スマホでダンジョンズ&ドラゴンズを遊ぶなら!おすすめアプリ4選
ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)といえば、紙とペンを使ってテーブルを囲んで遊ぶ伝統的なテーブルトークRPGですが、ボイスチャットやオンラインのバーチャルテーブルトップ(VTT)を使えば、離れた場所からでもプレイできます。しかし、実は世界で最も人気のあるこのロールプレイングゲームを、スマートフォン1台だけで運営できることをご存じでしょうか?
すでにキッチンテーブルの三つ穴バインダーから卒業し、PCでセッションを管理している人なら、デスクトップからスマホへの移行は簡単な一歩です。時間も場所も手間も、さらに節約できるでしょう。
スマホでD&Dを運営する方法は主に2つあります。複数のアプリを切り替えながら使う方法と、オールインワンの統合アプリを使う方法です。この記事では、両方のアプローチをご紹介します。
複数のモバイルアプリを組み合わせてD&Dを運営する
D&Dは難しそうに見えますが、実際にセッションを運営するのに必要なものはごくシンプルです。
- ダイスロール機能付きのコンバットトラッカー(戦闘管理ツール)
- ルール、アイテム、呪文などの詳細を調べられるコンペンディウム(資料集)
- 冒険の計画と記録ができるキャンペーン日誌
- ボイスチャット
複数アプリ方式は、すでにセッション運営に慣れているDMや、運営スタイルをよりシンプルにしたいDMにおすすめの方法です。
1. 5e Companion App(コンバットトラッカー)
モバイル端末でD&Dを運営する最大のメリットは、すべての作業を効率化できること。だからこそ、必要最低限の機能に絞ったコンバットトラッカーを選ぶのがベストです。
戦闘管理アプリに求めたい機能は以下の通りです。
- 戦闘中にモンスターの能力をすぐ確認できる
- 呪文や状態効果などのステータスをその場で検索できる
- HPの調整や状態異常の設定ができる
- 戦闘中でもイニシアチブ順(ターン順)を並べ替えられる
- 戦闘中に参加者の追加・削除ができる
Vladimir Pomsztein氏開発の「5e Companion App」は、これらの条件をすべて満たしています。唯一の弱点はダイスロール機能が含まれていないことですが、解決策は簡単にあります。
最もシンプルなのは、本やバインダー、PCが占めていない自由なスペースで物理ダイスを振ること。あるいは「RPG Dice Roller」(Android)や「Dungeon Dice」(iOS)など、専用のダイスアプリを別途入れておき、ロールが必要になったら素早く切り替えるのもよいでしょう。
2. D&D 5e Rulebook(コンペンディウム)
経験豊富なダンジョンマスターなら、ルールブックアプリなしでもモバイルDMができるかもしれませんが、初心者DMにとってはリソースが手元にあることが大きな助けになります。
特に、以下のような情報をすぐ参照できると便利です。
- ゲーム進行に関するルール
- アイテムや装備の詳細データ
- 種族やクラス能力などキャラクター関連の情報
- 呪文、モンスター、魔法のアイテムのステータスとルール
「D&D 5e Rulebook」は軽量で見た目も美しいアプリで、シンプルなキーワード検索でルールを素早く簡単に調べられます。今まさに知りたい部分へ一気にジャンプできるので、分厚い紙のルールブックをめくったり、長いWebページを読み流したりするよりも格段に効率的です。
また、プレイヤーが発見したり購入したりする可能性のあるアイテム(防具、武器、魔法のアイテムなど)の詳細を確認することもできます。種族やクラスの選択肢、フィート、呪文などを素早く参照できるため、プレイヤーのキャラクター管理にも役立ちます。
さらに、頻繁に確認するページをお気に入り登録できるのも嬉しいポイント。リファレンスツールとして命綱になる機能です。
他のコンペンディウム系アプリと比べた際の最大の強みは、なんといってもその軽量さ。わずかなストレージ容量で、膨大かつアクセスしやすい情報を詰め込んでいます。モバイルでD&Dを運営する目的は、セッションの準備と進行を速くシンプルにすること。だからこそ、無駄のない軽量ルールアプリは必須なのです。
3. Game Master Journal(キャンペーン日誌)
単発の「ワンショット」セッションを運営する場合でも、プレイ中にゲームノートをすぐ参照できると便利です。優れたキャンペーン日誌アプリには、次の機能が求められます。
- 冒険の主要な展開(ビート)を計画できる
- NPCやロケーションを作成できる
- 独自のカスタムコンテンツを取り込める
