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iOS 15のオフラインSiriでできること・できないことを徹底解説

Appleは開発者向けイベント「WWDC21」でiOS 15を発表し、Siriに大きな進化をもたらしました。音声処理の強化や通知の読み上げ機能の改善に加え、特に注目されたのが「オフラインでも一部の機能が動作するようになった」という点です。

インターネット接続が一時的に途絶えてしまった場合でも、Siriがオフラインで対応できるタスクと、依然としてネット接続が必要なタスクを詳しく見ていきましょう。

オフラインSiriに対応しているデバイスは?

オフラインSiriは音声処理を端末側で完結させるため、高い処理性能を持つデバイスが必要です。そのため、A12 Bionicチップ以降を搭載したモデルのみがオフラインSiriに対応しています。

具体的には、iPhone XR、iPhone XSシリーズ、iPhone 11シリーズ、iPhone 12シリーズ、iPad mini(第5世代)、iPad Air(第3・第4世代)、iPad(第8世代)、そしてすべてのiPad Proが対象となります。

オフラインSiriが有効になっているか確認する方法

iOS 15またはiPadOS 15にアップデートすれば、オフラインSiriを使うために特別な機能をオン・オフする必要はありません。ただし、Siri自体を利用可能にするための基本設定は事前に確認しておきましょう。以下の手順でチェックできます。

  1. 設定アプリを開き、Siriと検索を選択します。
  2. 「Hey Siri」を聞き取るのトグルをオンにし、画面に表示されるフレーズを読み上げて、Siriに自分の声を登録・認識させます。

もうひとつ重要なポイントとして、iOS 15のオフラインSiriは英語(アメリカ合衆国)でのみ動作します。他の言語でSiriを使用している場合は、言語を切り替える必要があります。変更手順は以下の通りです。

  1. 設定を開き、Siriと検索をタップします。
  2. 言語を選択します。
  3. リストを下にスクロールし、英語(アメリカ合衆国)を選択します。

iOS 15のオフラインSiriでできること

オフライン状態でも、以下のような操作が可能です。

  1. 懐中電灯、ライトモード/ダークモード、低電力モード、機内モード、Bluetooth、Wi-Fiなど、複数のiPhone設定のオン・オフ切り替え
  2. タイマーやアラームの設定・変更
  3. 音楽の再生・一時停止
  4. 通信が切れる前に受信していたメッセージや通知の読み上げ
  5. アプリの起動
  6. 電話の発信

iOS 15のオフラインSiriでできないこと

インターネット接続が必要な操作は、オフラインSiriでは実行できません。最新情報の取得や新着メッセージの通知などもこれに含まれます。

具体的には、以下のようなタスクがオフラインでは利用できません。

  1. 天気アプリ、リマインダー、カレンダーなど、ネット接続が前提となるアプリの情報更新・取得
  2. 画面の明るさの上げ下げ
  3. ダウンロード済みの音楽やポッドキャストの再生
  4. 通信断後に届いたメッセージや通知の読み上げ・アナウンス

オフラインSiriのメリットとは?

オフラインSiriによる最大の変化は、応答速度の大幅な向上です。インターネット接続が不要になったことで、コマンドを外部サーバーへ送信する必要がなくなり、すべての処理がデバイス内で完結します。その結果、待ち時間が短縮され、Siriがより快適に使えるようになりました。

もうひとつの利点は、プライバシーの強化です。音量調整や懐中電灯の点灯といったコマンドはもともとネット接続を必要としませんが、オフライン環境であれば音声データがiPhoneの外に出ることもありません。個人情報が気になるユーザーにとっては嬉しいポイントでしょう。

Appleは常にソフトウェアの効率化を追求してきました。iOS 15におけるSiriの一連のアップデートは、その姿勢を象徴する好例だといえます。

Appleのバーチャルアシスタントの新たな挑戦

AppleはSiriのアップデートを継続的に重ね、AlexaやGoogle Assistantに対抗できるバーチャルアシスタントへの進化を目指しています。

オフラインSiriの登場により、テーマの変更、タイマーの設定、電話の発信など、ネット接続を必要としない基本的なコマンドを、従来よりはるかに速く実行できるようになりました。まだ改善の余地は十分にありますが、今後のアップデートで対応コマンドや対応言語がさらに拡充されていくことは間違いないでしょう。

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