「iPhoneは別のコンピュータによって管理されています」エラーの直し方|8つの解決方法を徹底解説
問題:「このiPhoneは別のコンピュータによって管理されています」と表示される
「このiPhoneは別のコンピュータによって管理されているため、このコンピュータでは使用できません」というエラーメッセージが表示され、原因がまったく分からず困っています。
― Appleコミュニティより
この問題は、中古で購入したiPhoneや、企業・学校から支給されたiPhoneで発生することが多いトラブルです。もしiPhoneの管理(監視)設定を解除したい場合は、いくつかの対策を講じることで解除できる可能性があります。
新しいiPhoneにこのエラーが出る理由とは?
手に入れたばかりのiPhoneで「別のコンピュータによって管理されています」というメッセージが表示される場合、そのiPhoneは以前、学校や企業で使用されていた端末である可能性が高いです。
コンプライアンスやセキュリティ確保のため、学校や企業はこうしたiPhoneをリモートで管理し、特別なパスワードで保護をかけています。そのため、利用者は特定のアプリを操作できないほか、他のコンピュータとの接続も拒否されます。
この仕組みは「モバイルデバイス管理(MDM)」と呼ばれ、企業や学校で最も広く使われているセキュリティ機能です。いったん管理対象になると、特別なパスワードで保護されているため、他のコンピュータには接続できません。このような端末を入手した場合は、まずMDMプロファイルを削除しないと、iPhoneに対して自由な操作を行うことができません。
誰がiPhoneを管理しているのか確認する方法
手に入れたばかりのiPhoneの場合、そもそも誰が管理しているのか分からないこともあるでしょう。以下の手順で、自分のiPhoneが管理対象になっているかどうかをチェックできます。
- 設定アプリを開きます。
- 設定画面の上部に管理状況が表示されます。管理対象の場合は「このiPhoneは○○によって管理・監視されています」という表示が出るので、ここで管理者を確認できます。
- どの機能が制限されているかを詳しく知りたい場合は、一般をタップし、画面を下にスクロールしてVPNとデバイス管理をタップすると、端末に加えられている制御内容を確認できます。
それでは、「このiPhoneは別のコンピュータによって管理されています」エラーを解消するための具体的な方法を、8つ紹介していきます。きっとあなたの状況に合った方法が見つかるはずです。
iPhoneのデバイス管理(監視)を解除する8つの方法
iPhoneが別のコンピュータに管理されており、管理者や制限内容をすでに把握している場合は、以下の8つの方法を試してみてください。ただし、いずれの方法でもiPhoneのロック画面パスコードが必要になる点に注意しましょう。
方法1:デバイス管理プロファイルを確認・削除する
iPhone上のMDM構成プロファイルを削除することで、管理状態を解除できます。ただしこの方法が使えるのは、管理者がプロファイルの削除権限を制限しておらず、MDM構成用のパスワードを把握している場合のみです。
- iPhoneで設定アプリを開きます。
- 一般をタップします。
- デバイス管理を探してタップします。
- MDMプロファイルが存在する場合、デバイス管理画面内に表示されます。
- 管理を削除を選択し、パスワード(MDM構成パスワード)を入力します。
方法2:MDM(モバイルデバイス管理)経由で管理を解除する
あなたが管理者であれば、MDMのDEPアカウント設定で「macOSコンピュータとのペアリングを許可」を有効にできます。ただし、この設定はDEPアカウントを初めてセットアップする際に行う必要があります。
なお、DEPアカウントでのmacOSペアリング許可設定は、iOS 13およびmacOS 10.15以降で利用可能です。
- USBケーブルでiPhoneをMacに接続し、信頼を求めるダイアログが表示されたら「このコンピュータを信頼」をクリックします。
- Mac上でApple Configurator 2.5以降を開き、iPhoneが表示され、管理対象になっていないことを確認します。
- iPhoneを選択して右クリックし、「準備」ボタンを選択します。
- 「手動構成」を選択し、「デバイス登録に追加」と「デバイスが他のコンピュータとペアリングすることを許可」にチェックを入れて「次へ」をクリックします。
- あとは画面の指示に従って進めるだけです。
方法3:Apple Configurator 2を使って管理を解除する
Apple Configurator 2は、Mac向けの無料ツールです。USB接続を通じてiPhoneの設定や管理を行えるほか、管理状態の解除にも活用できます。ただし、この方法を使うとiPhone上のデータがすべて消去されるため、必ず事前にバックアップを取っておきましょう。
- ※この操作は管理者権限が必要です。管理者でない場合は、担当の管理者に連絡してください。
- ※Apple Configurator 2がインストールされていない場合は、MacのApp Storeから無料でダウンロードできます。
- USBケーブルでiPhoneをMacに接続します。
- Apple Configurator 2を起動します。
- Apple Configuratorの画面から自分のiPhoneを見つけます。
- メニューバーの「アクション」を選択し、「詳細」をクリックします。
- 最後に「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択します。
方法4:iPhoneをリカバリーモードにして復元する
管理エラーが表示された場合、iPhoneをリカバリーモードにすることで問題が解決するケースがあります。この方法ではiTunesを使用するため、あらかじめパソコンに最新版のiTunesをインストールしておきましょう。
- USBケーブルでiPhoneをパソコンに接続し、iTunesを起動します。
