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Linuxでハードディスクのデータを安全に完全消去する方法|shredコマンド徹底解説

本ガイドでは、Linux環境でデータを安全に削除し、ファイルをほぼ復元不可能な状態にする方法を解説します。

【重要】SSDをお使いの方は必ずご確認ください

この記事は2009年、SSDが普及する前に公開されたものです。SSD搭載マシンではshredコマンドを使用しないでください。shredはSSDに対して期待どおりに機能しないばかりか、ドライブの寿命を縮めてしまう恐れがあります。SSDをご利用の場合は、代わりにblkdiscardコマンドの利用を検討することを強くおすすめします。

なぜデータの「シュレッダー処理」が必要なのか

重要書類を廃棄するとき、多くの人はシュレッダーにかけて第三者に読まれないようにします。同じように、企業ではPCを廃棄したり寄贈したりする前にシュレッディング(データ抹消)処理を行うのが一般的です。これは個人ユーザーにとっても有効な習慣です。写真、メール、銀行関連の書類といった個人情報が、見知らぬ他人の手に渡るリスクは避けたいはずです。ここでは、Linuxのハードディスクからデータを安全に消去してから、売却・譲渡・リサイクルに出すための手順を紹介します。

shredコマンドとは

今回使用するのは、Linux標準のshredというプログラムです。shredは多くのLinuxディストリビューションに最初から同梱されています。もしインストールされていない場合は、お使いのディストリビューションのパッケージマネージャーから簡単に導入できます。shredは非常に便利なツールで、個別のファイルだけでなく、ドライブ全体の安全な削除にも対応しています。

なお、OSが稼働しているドライブそのものをshredしたい場合は、Ubuntu Live CDのような「Live CDディストリビューション」からシステムを起動する必要がある点にご注意ください。

実際のコマンド例

たとえば、/dev/hda にあるハードディスクの内容を完全に消去したい場合は、以下のコマンドを実行します。

# shred -fzv -n 100 /dev/hda

オプションの意味

  • -f: パーミッションの制限があっても強制的に上書きを実行します
  • -z: 処理の最後にゼロで上書きし、削除作業の痕跡を隠します
  • -v: 進行状況を詳細(verbose)に画面へ表示します
  • -n 100: 上書き処理を100回繰り返すよう指定します

つまりこのコマンドは、対象ディスクに対して強制的に何度もデータを上書きし、最後にゼロで埋めて元のデータを完全に見えなくする、という動作になります。

さらに詳しく知りたい方へ

shredコマンドには、ここで紹介した以外にも便利なオプションが多数用意されています。詳しい使い方はmanページ(man shred)を参照してください。用途に応じた最適な設定がきっと見つかるはずです。

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