iPhoneを初期化(ワイプ)して再フォーマットする方法〜事前準備から復元まで完全ガイド〜
以前、macOSのワイプと再インストールの方法についてご紹介しました。使い続けるうちに不要なデータが少しずつ蓄積していくため、定期的なリフレッシュがおすすめです。実はiPhoneも同じこと。ポケットに収まる小さなコンピュータではありますが、やはりコンピュータである以上、ほかのPCと同じようにデジタルの「ゴミ」が溜まっていきます。
だからこそ、半年に一度ほどのペースでiOSデバイスをワイプして再フォーマットする習慣をつけるべきなのです。iPadも同様ですが、筆者のiPadは残念ながら寿命が近く、かなり古いiOSのまま動いているため、今回はiPhone 7を例に進めていきます。
ワイプ前のチェックリスト
スマホ全体を消去する前に、まずやっておくべきことがいくつかあります。
最初は端末全体のiCloudバックアップです。「設定」アプリを開き、画面上部にある自分のApple ID名をタップします。
次に下へスクロールして「iCloud」をタップします。
さらに下へスクロールして「iCloudバックアップ」をタップします。
「今すぐバックアップを作成」ボタンをタップし、完了するまで待ちましょう。
次に、インストールしているすべてのアプリを記録しておきましょう。iCloudにすべてバックアップされていれば、サインイン後に自動で再インストールされますが、「保険」として控えておくのが安心です。各ホーム画面のスクリーンショットを撮っておけば、万一のときの参照元になります。数秒で済む作業です。
続いて、写真がiCloudに正しくバックアップされているか確認しましょう。別のiOSデバイスやMacで確認するか、Dropboxの「カメラアップロード」機能などを使ってすべての画像をクラウドへ移すのも有効です。特に数百枚、数千枚もの写真が端末に保存されている場合は、慎重になるに越したことはありません。
また、iTunesの音楽を端末に入れている場合は、MacやWindows PCなど別の場所のiTunesにバックアップがあることを確認してください。
最後に重要なのが、Google AuthenticatorやAuthyを使っている場合(本来は使うべきツールです)の扱いです。ワイプすると2FAコードも一緒に消えてしまい、オンラインアカウントにログインできなくなる恐れがあります。そのため、すべてのアカウントで二要素認証を一時的にオフに切り替えましょう。
後で再有効化できるよう、無効化したアカウントの一覧を必ず作成しておいてください。
iCloudアカウント自体に二要素認証を設定している場合(しかもコードを受け取れる別のiOS/Macデバイスがない場合)は、iCloud.comにアクセスして、そちらでも2FAをオフにしておく必要があります。
iPhoneのワイプ手順
必要なバックアップと情報の記録がすべて終わったら、いよいよワイプ作業です。作業自体は短時間で簡単ですが、何年もスマホを使い続けながら一度もこれをしない人が多いことに驚かされます。実際にやってみると、動作が明らかにキビキビと軽くなるのを実感できるはずです。
「設定」→「一般」と進み、一番下までスクロールして「リセット」をタップします。
ここで、どこまでリセットするかによって複数の選択肢が表示されます。その中で最も徹底的なのが「すべてのコンテンツと設定を消去」です。
すると、先にiCloudバックアップを行うかどうか尋ねられますが、直前にバックアップ済みなので無視して「今すぐ消去」を選択しましょう。
次に画面ロックのパスコードを求められ、本当にiPhoneを消去するかどうかの確認を2回求められます。
さらに念押しとして、Apple IDのパスワード入力による確認もあります。
これで画面が白くなり黒いAppleロゴが表示され、ワイプと再インストールが始まります。
完了後に行うべきこと
先述の通り、iCloudに正しくバックアップしていれば、再サインイン後にアプリが自動的に再インストールされます。それでも、すべてのアプリが揃っているか必ず確認しましょう。
また、以下の項目も忘れずに行ってください。
- Wi-Fiネットワークに再接続する
- Touch ID、Face ID、画面パスコードを設定する
- iCloudバックアップからデータを復元する
- 「iPhoneを探す」をオンにする
- 「iCloudバックアップ」をオンにする
- Google AuthenticatorやAuthyで二要素認証を再度有効にする
- 写真が元どおり戻っているか確認する
- iTunesから音楽を同期し直す
- Apple Walletにカード情報を登録する
- 設定を見直し、好みのカスタマイズをやり直す。工場出荷状態に戻っているため、キーボード、ユーザー辞書、ショートカットなどの設定は消えています。
これで、(願わくば)キビキビと生まれ変わったiPhoneを存分に楽しめます。
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