iPhoneの「マークアップ」機能を使いこなす6つの便利なテクニック
iPhoneを使っていると、マーカーの先端のようなアイコンを目にしたことはありませんか?気づいていても、そのままスルーしていたという方も多いのではないでしょうか。
実はこのアイコン、AppleがiOS 10から搭載している標準機能「マークアップ(Markup)」を表すものです。マークアップを使えば、さまざまなアプリ上で写真やPDFファイルに直接書き込みや注釈を加えられます。
この記事では、iPhoneやiPadでマークアップ機能を最大限に活用する方法を詳しく紹介します。
1. メールアプリでメールに注釈を付ける
「メール」アプリでは、新規メールの作成時にも、既存のメールへの返信時にもマークアップを利用できます。やりたいことに応じて、いくつかのアクセス方法があります。
メール本文に手書きの図を追加する
- メール本文を選択し、キーボード右側の「<」ボタンをタップします。表示されたアイコンの列から、丸で囲まれたマーカー先端の形をした「マークアップ」アイコンをタップします。
- または、メール本文をダブルタップし、ポップアップメニューから「図形を挿入」を選択します。メニュー内を矢印でスクロールする必要がある場合があります。
- 白紙の描画ページが開くので、各種ツールを使って自由に描画します。
- 「完了」>「図形を挿入」の順にタップします。
さらに、マークアップ機能を使えば、撮影した写真、「写真」アプリの画像、スキャンした書類、iPhoneやiCloud Drive内の添付ファイルなども編集できます。これらのメディアをメール本文に挿入してみましょう。
書類・写真・スキャン書類を追加する
- メール本文を選択した状態で、キーボード上部のフォーマットバーにある「<」アイコンをタップします。続いて、「書類」・「写真」・「添付ファイル」・「書類をスキャン」のいずれかのボタンをタップします。
- または、メール本文をダブルタップし、ポップアップメニューから「書類を追加」・「写真またはビデオを挿入」・「書類をスキャン」を選択します。矢印でメニューを移動しながら、添付して注釈を付けたい写真やPDFを探しましょう。
撮影したばかりの写真を使う
- キーボード右側の「<」アイコンをタップし、「カメラ」アイコンを選択します。
- 写真を撮影します。
- 撮影した写真で問題なければ、「写真を使用」をタップします。
挿入したメディアにマークアップする
写真やスキャン書類などをメールに追加したら、以下のいずれかの方法でマークアップ機能にアクセスできます。
- メディア(写真など)をダブルタップし、ポップアップメニューから「マークアップ」を選択します。
- メディアをダブルタップし、キーボード上部のフォーマットバーにある「マークアップ」アイコンをタップします。
あとは自由に描画や注釈を加えられます。完成したら「完了」をタップし、残りのメール文面を整えて送信しましょう。
2. メッセージにひと味加える
「メッセージ」アプリでも、マークアップ機能を使って送信内容に強調や詳細、色合いを加えられます。新しい会話を始めても、既存の会話に返信してもOKです。
手順は以下の通りです。
- 既存の写真を使う場合は「写真」ボタンをタップして画像を選択します。新しい写真を使う場合はカメラボタンをタップしてその場で撮影します。
- メッセージ入力欄の写真を選択し、左下の「マークアップ」をタップします。
- 「+(追加)」ボタンをタップしながら、描画や注釈など好みのマークアップ機能を活用します。
- 満足できたら「保存」>「完了」の順にタップします。
- 必要に応じて、写真に添えるコメントを入力します。
- 青い矢印をタップして、マークアップ済みのメッセージを送信します。
3. 「写真」アプリで写真を加工する
デバイスの「写真」アプリから、撮影済みの写真に直接マークアップすることもできます。
- 「写真」を開き、マークアップしたい写真を選びます。
- 「編集」をタップし、画面右上の三点リーダー(...)アイコンをタップします。
- 「マークアップ」を選択します。描画やテキスト追加など、必要に応じて各機能を使います。
- 「完了」をタップしてマークアップを終了します。
- 他に写真の調整が必要なければ、再度「完了」をタップします。
注意点として、元の写真に加えた変更はそのまま保存されます。マークアップを取り消したい場合は、「編集」をタップして「元に戻す」>「オリジナルに戻す」を選択しましょう。
また、あらかじめ写真を複製しておけば、元画像を残したままコピーにマークアップできます。複製の手順は以下の通りです。
- 写真をタップします。
- 共有ボタンをタップします。
- 「複製」を選択します。複製された写真は、現在のアルバムの最後に表示されます。
4. スクリーンショットに注釈を付ける
iPhoneでスクリーンショットを撮ると、画面左下に小さなプレビューがオーバーレイ表示されます。これをショートカットとして使えば、すぐにマークアップできます。
- プレビュー画像をタップすると、すぐにマークアップツールが表示されます。
- マークアップ機能を使って、スクリーンショットに注釈や描画を加えます。
- 完成したら「完了」をタップします。
- 「写真に保存」をタップすれば、マークアップ済みのスクリーンショットを「写真」に保存できます。「ファイルに保存」を選べば、写真ライブラリとは別に管理することも可能です。
- そこから、デバイス本体またはiCloudストレージにファイルを保存できます。
5. 「メモ」アプリでメモに詳細を追加する
「メモ」アプリからもマークアップツールを利用できます。キーボード上部のフォーマットバー、または画面下部にあるマークアップアイコンをタップするだけです。画面下からすぐにマークアップツールが現れます。
ただし、メモ内の画像やテキスト自体にはマークアップを追加できない点に注意してください。黄色い枠線が表示され、そこが描画・注釈できる範囲となります。完成したら「完了」をタップします。
「完了」をタップした後はマークアップを編集できないため、タップする前に作業が完全に終わっていることを確認しましょう。
6. Apple BooksでPDFに書き込む
Apple Booksでもマークアップツールが使えます。ただし対応しているのはPDFファイルのみで、ePub形式の電子書籍では利用できません。
Booksでの使い方は以下の通りです。
- マークアップしたい書類をタップします。
- 画面の任意の場所をタップして全画面表示を解除します。
- ページ上部中央の「マークアップ」アイコンを選択します。ページ下部にすぐにマークアップツールが表示されます。
- 書き込みが終わったら、もう一度マークアップアイコンをタップしてマークアップ環境を終了します。編集内容がページに反映されます。
- マークアップを削除・修正したい場合は、「マークアップ」アイコンを再度タップし、削除または変更したい部分をタップします。
iPhoneでマークアップツールを最大限に活用しよう
マークアップツールは、Apple純正のさまざまなアプリや機能に組み込まれています。メール、写真、メモ、書類など、どんな場面でも注釈を加えられるのは非常に便利です。情報をより記憶に残りやすくなるだけでなく、コンテンツにひと味加える演出手段としても活躍します。ぜひ日常のさまざまなシーンで試してみてください。
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