Ubuntu 14.04.2(および以前のバージョン)でPPTP VPNを設定する方法【初心者向け完全ガイド】
このステップバイステップガイドでは、UbuntuにPPTP VPNを追加・設定する手順を詳しく解説します。掲載している手順とスクリーンショットはUbuntu 14.04.2 LTS(Trusty Tahr、現行のLTS版)に基づいていますが、それ以前のバージョンとも非常によく似ているため、12.04.5 LTS(Precise Pangolin)など14.04.2より前のバージョンをお使いの方でも、同じ流れで問題なく作業を進められます。
事前に準備するもの
Ubuntuは初期状態でPPTPプロトコルに対応しており、追加のアプリケーションをインストールする必要はありません。VPNに接続するには、以下の3つの情報が必要です。
- VPNのサーバーアドレス
- ユーザー名
- パスワード
なお、Private Internet Accessが提供するVPNサービスはUbuntuとの相性が非常に良く、スムーズに動作するためおすすめです。
VPN接続の設定手順
1. ネットワーク設定を開く
画面上部のメニューバーにあるネットワークアイコンをクリックし、「VPN接続」→「VPNの設定…」を選択します。

2. 新しい接続を追加する
「追加」ボタンをクリックします。

3. 接続タイプを選ぶ
「接続タイプを選択してください」の欄にある下矢印(下のスクリーンショット参照)をクリックします。

4. PPTPを選択する
一覧から「Point-to-Point Tunneling Protocol(PPTP)」を選びます。

5. 接続を作成する
「作成…」ボタンをクリックします。

6. VPNの詳細情報を入力する
ここからがVPN設定の核心部分です。まず「接続名」を入力しましょう。後で見分けやすいように、わかりやすい名前を付けるのがおすすめですが、任意の名前でも構いません。次に「ゲートウェイ」欄にVPNサーバーアドレスを、「ユーザー名」欄にも同様に必要な情報を入力します。パスワードはここで保存することもできますし、接続のたびに入力を求める設定にすることも可能です。入力が完了したら、「詳細…」ボタンをクリックします。

7. 暗号化を有効にする
「Point-to-Point暗号化を使用する(MPPE)」というチェックボックスにチェックを入れ、「OK」をクリックします。この設定により通信内容が暗号化され、安全性が向上します。

8. 設定を保存する
最後に「保存」をクリックして設定を確定させます。

9. 設定ウィンドウを閉じる
「ネットワーク接続」ウィンドウに戻ったら、「閉じる」ボタンをクリックします。

VPNへの接続を試す
いよいよVPNに接続してみましょう。メニューバーのネットワークアイコンを再度クリックし、「VPN接続」を選択します。今回は、先ほど作成したVPN接続名をクリックしてください。

しばらく待つと「VPNログインメッセージ」が表示され、接続が正常に確立されたことが確認できます。

また、VPNに接続している間は、ネットワークアイコンに小さな鍵マークが表示されます(スクリーンショット参照)。このマークがあれば、VPN経由で安全に通信できている証拠です。

まとめ
以上で設定は完了です!Ubuntu標準機能だけでPPTP VPNを利用できるので、追加ソフトウェアなしで手軽にセキュアな通信環境を整えられます。なお、PPTPはやや古いプロトコルのため、より高いセキュリティが必要な場合はOpenVPNなど他の方式も検討すると良いでしょう。
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