加えて、操作がシンプルで整理しやすいことも重要です。ワールドビルディングの広大さに飲み込まれず、実際に遊べるコンテンツに集中できるようにするためです。
「Game Master Journal」は、これらのポイントを重視した優秀な選択肢です。「Miscellaneous(その他)」タブの名前を「プロット」や「ストーリー」に変更すれば、冒険の筋書きを整理するのに活用できます。それ以外の機能も、初めて世界観を作る人でも直感的に使えるワールドビルダーとして動作します。
NPCを作成すると、出身地の入力を促されます。まず町の名前だけ入力しておき、詳細は後で埋めていけばOK。町の中の特定の場所も追加でき、カテゴリごとに用意されたテンプレートが創作の道しるべになってくれる一方、自由度まで狭めることはありません。
ボイスチャットアプリ
他のアプリを操作しながら通話に参加できる音声通話プラットフォームは数多くあります。D&Dの運営という用途では、本当に必要なのは「通話アプリがバックグラウンドで動作すること」だけ。これにより、チャットしながらゲーム用アプリを開いたままにしておけます。
おすすめの選択肢については、「無料で使えるゲーミング向けボイスチャットアプリ特集」の記事を参考にしてみてください。
4. Game Master 5th Edition(オールインワン統合アプリ)
1つのアプリで完結させる方法は、初心者DMにとってより親しみやすい選択肢です。D&Dのセッションを単独で運営できるレベルの機能を持つアプリの多くは、ランダムジェネレーターやチュートリアルポップアップといった追加機能も備えており、新しいダンジョンマスターがライターズブロック(筆詰まり)を回避し、運営のコツをつかむ助けになります。
スマホ1台でD&Dを完全に運営できる統合アプリとして私たちが選んだのは「Game Master 5th Edition」。ゲーム運営に必要なものがすべて揃っています。
- どの画面からでも呼び出せるダイスローラー
- モンスターのステータス表示、ターン順の並べ替え、状態管理などができるコンバットトラッカー
- どの画面からでもアクセス可能な、ルール、アイテム情報、呪文リスト、クラス情報などを網羅したコンペンディウム
- 遭遇環境、挑戦レベル、クリーチャータイプなどに基づいてエンカウンターを生成するランダムジェネレーター
- キャンペーンを章に、章をエンカウンターに分割して管理できるキャンペーンマネージャー
- 詳細なNPC作成とキャラクター追跡機能
これらの必須要件をすべて満たしていたのは、調査した中ではGame Master 5だけでした。賢いメニュートレイのおかげで、ほぼすべての画面からダイスロール、ルール照会、コンペンディウム検索が行えます。
戦闘中はさらに効率化されており、モンスターのステータスブロックから直接、状態異常の付与、攻撃ロール、能力値判定が可能です。
欠けている要素があるとすれば、ロケーション情報タブくらいです。ただし、各キャンペーンとアドベンチャーには3つのタブ(キャラクター、アドベンチャー/エンカウンター、ノート)があり、ノートには画像を添付できます。そのため、重要な拠点を地図などの画像付きノートとして登録しておけば、十分に代用できます。
アプリ内課金(買い切り)で広告を非表示にし、作成できるエンカウンター、アドベンチャー、キャンペーンの上限数を増やすことも可能。時間と手間の節約を考えれば、支払う価値は十分にあります。
豊富な機能を備えながら画面はすっきりと保たれており、圧倒されることはありません。それこそが、スマホでD&Dを運営する最大のメリット。シンプルに効率化され、今その画面にある情報だけに向き合えばいいのですから。
ダウンロード: Game Master 5th Edition(Android / iOS/無料、有料版あり)
スマホでD&Dを運営する最良の方法
多くの場合、Game Master 5th Editionのようなオールインワンアプリが最適な選択となります。しかし、自作(ホームブルー)のアドベンチャーや世界観を運営するDMは、Game Master Journalのような詳細なキャンペーン日誌も併用するとよいでしょう。
この組み合わせでもテーブルでの進行が遅くなることはありません。キャンペーン日誌はセッションとセッションの間に使うもので、進行メモの記録、NPCの人間関係の更新、ロケーションの肉付けなどを事前に済ませておけるからです。さらに本格的にやり込みたいなら、D&D体験を強化してくれるアプリはまだまだたくさんあります!
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