Apple Inc. 史上最大のヒット作と失敗作10選
巨大企業の中でも、Appleは常に大きな注目を集める存在です。故スティーブ・ジョブズは、今日私たちが手にしている驚くべきガジェットの数々を実現させました。Appleの新製品発表を見逃す人はいないでしょうが、すべての製品が「手に入れたい」と思わせるものだったわけではありません。
設立以来、Appleは数え切れないほどの製品を世に送り出し、テクノロジーをより身近なものにすることに挑戦してきました。しかし、期待に応えられなかった製品もあれば、iPhoneやMacBook Proのように大成功を収めた製品もあります。今回は、Appleの歴史における10の大ヒット作と失敗作を振り返ってみましょう。
大ヒット作
1. iPod
2001年、スティーブ・ジョブズは「1,000曲をポケットに」という約束を果たしました。それがiPodです。携帯型MP3プレーヤーであるiPodは、個人の音楽体験に革命をもたらしました。瞬く間に売り上げを伸ばし、人々は自分だけの音楽コレクションを楽しむようになりました。ただし、その後は売り上げが徐々に減少していきます。現在では、ユーザーがお気に入りの楽曲をiPhoneに保存して聴くのが主流になったためです。
2. iPhone
iPhoneは、ハイエンドのスマートフォンユーザー向けに生まれた製品です。2007年に初代iPhoneが登場して以来、その独創的な機能、閉じたオペレーティングシステム、そして厳格なセキュリティは、今なお多くのユーザーを魅了し続けています。当初は小さな市場規模でしたが、今日では世界で最も人気のあるスマートフォンのひとつへと成長しました。当時の最新モデルだったiPhone 7は、ヘッドホンジャックの廃止やステレオスピーカーの搭載など、スマートフォンの体験をさらに進化させました。
3. MacBook
Appleのコンピュータは、セキュリティとユーザーインターフェースの優秀さで広く知られています。Appleは2006年、ノートパソコン「MacBook」の登場でさらに一歩前進しました。iBookシリーズと12インチPowerBookシリーズの後継となる製品で、一言で表すなら「当時最も賢いコンピュータ」だったと言えるでしょう。
4. iTunes
iTunesは1998年に登場し、現在まで多くの人に愛用されてきたソフトウェアです。当初はシンプルな音楽再生プラットフォームでしたが、やがて洗練されたマルチメディアコンテンツ管理ツールへと進化しました。世界中のユーザーが、メディアファイルの管理、プレイリストの作成、iPod・iPhone・iPadなどのデバイスとの同期など、さまざまな用途でiTunesを活用しています。
5. iPad
iPadは2010年初頭に登場したタブレット型コンピュータで、スマートフォンとMacの特性を兼ね備えた製品です。動画撮影、写真撮影、音楽再生はもちろん、ウェブ閲覧やメールといったインターネット機能にも対応しています。さらに、ゲーム、GPSナビゲーション、ソーシャルネットワーキングなど、アプリのダウンロードとインストールによって多彩な機能を楽しめる点も魅力です。
失敗作
6. eWorld
1990年代半ば、Appleは米国のインターネットサービスの先駆者だったAOLに対抗するべく、eWorldを立ち上げました。「壁に囲まれた庭園(walled garden)」と呼ばれる環境を採用し、各機能が街の建物として表現される独特なデザインが特徴でした。しかし、料金が高額だったことと、Macintoshコンピュータでしか利用できないという制限が響き、成功とは言えない結果に終わりました。結局、このサービスは1996年中頃に終了しています。
7. Puck Mouse
幸い、今ではこのようなデバイスは存在しません。1998年、Appleは丸みを帯びた円形マウス「Puck Mouse」を発表し、Macに同梱して販売しました。しかし、握りにくく操作性が悪いとして即座に批判を浴びます。さらにケーブルが驚くほど短かったこともあり、生産は打ち切りとなり、後にApple Pro Mouseへと置き換えられました。
8. Lisa
Lisaは最先端技術の結晶として登場しましたが、同時に多くのバグも抱えていました。GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)を搭載した世界初のパーソナルコンピュータのひとつでありながら、動作が極端に遅く、使い勝手も良くありませんでした。しかも価格は約1万ドルという高額設定。これらの欠点によりLisaはユーザーに受け入れられず、Appleはこの構想を断念せざるを得ませんでした。
9. Apple Newton
画面に手書きした文字が自動的に美しいフォントへ変換される――それだけで本当に実用的だと言えるでしょうか?おそらく、これこそがApple Newtonの課題でした。1987年、AppleはPDA市場への参入を目指してNewtonの開発を進め、ユーザーに新しい体験を提供しようとしました。しかし完成度は低く、ほとんど実用になりませんでした。あまりの不出来ぶりゆえに、あの『ザ・シンプソンズ』のエピソードで嘲笑されることになったのは有名な話です。
CNETによると、エピソード「Lisa On Ice」では、学校のいじめっ子ドルフが「マーティンを殴る」というメモを書こうとしたところ、手書き認識の結果「Eat up Martha(マーサを食え)」と変換され、不運なタブレットはそのまま放り投げられたのだとか。
10. Power Mac G4 Cube
Appleはまた、直方体デザインの高性能コンピュータも開発しました。確かにCube Macは優れたデザイン賞を受賞しましたが、ユーザーの元に長く留まることはできませんでした。2000年に発売され、わずか1年で販売終了。価格が高すぎたことに加え、モニターが付属していなかったことも大きな要因でした。
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