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緊急事態に備えてAndroidスマホを準備するための9つのヒント

スマホができることは多岐にわたりますが、緊急時にどのように活用できるか考えたことはありますか?帰宅ルートの確認から医療機関への連絡まで、デバイスを事前に設定しておくことで、いざというときに大きく役立ちます。

ここでは、Androidスマホを緊急事態に備えるために活用できる、重要なヒントとアプリをご紹介します。

1. ロックダウンモードを有効にする

GoogleがAndroid Pie(Android 9)で追加した新機能のひとつが、「ロックダウン」と呼ばれるセキュリティ機能です。これを使うと、個人データが不正アクセスされる危険につながる設定を、瞬時にオフにできます。

ロックダウンモードを有効にすると、指紋認証が無効になります。これにより、不審者や捜査当局などによる強制的なロック解除を防げるうえ、ロック画面上の通知も非表示になります。

さらに、別のデバイスや特定の場所の近くにいると自動的にロック解除される便利機能「Smart Lock」もオフになります。ロックダウンを解除する唯一の方法は、パスワードまたはPINコードを手動で入力することです。

ただし、この機能はデフォルトでは無効になっているため、自分で有効化する必要があります。「設定」を開き、「セキュリティ」(または「セキュリティと現在地情報」)までスクロールし、「ロック画面の設定」をタップします。「ロックダウンオプションを表示」を有効にすれば準備完了です。以降は、電源ボタンを長押しした際に表示されるメニューからロックダウンモードを選択できます。

ロックダウンモードにしてもデータが完全に保護されるわけではありませんが、強要などによってスマホへのアクセスを試みる相手に対し、手早く防御の壁を築ける手段として有効です。

2. 緊急時情報を登録・更新する

救急隊員や周囲の人に自分の緊急時情報や緊急連絡先を知らせられるよう、Androidにはそれらをロック画面に表示できる標準機能が搭載されています。もちろん、あらかじめ必要な情報を入力しておくことが前提です。

「設定」>「端末情報」>「緊急時の情報」と進みます。氏名、血液型、臓器提供の意思、アレルギーの有無、緊急連絡先などの必須項目を入力しましょう。保存した情報は、ロック画面を上にスワイプし、「緊急通報」をタップして「緊急時の情報」を選択すると確認できます。

なお、これらの手順はメーカーによって異なる場合があります。記載の場所に該当項目がない場合は、設定内で検索してみてください。

3. 緊急速報を受け取れるようにする

お住まいの地域に新たな脅威が発生した可能性がある場合、Androidは政府や自治体から配信される緊急速報を受信できます。日本では「緊急速報メール(エリアメール)」やJ-Alertがこれに相当します。通常はデフォルトで受信設定になっていますが、念のため確認しておきましょう。

「設定」>「アプリと通知」>「詳細設定」>「緊急速報」からこのオプションを見つけられます。ここで、受け取りたい速報の種類を選択したり、受信時にバイブレーションさせるかどうかを設定したりできます。

さらに、新しい速報を受信したときに自動的に音量を上げたり、テキスト読み上げ機能でメッセージを読み上げさせたりすることも可能です。これらの設定は任意ですが、重要な情報を見逃したくないならオンにしておくことをおすすめします。

4. 標準のSOSショートカットを活用する

地域や機種によっては、AndroidにSOSショートカットが用意されています。これを起動すると、スマホが自動的に遭難信号と現在地を緊急サービスへ送信します。モバイルデータや位置情報がオフの場合でも、SOSショートカットをタップすれば強制的に有効化されます。

この方法は、住んでいる地域やスマホの機種によって異なります。たとえば、インドのPixel 3(ストックAndroid)では、電源ボタン長押しのメニューにこのオプションがありますが、米国のPixel 3にはありません。

Samsungのスマホにはより高度な機能が備わっています。現在地、音声録音、さらには写真付きで緊急連絡先へ知らせることが可能です。「設定」>「高度な機能」>「SOSメッセージ送信」から設定できます。

5. 「Medical ID」アプリを試す

Android標準の緊急時情報機能では物足りなかったり、ロック画面で見えにくかったりする場合は、サードパーティ製アプリ「Medical ID」を試してみてください。

Medical IDは、健康に関するデータを常設の通知としてロック画面に表示してくれます。身長、体重、生年月日など、標準機能よりも多くの情報を登録することも可能です。さらに、Medical IDの通知を長押しすると、ワンタップで緊急サービスに電話をかけられます。

6. オフラインマップをダウンロードする

電波の届きにくい場所で立ち往生すると、自分の現在地が分からず危険に陥ることもあります。家にたどり着けるようにするため、Googleマップでオフラインナビゲーション用の地図をダウンロードしておきましょう。

オフラインマップを取得するには、スマホでGoogleマップアプリを開き、目的地を検索します。表示された情報カードにある「ダウンロード」をタップし、ダウンロードする範囲を選択して、もう一度「ダウンロード」をタップして保存します。

7. 応急処置アプリを確認する

緊急事態はいつ起こるかわからず、助けがすぐに駆けつけるとは限りません。だからこそ、危機に対応できる知識とスキルを身につけておくことが重要です。その第一歩として、赤十字社の応急処置(First Aid)アプリがおすすめです。

このアプリには、人里離れた場所で予期しない健康問題に直面したときの対処法が多数収録されています。怪我、ぜんそく発作、骨折など、さまざまな状況で役立ちます。

コンテンツはインターネット接続なしでも閲覧可能です。また、近隣の医療機関を表示する病院タブもあり、アプリから直接救急サービスを呼ぶ機能とも統合されています(米国版は911対応。日本では110番・119番への発信となります)。

8. 信頼できる人と位置情報を共有する

Googleの「Trusted Contacts」は、大切な人の居場所を把握できる安全アプリでした。リアルタイムで位置情報を共有したり、相手の位置情報を要求したりできるのが特徴で、一時的または継続的な共有を設定し、いつでも取り消せる仕組みでした。

ただし、残念ながらTrusted Contactsは2020年にサービスを終了しています。現在の代替手段としては、Googleマップの「位置情報共有」機能がおすすめです。家族や友人とリアルタイムで位置情報を共有でき、移動中の状況を伝えられます。共有期間は柔軟に設定でき、いつでも停止できます。

より包括的なプラットフォームをお探しなら、Android向けのファミリーロケーター系アプリもチェックしてみてください。

9. 「Kitestring」でSMSベースの安否チェックを設定する

野外に出ると、モバイルデータ通信が使えない場面に遭遇することがあります。そんなときに便利なのが、SMSベースの安否確認サービス「Kitestring」です。

Kitestringに登録して外出予定を知らせておくと、一定間隔で安否確認のSMSが届きます。これに返信しない場合、Kitestringは事前に設定された緊急連絡先へ、カスタマイズされたメッセージで警告を送ってくれます。海外でも利用できるため、旅行先での活用に最適です。ただし、ローミング料金が別途発生する点には注意してください。

Kitestringは無料で利用できますが、月3回のセッションと緊急連絡先1名という制限があります。制限を解除するには、月額3ドルのサブスクリプションが必要です。

サイト:Kitestring(無料、サブスクリプションあり)

スマホとPCで緊急速報を即座に受け取ろう

緊急事態を予測することはほぼ不可能です。しかし、これらのアプリや機能を活用すれば、最も必要としたときにAndroidスマホがより適切にあなたをサポートしてくれるでしょう。

とはいえ、スマホ標準の緊急速報機能だけでは不十分な場合もあります。そこで、PCとスマホの両方で緊急速報をすぐに受け取る方法についても、あわせてチェックしておくことをおすすめします。

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