注釈機能が充実したAndroid電子書籍リーダーアプリ6選
読書とは、あなたと著者との対話というよりも、テキストから脳へと情報が伝わる行為です。注釈を付けるとき、あなたの脳はドキュメントとの間に文脈的な関係を築きます。そこには、事実の記録、批評、関連文書やウェブページへのリンク、より分かりやすいナビゲーションの手がかりなどが含まれます。
電子書籍への注釈は、蛍光ペン、コメント、下線、吹き出し矢印など、さまざまなツールで行えます。この記事では、Androidで電子書籍に注釈を付け、ノートをさまざまな形式でエクスポートできる6つのEPUBリーダーをご紹介します。
1. Amazon Kindle



Amazon Kindleは、マーケットプレイス、リーダー、ライブラリ管理機能を備えたマルチプラットフォームの電子書籍リーダーです。Kindleアプリでは、自分のニーズに合わせて読書環境を細かく設定できます。画面の明るさの調整、画面の向きの指定、ナイトモードへの切り替え、フォントのカスタマイズなど、豊富なオプションが用意されています。
注釈の付け方とノートの表示
単語を長押しし、蛍光ペンを文や段落の末尾までドラッグします。指を画面から離すとハイライトツールがポップアップ表示されるので、カラーピッカーから好きな色を選びましょう。ノートを追加するには、ハイライトしたテキストを選択してNoteをタップします。ノートウィンドウが表示されたらメモを入力し、Saveをタップします。
Kindleアプリでは、ノートを端末に直接エクスポートすることはできません。その代わり、保存したハイライトは「Amazon Kindle ハイライト」ページで書籍タイトルごとに整理されて表示されます。最近更新された本が左側の列に並び、右側のパネルに注釈が表示されます。
サードパーティアプリでノートをエクスポートする
Bookcisionは、電子書籍からハイライトとノートを簡単に抽出できるJavaScriptブックマークレットです。実行すると、スタイルの整ったハイライトとノートが1ページにまとめられます。クリップボードにコピーするか、TXT、JSON、XML形式でダウンロードできます。
Clippings.ioも、注釈を管理できるWebアプリです。Chromeウェブストアから拡張機能をインストールし、「Amazon Kindle ハイライト」ページにアクセスして拡張機能をクリックします。このWebアプリでは、クリッピングの編集、検索、タグ付け、注釈付けが可能です。書籍名、著者、内容、種類によるノート検索にも対応しています。
2. Google Play Books



Google Play Booksは、所有するすべてのデバイスで書籍を購入・閲覧できるオールインワンアプリです。インターフェースはシンプルでカスタマイズ性が高く、快適な読書体験を提供します。フォントやフォントサイズ、画面の明るさの変更、セピアや黒のテーマへの切り替えなど、多彩な設定が可能です。
注釈の付け方とノートのエクスポート
電子書籍を開いて、ハイライトしたい単語を長押しします。青いマーカーを指で文や段落の末尾までドラッグし、表示されたポップアップでHighlightをタップします。ノートを追加する場合は、ハイライトしたテキストを選択してNoteをタップします。
マーキングが完了したら、ページ中央をタップし、画面右上のContents(目次)をタップします。ここでは、目次、しおり、書き込んだノートを一覧できます。Play Booksではノートを直接エクスポートできませんが、代わりにGoogleドキュメントのファイルに自動保存されます。
ノートをいつでも手元に置いておくには、ハンバーガーメニュー > 設定から「ノート、ハイライト、しおりをGoogleドライブに保存」をオンにします。デフォルトではPlay Books Notesというフォルダに保存されますが、設定からフォルダ名を変更することもできます。あとはGoogleドライブにアクセスすれば、ファイルをTXT、HTML、PDF形式で保存できます。
便利な追加機能
Play Booksが他の書店と一線を画しているのは、手持ちの電子書籍コレクションをアップロードできる点です。アップロードした書籍はどのデバイスにもダウンロードでき、注釈も同期されます。
新しい言語を学習中なら、単語学習にも活用できます。ハイライトしたテキスト全体を選択してTranslate(翻訳)をタップすると、バックグラウンドでGoogle翻訳が動作し、訳語をすぐに確認できます。
3. Moon+ Reader


Moon+ Readerは、読書体験を完全にコントロールできるよう設計された革新的な電子書籍リーダーです。画面の明るさを細かく調整でき、画面をタップするだけで昼間モードとナイトモードを切り替えられます。
Control options(操作設定)では、ショートプレス、ロングプレス、マルチタッチジェスチャーの操作を好みに合わせて変更できます。Visual options(表示設定)では、フォントの種類、サイズ、配置、行間などを自由に設定できます。
注釈の付け方とノートのエクスポート
ハイライトを作成するには、青いマーカーを指で文や段落の末尾までドラッグし、表示されたポップアップでHighlightをタップします。カラーピッカーから好きな色を選べます。下線や取り消し線を異なる色で引くことも可能です。選択したテキストに補足情報を加えたいときはNoteをタップします。
Saveをタップすると、テキスト上に半透明の付箋が表示されます。章全体のマーキングが終わったらBookmarks(しおり)ボタンをタップし、Share(共有)を選択すると、ノートとハイライトをTXTまたはHTML形式でエクスポートできます。OneNoteにセクションを作成して、より質の高いノート作りに活かすのもよいでしょう。
さらに、このアプリでは読書位置と注釈(MRPOファイル形式)をGoogleドライブと同期できます。Miscellaneous(その他)をタップし、「Sync reading positions via Google Drive(Googleドライブ経由で読書位置を同期)」にチェックを入れます。Backup(バックアップ)またはRestore(復元)をタップすれば、他のデバイスでも読書位置を同期・復元できます。
4. eLibrary Manager



