iPhone・iPadの「ファイル」アプリでファイルを管理する方法を徹底解説

iOS(およびiPadOS)に標準搭載されている「ファイル」アプリは、その実力に比べて意外と見落とされがちな隠れた優秀アプリです。一見するとシンプルなファイルマネージャーに思えますが、モバイルでの作業効率を高めるうえで驚くほど多くの機能を備えています。
「ファイル」アプリを使えば、ローカルとクラウドの両方のファイルにアクセスできるほか、外部ドライブからの読み込み、ファイルの整理、さまざまな形式のファイル閲覧なども行えます。ここでは、「ファイル」アプリを使ってiOS上でファイルを管理する方法を詳しく解説します。
1. 新しい保存先を追加してクラウドサービスと連携する
「ファイル」アプリには、デバイス本体(ローカル)に保存したファイルとiCloud Driveのファイルが自動的に表示されます。さらに便利なのは、他のクラウドサービスのコンテンツにもアクセスできる点です。

左側の「ブラウズ」サイドバーには「場所」というグループがあり、そこにiCloud DriveやiPad上のファイル、最近削除した項目などが表示されます。右上の3つの点(…)ボタンをタップし、「編集」または「サイドバーを編集」を選択すると、新しい場所(クラウドサービス)を追加できます。

具体的には、デバイスにインストール済みのサードパーティ製クラウドストレージアプリ(Dropbox、Google Drive、OneDriveなど)ごとにトグルボタンが表示されます。連携したいサービスを選んだら、「完了」をタップしましょう。
2. ファイルの移動・コピー・削除など各種操作を行う
ファイルを長押しすると、さまざまな操作が可能になります。名前の変更、複製、コピー、削除、移動、共有、タグ付け、情報の確認などができます。また、ファイルの種類に応じた専用メニューも表示されます。たとえば画像を長押しすれば、左右への回転やPDFの作成といった操作も行えます。

「タグ」を選ぶと、ファイルにラベルを付けることができます。タグは「ファイル」アプリのサイドバーに一覧表示されるため、ファイルの整理や特定のタグへの素早いアクセスに非常に便利です。

フォルダを長押しすると、さまざまなオプションが表示されます。その中にある「お気に入り」を選択すると、フォルダ全体がサイドバーの「お気に入り」の下に表示されるようになります。ファイルと同様に、フォルダもコピー、複製、移動、削除が可能です。
3. ドラッグ&ドロップなしでファイルを一括管理する
「ファイル」アプリでは、いつでもドラッグ&ドロップでファイルを管理できます。たとえばファイルを移動したい場合は、別のフォルダへドラッグするだけです。しかし、PCのように操作する方法もあります。

まず、任意のファイルが入ったフォルダを開き、右上の「選択」をタップします。次にファイルを選択すると、画面下部にメニューバーが現れ、共有、複製、移動、削除をまとめて実行できます。さらに「その他」をタップすれば、複数のファイルを1つのZIPアーカイブに圧縮することも可能です。
4. 検索機能で特定のファイルやフォルダを見つける
特定のファイルやフォルダを探したいときは、いつでも検索機能を利用できます。画面上部の「検索」フィールドをタップし、目的のファイルに関連するキーワードを入力しましょう。たとえば「画像」と検索すれば、「ファイル」アプリがJPEGやPNG画像などを絞り込んで表示してくれます。

検索フィールドのすぐ下にある「最近使った項目」や「iCloud Drive」を選択すれば、検索範囲を絞り込むこともできます。これらのタブを活用することで、目的のファイルやフォルダにより素早くたどり着けます。
5. 新規フォルダを作成して既存の書類やファイルを追加する
「ファイル」アプリで新しいフォルダを作成し、ファイルを追加するのはとても簡単です。フォルダを表示したい空きスペースを長押しして「新規フォルダ」をタップします。iPadの場合は、画面右上の「新規フォルダ」ボタンを直接タップしてもOKです。iPhoneの場合は「その他」をタップしてから「新規フォルダ」を選びましょう。

新しいフォルダにファイルを追加するには、まず任意の数のファイルを選択し、画面下部の「移動」をタップします。ポップアップが表示されるので、作成したフォルダを指定するだけです。とても簡単ですね。
6. 「ファイル」アプリから削除したファイルを復元する
「ファイル」アプリを開くと、サイドバーに場所の一覧が表示されます。この中に「最近削除した項目」という項目があります。ここには削除されたファイルが保管されており、復元するか完全に消去するかを待っている状態です。

削除したファイルを復元したい場合は、そのファイルを長押しして「復元」を選択します。逆にデバイスの容量を空けたい場合は、「今すぐ削除」をタップしましょう。また、いつでも「情報」を選択して、フォルダやファイルの詳細情報を確認することもできます。
まとめ
「ファイル」アプリは、アプリ単体だけでなくさまざまな場面で活躍します。他のアプリでファイルを追加しようとすると、「ファイル」アプリへ誘導される仕組みになっています。使い始めてしばらくすると、iPhoneやiPadで「ファイル」アプリなしでどうやって過ごしていたのか不思議に思えるほど便利です。
最後に、役立つ関連情報をご紹介します。iCloudのストレージ容量を消費している項目を確認する方法は、ファイルを深く掘り下げる際に役立ちます。また、整理整頓といえば、iPhoneのホーム画面アプリを整理する方法もあわせてチェックしてみてください。
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