PCがVRヘッドセットの要件を満たしているか確認する方法|主要4機種の最低スペック一覧付き
メタバースへの関心が高まる昨今、VRヘッドセットの購入を検討している方も多いのではないでしょうか。Half-Life: AlyxやBeat SaberといったVRゲームを楽しんでいる人が続々と増えていますが、実際に飛び込む前に、VRヘッドセットに求められるPCのスペックを把握しておくことが大切です。
MetaのQuest 2のように単体で動作するVRヘッドセットもありますが、ほとんどの機種はPCとの接続が必須です。つまり、最低限必要なスペックを理解し、VRヘッドセットを動かす前に自分のPCのアップグレードが必要かどうかを確認しておく必要があります。
実は、VRに必要なスペックは想像ほど高くありません。以下では、VR体験に向けてPCを準備するために知っておきたいポイントをすべて解説します。
VRヘッドセットの使用に必要なPCの最低スペック
市場に出ている各ヘッドセットは、それぞれ少しずつ異なるシステム要件を持っています。ここでは、人気の高い4つのVRヘッドセットにおける最低要件を比較してみましょう。
なお、これらはあくまで動作させるための最低ラインです。より高性能なPCを用意すればするほど、快適で没入感のある体験が得られます。
| Valve Index | Oculus Quest 2 | HTC Vive Pro 2 | HP Reverb G2 | |
| OS | Windows 10以降、SteamOS、Linux | Windows 10以降 | Windows 10以降 | Windows 10以降 |
| CPU | ハイパースレッディング対応のデュアルコア | Intel Core i5-4590 / AMD Ryzen 5 1500 相当以上 | Intel Core i5-4590 / AMD Ryzen 5 1500 相当以上 | Intel Core i5 / i7、Intel Xeon E3-1240 v5、AMD Ryzen 5 相当以上 |
| メモリ | RAM 8GB以上 | RAM 8GB以上 | RAM 8GB以上 | RAM 8GB以上 |
| GPU | NVIDIA GeForce GTX 970 / AMD Radeon RX 480 相当以上 | NVIDIA GeForce GTX 1060 / AMD Radeon RX 400シリーズ 相当以上 | NVIDIA GeForce GTX 1060 / AMD Radeon RX 480 相当以上 | NVIDIA GeForce GTX 1060 / AMD Radeon RX 480 相当以上 |
| ポート | DisplayPort 1.2以上、USB 2.0以上 | USBポート×1 | DisplayPort 1.2以上、USB 3.0以上 | DisplayPort 1.3、USB 3.0 Type-C |
これは現在のVR市場に存在するすべてのヘッドセットを網羅したものではありませんが、判断材料としては十分な出発点になるはずです。多くのヘッドセットでは同程度以上のグラフィックボードが必要となり、その他の仕様は機種によって変わります。
ここに載っていないヘッドセットを検討している場合は、メーカーが公開しているFAQページを確認してみてください(Vive CosmosのFAQページなどが参考になります)。
さらに、NVIDIAは最高のVR体験のためにGeForce RTX 3060以上を推奨しています。AMDも上記のいずれのヘッドセットの最低要件よりも高い基準を設けており、Radeon RX 590以上のGPUを推奨しています。
PCがVR要件を満たしているか確認する方法
Windowsなら、必要なハードウェア情報はごく簡単に確認できます。しかし、最も重要な確認ポイントはどこなのでしょうか?答えはグラフィックボード(GPU)です。
GPUが最重要である理由は、近年のPCの大半がRAM 8GB以上を搭載しており、ここ数年販売されたPCならデュアルコアCPUを備えているのが当たり前だからです。そもそもIntel Core i5-4590やRyzen 5 1500という最低CPU要件自体、それぞれ8年前・5年前の製品にあたります。
グラフィックボードの確認手順
- Windowsのスタートメニューを開き、「設定」を選択します
- 左側のメニューから「システム」をクリックします
- 「ディスプレイ」→「ディスプレイの詳細設定」を開きます
この画面には、使用中のモニター名と、それに接続されているグラフィックボードの名称が表示されます。筆者のPCにはNVIDIA GeForce RTX 3070が搭載されており、NVIDIAの推奨スペックを上回るため、快適なVR体験が可能です。
また、「システム」ページに戻り、一番下の項目「バージョン情報」をクリックすると、CPUとRAMの仕様を確認することもできます。
自動テストツールを使うのはアリ?
VR対応を手軽にチェックできるツールとして、「VRMark」や「SteamVR Performance Test」という名前を目にしたことがあるかもしれません。確かにこれらはまさにその目的で開発されましたが、登場は2016年です。その後、VR技術は大幅に進化しています。
そのため、これらのツールが表示する評価を、新型VRヘッドセットが動作するかどうかの指標として鵜呑みにするのは危険です。元々は初代HTC ViveやOculus Riftとの互換性を判定するよう設計されているため、最新機種に対しては正確な結果が期待できません。
これで、購入を検討しているVRヘッドセットの最低スペックを自分のPCが満たしているかどうかを確認できるようになりました。快適なVRライフをお楽しみください!
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