Androidでモバイルデータが使えないときの対処法まとめ
モバイルデータ通信(セルラーデータ)は、初めてスマートフォンを手にしてからこそ、生活必需品であると実感するもの。いざ接続できなくなると、Googleマップなしでは目的地にたどり着けず、Flipboardなしでは読むものがなく、WhatsApp以外の連絡手段を知らない自分に気づくことになります。
Androidでモバイルデータが突然使えなくなると、世界が崩れたように感じるものです。ここでは、モバイルデータ接続を復旧させるための具体的な対処法を紹介します。
APNをリセットする
アクセスポイント名(APN)は、携帯電話会社がスマートフォンをモバイルインターネットへ接続するための仕組みです。IPアドレスやゲートウェイなど、接続に不可欠な設定情報がすべて含まれています。ただし、この設定は何らかの原因で崩れることがあり、その場合はリセットが必要です。
「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「詳細設定」→「アクセスポイント名」の順に開きます。
APNの一覧が表示されます(1件のみの場合もあります)。右上のメニューアイコンをタップし、「デフォルトにリセット」を選択してください。
APNプロトコルをIPv4/IPv6に設定する
この項目はすべての端末に存在するわけではありませんが、一部の機種(OnePlus 3など)ではAPNプロトコル欄を空欄のままにできることがあります。もし空欄になっているなら、「IPv4/IPv6」に変更しておきましょう。他の端末でも、どちらか一方だけではなく「IPv4/IPv6」と表示されていることを確認してください。
APN設定を手動で入力する
残念ながら珍しくないことですが、Androidのソフトウェアアップデート後にAPN設定が壊れてしまうケースがあります。標準のリセットでも改善しない場合は、APN情報を手動で入力する必要があるかもしれません。
- 前述の方法でAPN一覧を開き、右上の「+」アイコンをタップします。
- 自分のキャリアのAPN情報をすべて入力します。詳細は各キャリアの公式サイトで確認できます。米国・英国・インドなどの主要キャリアのAPN設定一覧も参考になるでしょう。
- 新しいAPN設定を保存し、端末のAPN一覧から該当の設定を選択します。
リカバリーからキャッシュパーティションを消去する
スマートフォンのストレージには、キャッシュと呼ばれる領域があります。これは各アプリやプロセスのデータを一時的に保管しておく場所で、アプリの起動を高速化するために自動的に活用されます。
しかし、一部のAndroidユーザーから報告されているように、キャッシュ内でエラーが発生すると、重要なプロセス――この場合はデータ接続――が停止してしまうことがあります。これを解決するには、システムのキャッシュパーティションを消去します。操作はリカバリー画面から行います。入り方は機種によって多少異なりますが、標準的なAndroid端末では以下の手順です。
まずスマートフォンの電源を切り、再び電源を入れる際に「電源ボタン」と「音量下ボタン」を同時に長押しします。Androidロゴが画面に表示されるまで押し続けてください。
音量ボタンで「Recovery Mode(リカバリーモード)」まで移動します。次の画面で「No command(コマンドがありません)」と表示されることがあります。
この表示が出た場合は、音量ボタンと電源ボタンのさまざまな組み合わせを試して、リカバリーに入る必要があります(挙動は機種によって異なります)。
筆者の環境では「音量上ボタン」と「電源ボタン」を同時に押すことで突破できました。
リカバリーに入ったら、音量ボタンで「wipe cache partition(キャッシュパーティションの消去)」または「wipe cache(キャッシュの消去)」を選択し、電源ボタンで決定します。
処理は数秒で完了します。終わったらスマートフォンを再起動しましょう。
ネットワーク接続をリセットする(SCRTN)
Androidでデータ通信ができない問題に対するシンプルかつ強力な解決策が、SCRTN(Special Code to Reset the Network/ネットワークリセット用特殊コード)の入力です。ただしこの方法は、CDMAネットワークを利用している端末でのみ有効です。米国ではT-Mobile、Verizon、US Cellularなどが該当します。
