【Windows 10】「切り取り&スケッチ」でスクリーンショットを撮る方法を徹底解説
Windows 10 October Update(バージョン1809)は、リリース当初さまざまな不具合に悩まされました。ファイルが消失する問題、パフォーマンスの低下、標準アプリ関連のトラブルなど、多くのユーザーが混乱を経験したことでしょう。
しかし一方で、この大型アップデートには優れた新機能も数多く搭載されています。その代表格が、スクリーンショットツール「切り取り&スケッチ(Snip & Sketch)」です。
本記事では、このツールの概要と具体的な使い方を詳しく解説し、日々の作業効率と生産性向上に役立てる方法をご紹介します。
Windows 10 のスクリーンショットツール「切り取り&スケッチ」とは
切り取り&スケッチは、従来の「切り取りツール(Snipping Tool)」と「Screen Sketch」を統合した新しいツールです。以前はこれらが別々のアプリとして提供されていましたが、現在ではひとつにまとめられました。なお、旧切り取りツールも現時点では引き続き利用できますが、Microsoft は今後のアップデートで削除する方針を示しています。
切り取り&スケッチの最大の特徴は、単にスクリーンショットを撮るだけでなく、撮影後の編集や注釈付けまでワンストップで行える点です。タッチ操作による手書き、ハイライト表示、トリミング、直線の描画など、多彩な編集が可能になりました。
従来は、キャプチャ画像をいったん保存してからペイントなどの別アプリで編集する必要がありましたが、今ではこのアプリひとつで完結します。
旧「切り取りツール」との違い
どちらもスクリーンショット撮影用のツールですが、役割の方向性が異なります。旧切り取りツールは「撮影すること」自体に重点を置いているのに対し、切り取り&スケッチは「撮影後に何をするか」に重きを置いています。
ただし、一部の便利な機能は失われました。たとえば、選択範囲をもう一度表示できる「選択インクの表示」機能などが該当します。
切り取り&スケッチでスクリーンショットを撮る手順
スクリーンショットの撮影方法は複数あります。目的に合わせて使い分けましょう。
方法1:アプリを起動して撮影する
ステップ1:スタートボタンの横にある検索バーに「切り取り&スケッチ」と入力します。
ステップ2:検索結果から Microsoft Store アプリの「切り取り&スケッチ」を選択して起動します。

ステップ3:左上にある「新規作成(New)」ボタンをクリックします。
ステップ4:切り取り方式を次の3種類から選択します。「長方形切り取り」「全画面切り取り」「自由形式切り取り」です。

ステップ5:「+」マークに変わったマウスポインターをドラッグして、撮影したい範囲を指定します。
ステップ6:画面右下に通知が表示され、編集画面が開きます。
方法2:キーボードショートカットを使う
「Windows + Shift + S」キーを同時に押すだけで、即座に切り取りモードが起動し、撮影したい範囲を選択できます。最も手軽でおすすめの方法です。
方法3:PrtScn(Print Screen)キーを使う
従来、Print Screen キーでは画面全体をクリップボードにコピーし、ペイントに貼り付けて保存する必要がありました。しかし設定を変更すれば、PrtScn キーで直接切り取り&スケッチを起動できるようになります。
設定手順は以下の通りです。
ステップ1:スタートボタン付近の検索バーに「簡単操作のキーボード設定」と入力し、開きます。

ステップ2:「Print Screen ショートカット」の項目にある「PrtScn ボタンを使用して画面領域の切り取りを開く」をオンにします。
ステップ3:以降は PrtScn キーを押すだけで、いつでもスクリーンショットを撮影できるようになります。

Windows Ink ワークスペースからアクセスする
October Update 以降、「Windows Ink ワークスペース」という新しいツールバーが追加されました。ここから切り取り&スケッチ、付箋(Sticky Notes)、Sketchpad に直接アクセスできます。
Windows Ink ワークスペース経由で切り取り&スケッチを起動した場合は、画面全体が自動的にキャプチャされる点に注意してください。
ワークスペースを呼び出すには、「Windows + W」キーを同時に押します。
スクリーンショットへの書き込み・注釈の付け方
切り取り&スケッチには、編集作業の生産性を高める便利なツールが多数搭載されています。
タッチ書き込み(Touch Writing)
Surface Pen 対応のハイブリッド PC や Microsoft Surface をお持ちの方に特に便利な機能です。タッチスクリーン上で直接、キャプチャ画像に手書きで注釈を加えられます。
鉛筆・ボールペン・消しゴム・蛍光ペン
キャプチャ画像に文字を書いたり、図形を描いたり、重要な箇所をハイライトしたりできる文具系ツールが揃っています。不要になった書き込みは、消しゴムですぐに消せます。
定規(Ruler)
定規ツールを使えば、まっすぐな直線を正確に描くことができます。マウスのスクロールホイールで角度を自由に調整でき、分度器に切り替えれば円弧の描画にも対応します。
画像のトリミング(Image Crop)
余計な部分を切り取って画像を整えたい場合は、トリミング機能を活用しましょう。必要な範囲だけを残して、すっきりとした画像に仕上げられます。
スクリーンショットの保存・共有方法
撮影と編集が完了したら、ウィンドウ右上の保存アイコンをクリックして画像を保存しましょう。保存形式は PNG、JPEG、GIF の3種類から選択できます。
また、メールやその他の対応アプリを通じて、編集済みの画像をそのまま共有することも可能です。
以上が、Windows 10 の新スクリーンショットツール「切り取り&スケッチ」の基本的な使い方です。メモの書き込み、テキスト追加、ハイライト、角度を変えた線の描画など、さまざまな編集機能をぜひ試してみてください。日常業務の効率化にきっと役立つはずです。
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