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iPadで分割画面マルチタスクを使う方法|Split View・Slide Overを徹底解説

iPadを効率的に活用したいなら、マルチタスク機能は欠かせません。動画を見ながらメールに返信したり、ブラウザで調べ物をしながらメモを取ったり――2つのアプリを同時に操作できれば、作業効率は大きく向上します。iOS 11以降のiPadには、こうしたマルチタスク機能が標準で搭載されています。

本記事では、iPadで分割画面マルチタスクを利用するための具体的な方法を、初期設定から操作のコツまで順を追って解説します。

1. マルチタスク機能のオン/オフを設定する

まず最初に、マルチタスク機能が有効になっているかを確認しましょう。「設定」アプリを開き、「一般」→「マルチタスクとDock」の順に進むと、以下の項目を切り替えられます。

  • 複数のAppを許可:Slide OverやSplit View(分割表示)を使いたくない場合は、オフにします。
  • ビデオオーバーレイを常時許可:ピクチャインピクチャ(小窓で動画を再生する機能)を使いたい場合は、オンにします。
  • ジェスチャ:Appスイッチャーの呼び出しやホーム画面への復帰など、マルチタスク用のジェスチャーを利用したい場合は、オンにします。
  • 提案されたAppと最近使ったAppを表示:オンにすると、Dockの右側に最近使用したアプリが表示されるようになります。

2. ジェスチャーでアプリを素早く切り替える

作業中にホーム画面へ戻りたいときや、他のアプリにすばやく切り替えたいときは、以下のジェスチャーが便利です。

  • Appスイッチャーを表示する:ホームボタンをダブルクリックするか、画面下端の角から指1本で上方向にスワイプすると、Appスイッチャーが表示されます。表示中に指1本で右へスワイプすれば、起動したい別のアプリを探して切り替えられます。
  • ホーム画面に戻る:画面上で4〜5本の指をピンチイン(つまむように閉じる)と、ホーム画面に戻れます。
  • アプリを切り替える:4〜5本の指で画面を左右にスワイプすると、直前に使っていたアプリへ素早く移動できます。

3. Dockを活用して複数のアプリを同時に使う

DockはiPadのホーム画面下部にあるバーで、現在使っているアプリへの即時アクセスや切り替えをサポートします。左側にはよく使うアプリを自由に登録でき、右側には最近使用したアプリや、iPhone・Macで使っていたアプリが自動的に表示されます。アプリ使用中にDockを呼び出すには、画面下端から指1本で上へスワイプするだけです。

Dockにお気に入りのアプリを追加するには、ホーム画面上でアプリを長押しし、Dockの左側へドラッグします。逆に不要になったアプリは、長押ししてDockの外へドラッグすれば削除できます。

4. 2つのアプリを同時に使う

Dockを使えば、複数のアプリの同時操作も簡単です。画面下端から上へスワイプしてDockを表示し、アプリをドラッグして画面の手前に浮かせれば「Slide Over」、画面の左右端へドラッグすれば「Split View(分割表示)」になります。

a) Slide Overでもう1つのアプリを開く

Slide Overは、開いているアプリ(またはSplit Viewで並べた2つのアプリ)の手前に、別のアプリを小さく重ねて表示できる機能です。手順は以下の通りです。

  • まず、作業したいアプリを開きます。
  • 画面下端から上方向にスワイプしてDockを表示します。
  • Dock上で起動したい2つ目のアプリを見つけ、長押しして画面上へドラッグします。

Slide Overで表示中のアプリを別のアプリに変更したいときは、画面下端から上へスワイプしてDockを呼び出し、新しいアプリをアプリ分割バーの上部へドラッグします。また、Slide Overアプリの位置を調整するには、次のように操作します。

  • アプリ上部のハンドル(横棒のアイコン)を長押しし、画面の左または右へドラッグすると、表示位置を移動できます。
  • アプリを一時的に非表示にしたいときは、ハンドルをつまんで画面の右端の外側へドラッグします。再び使いたいときは、画面右端から左へスワイプすれば呼び出せます。

b) Split Viewで2つのアプリを同時に操作する

Split Viewを使えば、画面を2分割して2つのアプリを並行して操作できます。例えば、メールを書きながら写真を確認するといった使い方が可能です。

  • アプリを起動し、画面下端から上へスワイプしてDockを表示します。
  • もう1つ起動したいアプリを長押しし、画面の右側または左側へドラッグします。
  • アプリがSlide Overとして表示された場合は、上部のハンドルを上方向へドラッグするとSplit Viewに切り替わります。
  • アプリ間の仕切り(アプリ分割バー)をドラッグすると、各アプリの表示領域を調整できます。中央に配置すれば、両方のアプリに均等なスペースが与えられます。
  • Split ViewからSlide Overへ変更したいときは、アプリの上部から下方向へスワイプします。
  • Split Viewを閉じるには、アプリ分割バーを閉じたいアプリ側へドラッグします。

c) ピクチャインピクチャで動画を見ながら作業する

お気に入りの映画を見ている最中に、急いでメッセージへ返信しなければならない――そんなときも、ピクチャインピクチャがあれば安心です。

動画視聴中やFaceTime通話中に、全画面解除ボタンをタップすると、動画が縮小されて画面の隅へ移動します。

そのまま別のアプリを開いても、動画は小窓で再生され続けます。小窓の位置はドラッグして自由に変更できます。動画をフルスクリーンに戻したいときは、拡大ボタンをタップしてください。

5. アプリ間でドラッグ&ドロップする

ドラッグ&ドロップは、写真・テキスト・ファイルなどをアプリ間で直接移動できる非常に便利な機能です。ブラウザから「メモ」へ文字列を移したり、「写真」ライブラリからメールへ画像を挿入したりできます。分割画面でのマルチタスクと組み合わせた手順は以下の通りです。

  • Split ViewまたはSlide Overで、2つのアプリを開きます。
  • 移動したい項目を長押しすると、項目が浮き上がります。複数の項目を選択したい場合は、1つ目を長押しして少しドラッグした状態を保ちながら、もう一方の指で他の項目を順にタップします。
  • 選択した項目の数は、バッジとして表示されます。
  • テキストをドラッグ&ドロップする場合は、まず範囲を選択し、そのテキストを長押しして浮き上がらせます。あとは別のアプリへドラッグしてドロップするだけです。

以上が、iPadで分割画面マルチタスクを使いこなすための基本テクニックです。ぜひ実際に試してみて、快適なマルチタスク環境を実現してください。

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