Appleデバイスで「Siriの提案」を最大限に活用する方法【iOS・Mac対応】

AppleがiOS 9で導入した「Siriの提案(Siri Suggestions)」は、最近使用した検索、アプリ、その他の項目に素早くアクセスできる非常に便利な機能です。もともとiOSでは「Spotlight」と呼ばれていたこの機能は、サードパーティ製アプリでも利用できます。日々の生活にSiriを自然に組み込むというAppleの狙いの一つであり、「Hey Siri」と声をかけて特定のタスクを依頼するのとは異なり、Siriの提案はユーザーに代わって面倒な作業を先回りして処理してくれるのが特徴です。本記事では、意外と知られていないこの機能の仕組みと使い方を詳しく解説します。
Siriの提案はどのように機能するのか?
全体として、Siriの提案はユーザー側にほとんど手間をかけさせない仕組みになっています。iOSデバイスで提案にアクセスするには、ホーム画面の中央あたりを下にスワイプするだけです。すると検索バーが表示され、その下に「Siriの提案」という見出しとともにアプリの候補が並びます。
表示されるのは、最近使用したアプリや、現在地に基づいて選ばれたアプリです。例えば、毎朝同じ時間帯にスターバックスに立ち寄る習慣があるなら、その時間帯になるとスターバックスのアプリが自動的に表示されます。同じジムに定期的に通っているなら、お気に入りのワークアウトアプリも候補に現れるでしょう。

Siriの提案は、他のアプリ内でも学習を行います。Appleのメールアプリでは、よく使うメールアドレスの入力を支援し、「宛先」や「CC」欄への入力まで自動で行ってくれます。Apple Watchユーザーの場合も、画面上に位置情報の候補が表示されるなど、同様の働きを受けられます。
iOSでSiriと検索を有効/無効にする方法
もしiOS 13でSiriの提案がデフォルトで有効になっていない場合でも、数ステップで簡単に設定できます。
1. iPhoneまたはiPadで「設定」アプリを起動します。
2. 「Siriと検索」をタップします。

3. 2番目のオプショングループ「Siriの提案」には、「検索での提案」「ルックアップでの提案」「ロック画面での提案」という3つの項目があります。

4. すべてがオンになっていれば準備完了です。普段どおりにスマートフォンを使っていれば、Siriは毎日少しずつ学習を深めていきます。また、少し下にスクロールすれば、アプリごとにSiriの提案を個別にオン/オフすることも可能です。

5. 一部またはすべての機能を無効にしたい場合は、該当するスイッチを「オフ」にスライドするだけです。これだけで機能を無効化できます。

MacでSiriの提案を有効/無効にする方法
1. 画面左上のAppleメニューから「システム環境設定」を選択します。
2. オプションの一覧から「Siri」を選択し、Siri画面の右下にある「Siriの提案とプライバシー」をクリックします。

3. ここで、Siriが学習して提案を行う対象となるアプリを選択(または無効化)できます。ただし、ここに表示されているアプリの一部のみがSiriの提案に対応しており、Mac上のすべてのアプリに有効/無効のオプションがあるわけではない点に注意してください。「メール」「FaceTime」「連絡先」は設定できますが、Appleマップなどの標準アプリにはこのオプションが用意されていません。

4. 選択が完了したら、「完了」をクリックしてすべての変更を保存します。
アプリ内でSiriの提案を活用する
多くのAppleデバイスユーザーは、SiriがiOSやmacOSの操作全体を通じてサポートしてくれることをご存じでしょう。ここでは、iPhoneやiPadの使用中にSiriの提案が役立つ代表的なシーンをいくつかご紹介します。
- メールやイベントの作成:カレンダーの招待状やメールに相手を追加し始めると、Siriが過去のメールに含まれていた人物やイベントを自動的に提案します。

- イベントへの出発タイミングの通知:カレンダーの予定に場所が登録されている場合、SiriはAppleマップと連携し、現在の交通状況や天候に基づいて最適な出発時刻をお知らせします。
- フライト状況の確認:メールアプリに搭乗券がある場合、Siriはマップ上にフライト状況を表示します。空港へ向かうべき適切な時間の提案に加えて、経路案内も確認できます。
- 文字入力の支援:テキスト入力を始めると、SiriがiPhoneやiPadで以前閲覧した地名や映画などの候補を提示します。友人に「今向かっている」と伝えたいときには、到着予想時刻まで提案してくれるので、待ち合わせの調整にも便利です。
- Appleニュース記事の読書支援:Siriの提案は、頻繁に読むニュースのジャンルや関心事項を学習し、類似の記事やトピックを提案するようになります。
- Safariでの検索:URLバーへの入力を始めると、Siriがウェブサイトや関連情報を検索フィールドに提案してくれます。
- 予定の確認:予定を確定する際に、日付や時刻がメールやウェブサイトに記載されていれば、Siriがカレンダーへの追加を提案します。
まとめ
Siriの提案は、AppleのSiri戦略全体において欠かせない存在となっています。音声アシスタント分野ではAlexaやGoogleアシスタントに後れを取っているSiriですが、Siriの提案のようなツールがユーザー層の拡大を後押ししてくれるはずです。より多くのAppleユーザーがSiriの能力を理解するにつれて、さらなる活用の可能性も広がっていくでしょう。これはAppleにとっても朗報です。さて、あなたのお気に入りの「Siriの提案」は何ですか?
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