CDMAネットワークを利用している場合は、ダイヤルパッドで以下のコードを入力してください(機種によって異なります)。
- Google Pixel、Moto G7:*#*#72786#*#*
- Nexus 5、Nexus 6、Moto G5:#*#*72786##
- その他のAndroid端末:##72786#
なお、携帯キャリアはより高速なLTE規格への完全移行を進めており、CDMAネットワークは段階的に廃止されつつあります。そのため、この方法は今後利用できなくなる可能性がある点に注意してください。
適切なネットワークモードを選ぶ
まず試したいシンプルな解決策として、アップデート時や端末の初期設定の過程で、ネットワークモード(3G、4Gなど)が最適なカバレッジを得られない設定になってしまっている可能性があります。
たとえば4G対応のスマートフォンなら、ネットワークモードで必ず4Gが選択されていることを確認しましょう。逆に、端末自体は4G非対応なのに、root化などによってOS側で4Gがネットワークモードとして選べる状態になっていると、端末は対応していない4G信号に接続しようとして失敗しているかもしれません。
変更は簡単です。「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「優先ネットワークタイプ」を開き、自分の端末に最適なものを選択してください。筆者の端末は4G対応なので、「2G/3G/4G 自動」に設定し、常に利用可能な最良の信号につながるようにしています。
SIMカードを抜き差しする
「スマホを再起動」「SIMカードを抜き差し」といった定番のアドバイスを鼻で笑う人もいるかもしれませんが、モバイルデータのトラブルでは、まず最初に試すべき基本中の基本です。また、別のSIMカードを挿してみて、問題が端末側にあるのかカード側にあるのかを切り分けるのも有効です。
さらに、再起動の際にひと工夫加えることで、効果が高まることもあります。
- 再起動前に、機内モードをオンにします。
- 30秒待ってから、機内モードをオフにします。
- それでもデータが使えない場合は、機内モードをオンに戻し、スマホの電源を切って1分待ちます。その後、スマホの電源を入れ、機内モードをオフにして30秒待ち、モバイルデータをオンにします。
これでも解決しない場合は、次の対処法を試してみてください。
モバイルデータ使用量の上限設定を確認する
ほぼすべてのAndroidスマートフォンには、モバイルデータの上限や警告を自分で設定できる機能が備わっています。通常は初期状態でオフになっていますが、以前に上限を設定したまま、料金プランを変更したのに上限値を更新し忘れているケースもあります。確認方法は以下の通りです。
「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」を開きます。
「モバイルデータ」がオンになっていることを確認し、「データ警告と上限」をタップします。
ここで「データ上限の設定」がオフになっていること、少なくともキャリアが提供する上限値より低く設定されていないことを確認してください。
以上が、モバイルデータ接続を復旧させるための主な方法です。紙の地図や伝書鳩に頼らざるを得ないと思ったその瞬間に、ネットの世界へ戻る鍵となるはずです。
無事にモバイルデータが復活したら、速度測定アプリで実際の通信速度を試してみてはいかがでしょうか。あわせて、Firefox for Androidのおすすめアドオン一覧もチェックしてみてください。
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Androidでモバイルデータが使えないときの対処法を徹底解説
初めてスマートフォンを手にしたとき、モバイルデータは生活必需品になります。実際に通信ができなくなって初めて、Googleマップなしでは目的地にたどり着けず、ニュースアプリなしでは読むものがなく、メッセージアプリなしでは人と連絡が取れないことに気づくものです。この記事では、Androidのモバイルデータの問題を効率的に解決し、再びインターネットに接続できるようにするための実用的な方法を紹介します。 Androidでモバイルデータの問題を解決する方法 APN設定をリセットする すべての携帯電話会社は、アクセスポイント名(APN)を使ってスマートフォンをモバイルインターネットに接続しています。APN
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