- 音量を上げるボタンを短押し → 音量を下げるボタンを短押し → サイドボタンを、リカバリーモードの画面が表示されるまで長押しします(Homeボタン搭載機種の場合は、電源ボタンとHomeボタンを同時に長押し)。
- iTunesがiPhoneを認識し、「復元しますか?」というメッセージが表示されたらOKをクリックします。
- 「iPhoneを復元」を選択します。
- ポップアップ画面で「復元」をクリックし、iTunesの指示に従って操作を完了させます。
方法5:iPhoneを初期化(リセット)する
iPhoneを初期化することでも、この問題を解決できる場合があります。ただし、すべてのデータが消去される点に注意してください。
- iPhoneの設定を開きます。
- 一般をタップしてリセットを選択します。(iOS 15以降では、まず「iPhoneを転送またはリセット」をタップし、次にリセットをタップします。)
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択します。
- パスコードを入力して、初期化を実行します。
方法6:MiradoreとApple Business/School Managerの設定を変更する
工場出荷状態への復元やリセットを行ってもまだ管理状態が残る場合は、MiradoreおよびApple Business/School Manager側の設定を変更することで、デバイス管理を解除できる可能性があります。
- Miradoreで「登録」をクリックし、Apple DEPページを開きます。
- 管理を解除したいデバイスを選択します。
- 「アクション」をクリックし、「登録プロファイルを削除」を選択します。
- その後、iPhoneを工場出荷状態にリセットします。
以上の操作が完了したら、設定アプリを開いて、iPhoneがまだ管理対象になっていないか確認しましょう。
方法7:Apple Business ManagerからiPhoneを削除する
iPhoneがApple Business Managerによって管理されている場合は、管理アカウントを使って対象デバイスを削除する必要があります。
- 管理アカウントでApple Business Managerにログインします。
- デバイス管理メニューから該当のiPhoneを探すか、シリアル番号・注文番号・CSVファイルを使って検索します。
- 削除したいiPhoneが見つかったら、ポップアップの内容をよく読んでから「デバイスを解放」をクリックします。
- 追加のダイアログが表示され、「Apple Business Managerから削除すると、そのiPhoneをMDMサーバーに割り当てられなくなる」旨が説明されます。「削除を取り消せないことを理解しています」にチェックを入れて、iPhoneを削除します。
方法8:iPhoneをDFUモードにして復元する
工場出荷状態への復元でも管理設定を削除できない場合は、DFUモードを試してみましょう。これにより管理状態を解除できることがあります。
- パソコンで最新版のiTunesを起動し、iPhoneを接続します。
- iPhoneの電源を切り、シャットダウン後に電源ボタンを約3秒間長押しします。
- 続けて電源ボタンと音量を下げるボタンを同時に約10秒間長押しします。
- その後電源ボタンだけを離し、音量を下げるボタンをさらに約5秒間押し続けます。
- 画面が真っ暗のまま変わらなければ、iPhoneはDFUモードに入っています。
- iTunesでiPhoneが認識されているか確認します。
- 認識されていれば、iTunesの指示に従ってiPhoneを復元します。
初期化前にiPhoneデータをバックアップする方法
これまで説明してきたように、管理状態を解除する過程でiPhoneのリセットが必要になるケースが多くあります。リセット=データ全消去という意味でもあるため、作業前に必ずバックアップを取りましょう。iTunesやiCloudに保存する方法もありますが、FoneBackupのような専用ソフトを使えば、パソコンへ直接バックアップすることも可能です。
FoneBackupはプロフェッショナルなiPhoneデータバックアップソフトで、多彩なバックアップ方式に対応しています。写真・動画・メッセージなどの必要なファイルだけを選んで、パソコン・外付けハードディスク・USBメモリに保存できます。iTunesやiCloudと違ってApple IDへのログインが不要なので、とても手軽に使えます。
FoneBackupでiPhoneをバックアップする手順
- FoneBackupをダウンロードしてインストールします。
- USBケーブルでiPhoneをパソコンに接続します。初回接続時に「このコンピュータを信頼しますか?」と表示されたら、信頼をタップしてください。
- FoneBackupを開き、「Phone Backup」をクリックします。「Full Backup(全体バックアップ)」または「Selective Backup(選択バックアップ)」を選んで写真や動画などを指定し、「Get Started」をクリックして開始します。
- バックアップ先の保存先フォルダを選択できます。保存場所を決めたら、「Start Backup」をクリックして完了です。
また、「Transfer to Computer(パソコンへ転送)」オプションを使えば、iPhoneからパソコンへデータを直接転送してバックアップすることもできます。
まとめ
本記事では、「このiPhoneは別のコンピュータによって管理されています」エラーを解消するための8つの方法をご紹介しました。同じトラブルに直面したときは、ぜひこれらの方法を試して、iPhoneの管理状態を解除してみてください。
ただし、どの方法を選ぶ場合でも、管理設定の削除時にデータが消去される恐れがあるため、必ず事前にiPhoneデータのバックアップを行いましょう。iCloudの容量が不足していたり、iTunesに接続できなかったりする場合は、高速かつ柔軟なバックアップが可能なFoneBackupの活用をおすすめします。
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