PowerPointで画像の一部だけをぼかす方法【初心者向け完全ガイド】
Microsoft PowerPointは、ビジネスでもプライベートでも活用できる便利なプレゼンテーション作成ツールです。組み込みテンプレート、スライドショー、アニメーションなど、多彩な機能を備えており、スライドには画像や図形、SmartArtなどを自由に挿入できます。
プレゼンテーションに画像を使う際、個人情報や機密情報などが写り込んでいる部分を隠したいケースがあるでしょう。そんなとき、わざわざ画像編集ソフトを立ち上げる必要はありません。PowerPointの機能だけで、画像の特定の部分をぼかすことができます。
実はPowerPointには、選択した画像の一部をぼかす機能が標準で備わっています。この機能を知らない方の多くは、Microsoftペイントやサードパーティ製の編集ソフトを使って対応していますが、本記事の手順を覚えれば、別ソフトでの作業が不要になり、時間を大幅に節約できます。
PowerPointで画像の一部をぼかす基本手順
PowerPointには「ぼかし」という単独のコマンドはありませんが、図形と「柔らかいエッジ」効果を組み合わせることで、画像の特定の部分や領域をぼかせます。手順の流れは以下の通りです。
- Microsoft PowerPointを起動する
- スライドに画像を挿入する
- 図形を選択し、ぼかしたい部分に配置する
- スポイトツールで周囲の色を取得する
- 図形効果で「柔らかいエッジ」を適用してぼかす
- 画像全体をグループ化して保存する
それでは、各ステップを詳しく見ていきましょう。
1] Microsoft PowerPointを起動します。
2] 「挿入 > 画像」に進み、スライドに挿入したい画像を選択します。
3] 画像の特定の部分をぼかすには、その部分を図形で覆います。「挿入」タブをクリックし、「図形」を選択しましょう。表示された一覧から、好みの図形を選べます。
4] 図形を選んだら、ぼかしたい部分にドラッグして描画します。マウスを画像の端に置き、左クリックを押しながら反対側までドラッグするだけでOKです。

5] 描画した図形はデフォルトで青色に塗りつぶされています。このままぼかすと青い部分になってしまうため、スポイトツールで周囲の色を取得しましょう。図形を選択した状態で「書式 > 図形の塗りつぶし」に進み、「スポイト」を選択します。

6] スポイトツールが有効になったら、スライド上の任意の場所をクリックして色を取得します。ぼかしたい部分の周囲の色を選ぶと、自然な仕上がりになります。
7] 次に、「書式」タブの「図形効果」をクリックし、「柔らかいエッジ」を選択します。オプションにマウスカーソルを合わせると、リアルタイムでぼかしのプレビューが表示されるので、好みの強さを選びましょう。

ポイント: 「自動修正(Auto Fix)」機能を使えば、スライド内のコンテンツの位置ずれをまとめて整列できます。
8] キーボードのCtrlキーを押しながら、ぼかした図形と元画像の両方を選択します。その後、「書式 > グループ化」に進み、「グループ化」をクリックします。
9] 画像を右クリックし、「図として保存」を選択します。ファイル名を付けて、パソコンに保存すれば完了です。

これで、画像の指定した部分だけがぼかされた状態で保存されました。この画像は、プレゼンテーションのどのスライドにも挿入できます。
注意: 手順8のグループ化をスキップすると、ぼかし前の元画像のまま保存されてしまうので、必ず実行してください。
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PowerPointで画像の一部を削除する方法
PowerPointでは、図形ツールと「図形の結合」機能を組み合わせることで、画像の一部を簡単に切り取って削除できます。手順は以下の通りです。

- Microsoft PowerPointを起動し、スライドに画像を挿入します。
- 「挿入 > 図形」から図形を選び、削除したい部分に配置します。
- スライドの空白部分をクリックして、図形の選択を解除します。
- Shiftキーを押しながら、先に画像をクリックし、次に図形をクリックして両方を選択します。
- 「描画ツール」の「書式」をクリックし、「図形の結合 > 型抜き(Subtract)」を選択します。これで画像の該当部分が消去されます。
重要: 手順4の選択順序(画像→図形)を間違えると、期待通りの結果が得られません。必ず画像を先に選択してください。
不規則な形状の部分を削除したい場合は、「図形」一覧からフリーフォームツールを選び、削除したい範囲の輪郭を手動で描いてから、同じ手順を実行しましょう。
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PowerPointで画像の一部を強調表示する方法
逆に、画像の中で注目してほしい部分だけを際立たせることも可能です。このテクニックを使えば、視聴者の視線を特定の箇所へ誘導できます。
ここでは分かりやすい例として、カモフラージュに紛れたフクロウの画像を使って説明します。
- Microsoft PowerPointを起動し、画像を挿入する
- 強調したい部分に図形を配置する
- 画像と図形を「断片化」で結合する
- 残りの画像をぼかす(任意)
- 半透明の黒い図形を重ねて全体的に暗くする
- レイヤーの順序を調整する
- すべてのレイヤーをグループ化する
- 画像として保存する
それでは、詳細な手順を見ていきましょう。
1] Microsoft PowerPointを起動し、スライドに画像を挿入します。
2] 「挿入 > 図形」から好みの図形を選び、強調したい部分に配置します。

3] 次に、画像と図形を結合します。まずスライドの空白をクリックして選択を解除し、Shiftキーを押しながら先に画像、次に図形の順でクリックします。その後、「描画ツール」の「書式」から「図形の結合 > 断片化(Fragment)」を選択します。
注意: 選択の順序を間違えると正しく処理されないので、必ず画像→図形の順に選んでください。

4] 強調部分以外をぼかします。断片化していない側の画像を選択し、「画像ツール」の「書式 > 芸術的効果」から「ぼかし」を選びます。背景をぼかさずに済ませたい場合は、この手順をスキップしても構いません。
5] 次に、強調部分以外を暗くします。長方形の図形を挿入して画像全体に被せ、色を黒・透明度を調整します。図形を右クリックして「図形の書式設定」を開き、「塗りつぶし」セクションで「塗りつぶし(単色)」を選択。「塗りつぶしの色」で黒を指定し、スライダーで透明度を好みの濃さに調整しましょう。

6] レイヤーの重なり順を調整して、強調効果を完成させます。画像をクリックし、「書式 > 選択ウィンドウ」を開きます。レイヤーを上下にドラッグして順序を入れ替え、希望の見た目になるまで調整してください。

7] 最後に仕上げです。Ctrlキーを押しながら「選択ウィンドウ」内の全レイヤーを選択し、「書式 > グループ化」で「グループ化」をクリックします。画像を右クリックして「図として保存」を選べば、完成した画像をパソコンに保存できます。

以上が、PowerPointで画像の一部を強調表示する方法です。ぼかし・削除・強調の3つのテクニックを覚えておけば、画像編集ソフトなしでスライドのクオリティを大きく向上させられます。
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