なオプションがありますが、基本のオーバーライドは以下の手順で設定できます。
このスクリプトは、特定の連絡先(連絡先グループの指定も可能)からのテキストメッセージを、内容にかかわらず検知します。メッセージ受信時にスマホがマナーモードだった場合、音量を引き上げて通知音を鳴らします。
好みに合わせて調整も可能です。たとえば、メッセージに特定の単語が含まれる場合のみスクリプトを実行する、といった設定もできます。
少し工夫すれば、誰でも突破できるようにすることも可能です。その場合は2つのスクリプトを用意します。1つ目は、マナーモード中に受信したすべてのメッセージへ自動返信するスクリプトで、次のような文面を設定します。
自動返信:こちらのスマホは現在マナーモードです。緊急の場合は「EMERGENCY」と返信してください。
そして2つ目のスクリプトで、マナーモード中の全着信メッセージを監視します。誰かからキーワードを含むメッセージを受け取ると、音量を上げて音を鳴らします。
MacroDroidでは、このほかにも多彩な自動化トリックが実現できます。上記の方法に満足できなければ、ぜひいろいろと試してみてください。
もう緊急メッセージを見逃さない
どのバージョンのAndroidを使っていても、マナーモード中に重要なメッセージを見逃す必要はありません。新しいバージョンの標準サイレントモード機能なら細やかな制御が可能ですし、MacroDroidを使えば独自のオーバーライドも作れます。ただし、実際に正しく動作することを確認するため必ずテストを行い、静かにしておきたい場面で誤ってオーバーライドが発動しないことも確認しておきましょう。
マナーモード中のスマホがどこに行ったかわからず困った経験はありませんか?Androidスマホを簡単に探す方法についての記事も、ぜひチェックしてみてください。
原文:Chris Hoffman 著、2013年7月29日公開
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