Wordで「エラー!ブックマークが定義されていません」が出たときの直し方
ブックマークは、後で参照したい文書内の特定の場所やセクションにハイパーリンクを設定したり、相互参照を作成したりするために使われる便利な機能です。
しかし、その利便性の一方で、「エラー!ブックマークが定義されていません(Error! Bookmark Not Defined)」という問題を引き起こすこともあります。多くのMicrosoft Officeユーザーが経験したことのあるエラーです。
このエラーは、参照先のブックマークが無効になっていることを意味し、主に以下のようなケースで発生します。
- Wordは隠し自動ブックマーク機能を使って、目次の各項目と対応するページ番号をリンクさせています。
- 目次内のブックマークが欠落していたり、古くなっていたり、壊れていたり、破損している。
- DocファイルをPDFに変換している。
幸い、ブックマークが確実に存在することを確認するか、相互参照フィールドを削除することで、このエラーを回避できます。本ガイドでは、Wordで「ブックマークが定義されていません」エラーを解決するための方法をいくつか紹介します。
「エラー!ブックマークが定義されていません」が出たときの対処法
エラーを修正する前に、まずブックマークが表示できるかどうかを確認しましょう。Wordの初期設定では、ブックマークは表示されません。
- Wordを開き、ファイル>オプションを選択します。
- 詳細設定タブを選択し、下へスクロールしてドキュメントのコンテンツを表示セクションを見つけます。
- ブックマークを表示するにチェックを入れ、OKをクリックします。これでWord上でブックマークを確認できるようになります。
準備ができたら、以下の解決策を試してエラーを修正しましょう。
目次のフィールドのリンクを解除する
Word文書でまだ「エラー!ブックマークが定義されていません」が表示される場合は、目次内のフィールドのリンクを解除してみてください。
- Wordオプションでブックマークを表示する設定を有効にした状態で、目次全体を選択(ハイライト)します。
- キーボードでCtrl+Shift+F9キーを押してフィールドのリンクを解除し、エラーが消えたかどうかを確認します。
元に戻すコマンドを使う
Windowsの「元に戻す(Undo)」コマンドを使うと、Word文書に対して行った直前の操作を取り消せます。
自動作成した目次を使用中にこのエラーが表示された場合、目次内の1つ以上のフィールドに、ブックマークへのリンクが壊れている可能性があります。
また、文書を保存する前に目次を生成した直後にエラーが表示されることもあります。その場合は、「元に戻す」コマンドですぐに元のテキストを復元できます。
- キーボードでCtrl+Zキーを押します。
- または、画面上部のWordのリボンメニューから元に戻すアイコンを選択します。
- 操作を元に戻したら、壊れたブックマークのリンクを修正し、文書を保存します。
欠落したブックマークを置き換える
文書に新しい変更を加えた場合や、Wordの組み込み見出しスタイルを使用していない場合は、「エラー!ブックマークが定義されていません」の問題が発生することがあります。
そのような場合は、目次を半手動のリストに変換し、欠落したブックマークを置き換えることができます。
- 目次セクションに移動し、エラーが含まれる項目を右クリックしてフィールドコードの表示/非表示を選択します。
- フィールドコードがブックマーク名の後ろに表示されますが、そのブックマークは文書内に存在しないため、エラーが発生しています。フィールドが現在PAGEREF/HYPERLINK(ブックマーク名)を指していることに注目してください(PAGEREFとは、フィールドが元々指していたブックマークの名前です)。
- 挿入>リンク>ブックマークを選択し、古い名前と同じ名前で新しいブックマークを作成します。あるいは、フィールド自体を削除して、新しいセクションへの参照を作り直してもかまいません。
- すべての欠落または破損したブックマークを修復したら、文書の使用時やPDF形式への変換時にエラーがまだ表示されるかどうかを確認します。
注意: PAGEREF/HYPERLINK "ブックマーク名"という項目が表示される場合、そのブックマークは手動で挿入されたものです。PAGEREF/HYPERLINK Ref364868613のように数字の羅列が含まれるエラーが表示される場合は、相互参照ダイアログによって作成された隠しブックマークを指しています。
目次を強制的に更新する
壊れた項目を特定して修復した後も、Word文書で「エラー!ブックマークが定義されていません」が表示され続ける場合は、F9キーを押して目次を強制的に更新できます。
F9キーは、Wordでフィールドを更新するために使われます。フィールドを右クリックしてフィールドの更新を選択するのと同じ働きをします。
壊れたブックマークのリンクを削除した後にF9キーを使えば、目次は正常に更新されるはずです。
自動目次を静的テキストに変換する
目次内の壊れたリンク項目をすべて修正したくない場合は、目次を通常のテキストに変換する方法もあります。これによりエラーが解消され、各項目を自分の好きなテキストで上書きできるようになります。
- 目次を選択(ハイライト)します。
- Ctrl+Shift+F9キーを押すと、フィールドが更新され、各項目が通常のテキストに変換されます。その後、自由に編集できます。
- または、Ctrl+F11キーを押して目次フィールドをロックし、編集や更新ができないようにすることもできます。この操作を行う前に、目次と参照先のページを比較して、すべて正しいことを確認しておきましょう。
まとめ:Wordの「エラー!ブックマークが定義されていません」を解消しよう
本ガイドの解決策が、Wordの「エラー!ブックマークが定義されていません」問題の解決に役立ったなら幸いです。
さらに役立つMicrosoft Wordのヒントやテクニックについては、Wordが応答しないときの対処法、Word文書の復元方法、Wordでのコメントの追加・削除方法などのトラブルシューティングガイドもぜひご覧ください。
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