端末で何百冊もの電子書籍を管理していると、メタデータや書籍情報の扱いに悩むことがあります。タイトル、ジャンル、著者などの情報が不完全な本も多いのではないでしょうか。eLibrary Managerは、メタデータプロパティを一括で編集・抽出・管理できるため、こうした問題を解決してくれます。
さらにeLibrary Managerは、Calibreと連携して電子書籍ライブラリを管理できます。コンテンツサーバーを設定すると、書籍がメタデータごと自動的にインポートされます。無料版ではライブラリの整理が可能ですが、注釈関連の機能を使うには有料版(プレミアム版)の購入が必要です。
注釈の付け方とノートのエクスポート
ハイライトを作成するには、テキストの上で指を長押しし、コンテキストメニューからHighlightを選択します。ハイライトツールバーにカラーパレットが表示されるので、好きな色を選んでSaveをタップします。誤ったテキストをマークしてしまった場合は、ハイライト部分を再度選択してDeleteをタップしましょう。
読書中の本の特定の場所をしおりとして登録し、必要に応じて詳細情報のノートを添えることもできます。しおりを作成するには、テキストの上で長押ししてBookmark/Notesを選択します。書いたノートは、しおりやハイライトしたテキストに添付できます。
すべてのハイライトとしおりの概要を一望することも可能です。More > Annotationsをタップすると、ページ番号、概要、ハイライトの色付きでエントリが一覧表示されます。注釈をエクスポートするには、書籍リストからExportオプションをタップします。エクスポートされたデータファイル(JSON)は、端末内のフォルダに保存されます。
5. FullReader


FullReaderは、電子書籍、コミック、テキストファイル、オーディオブックまで読める多機能リーダーです。初回起動時に端末内の書籍をスキャンしてメタデータを読み込み、ジャンル、シリーズ、タイトル、著者ごとに書籍を自動分類します。
このアプリには、電子書籍の表示を最適化するためのオプションが複数用意されています。注釈の表示を最適化するには、ハンバーガーメニュー > Settings(設定)を開き、Optimizing(最適化)をタップして「Annotations in file system(ファイルシステム内の注釈)」にチェックを入れます。テキストをハイライトするには、指を文の末尾までドラッグし、ポップアップのNoteをタップします。カラーピッカーから、既成の色合いまたはパレットからノートの色を選びましょう。
読書位置を保存してページ間を移動するためのしおりも作成できます。しおりを作るには、下部パネルのBookmark(しおり)アイコンをタップします。マーキングが完了したらBookmarks and notes(しおりとノート)をタップして保存済みの項目一覧を確認し、MoreメニューからノートをTXTファイルとしてエクスポートできます。
6. eBoox



eBooxは、洗練されたデザインの直感的なリーダーで、電子書籍、コミック、Word文書、雑誌まで幅広く読めます。デフォルトで最適な読書設定が組み込まれており、端末内のフォルダから本を読み込んだり、無料の電子書籍ライブラリから本をインポートしたりできます。
テキストをハイライトするには、指を文の末尾までドラッグし、ポップアップのQuote(引用)をタップします。ハイライト中のフレーズが次のページにまたがっていても、ページが自動的に切り替わるため、そのまま続きをハイライトできます。ハイライトしたテキストにノートを追加するには、Write a note to a quote(引用にノートを書く)をタップします。
読書位置をGoogleドライブと同期することもできます。Googleアカウントでサインインすると、作成したハイライトやノート(さらには本自体)が他のデバイスと同期されます。ノートをエクスポートして、ノートアプリと直接共有することも可能です。Export all quotes(すべての引用をエクスポート)をタップし、たとえばOneNoteを選択します。
注釈についてさらに知る
受動的に情報を消費しているだけでは、批判的に考えることは難しいものです。特にネット上の情報ではその傾向が顕著です。単純な文脈を超えて考えられないと感じたら、注釈を付ける習慣が助けになります。注釈を通じて、アイデア同士がどうつながっているのかを深く考えるようになるのです。
ここで紹介したリーダーアプリは、あなたがより優れた読者であり思考者になる手助けをしてくれるでしょう。しかし注釈の可能性は電子書籍にとどまりません。注釈はウェブ全体に関わる文化になりつつあります。興味があれば、注釈の使い方とその意義についての完全ガイドもぜひ参照してください。
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