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ベクトル画像が作れる無料グラフィックエディタおすすめ8選

ベクトル画像が作れる無料グラフィックエディタおすすめ8選

グラフィックエディタといえば、真っ先に思い浮かぶのはPhotoshop(LinuxユーザーならGIMP)でしょう。しかし、この2つは写真編集やラスター画像の作成には優れていても、それ以外の用途には必ずしも向いていません。PNGやJPGなどのラスター画像は多くの場面で便利ですが、拡大縮小しても画質が劣化しないスケーラブルなフォーマットが必要になるケースは少なくありません。

そこで活躍するのがベクトル画像と、それを扱えるグラフィックエディタです。Photoshopでは実現が難しい高度なグラフィック処理も、ベクトルエディタなら自在に行えます。今回は、無料で使えるおすすめのベクトルグラフィックエディタを8つ厳選して紹介します。

1. Krita

対応プラットフォーム:Windows、macOS、Linux

Kritaはオープンソースのグラフィックエディタで、従来はラスター画像編集に特化してきました。しかし、Krita 4.0のアップデートでベクトルツールが大幅に刷新され、ベクトルグラフィックの作成にも十分活用できるアプリへと進化しました。

ベクトル画像が作れる無料グラフィックエディタおすすめ8選

ベクトルレイヤーの作成やさまざまな特殊形状の描画に加え、書道ツールやテキストツールを使えば、筆致のような繊細な表現を持つオリジナルのベクトルも作成できます。

また、近年の開発ではODGからより普及しているSVG形式への移行が進められており、ベクトルグラフィックのインポート・エクスポートの柔軟性が大きく向上しています。

2. Boxy SVG

対応プラットフォーム:Webアプリ、macOS、Linux、Chrome

Boxy SVGは、膨大なツールや細かい設定を備えた複雑なアプリではありません。しかし、それこそが最大の強みです。操作性は非常にシンプルで、デスクトップアプリとしてダウンロードすることも、ブラウザから直接利用することもできます。

ベクトル画像が作れる無料グラフィックエディタおすすめ8選

ペン、図形、曲線、テキストなど、洗練されたベクトル画像を作るために必要な描画ツールは一通り揃っています。さらに踏み込んだ編集をしたい方向けに、タイポグラフィやジオメトリ、マスク関連のオプションに加え、SVGを他の形式でエクスポートする機能も搭載しています。

UI要素や設定項目が最小限に抑えられ、迷うことなく作業に集中できるため、「余計な操作なしにすぐベクトル制作を始めたい」という人に最適な軽量ツールです。

3. SVG-Edit

対応プラットフォーム:Web

ベクトル画像が作れる無料グラフィックエディタおすすめ8選

不要なソフトまで一緒にインストールされるかもしれないダウンロード作業を避けたいなら、SVG-Editがおすすめです。オープンソースのSVG(Scalable Vector Graphics)形式を採用したブラウザベースの高機能ベクトルエディタで、期待される画像操作機能のほとんどを備え、主要なブラウザすべてで動作します。

4. Inkscape

対応プラットフォーム:Windows、macOS、Linux

Inkscapeは、驚くほど充実した機能を備えた無料のオープンソースソフトウェアです。クロスプラットフォーム対応のベクトルエディタとしても最高峰で、多くのプロフェッショナルデザイナーに愛用されています。Linux、Windows、macOSで動作する本格的なデスクトップ型ベクトルエディタです。

ベクトル画像が作れる無料グラフィックエディタおすすめ8選

ベクトルオブジェクトの作成はもちろん、塗りつぶし、ストローク、変形、グループ化、レイヤー管理といったあらゆる操作、テキストの追加、ビットマップからのベクトル画像化なども可能です。さらに、PNGなどの一部のラスター形式の編集にも対応しています。デスクトップで使える無料のベクトルエディタをお探しなら、まず第一候補に挙げられる存在です。

5. RollApp

対応プラットフォーム:Web

Inkscapeの使い勝手が好きだけれど、パソコンへのインストールは避けたい——そんな方にはRollAppがぴったりです。RollAppはInkscapeのオンライン版で、必要なのはブラウザだけ。Inkscapeの全機能に加え、Dropbox、Google Drive、OneDriveなどのクラウドストレージとの連携機能も備えています。

ベクトル画像が作れる無料グラフィックエディタおすすめ8選

ただし、容量の大きなファイルを扱う場合やネット接続が不安定な環境では、デスクトップ版ほど快適に作業できない可能性があります。とはいえ、これは他のオンライン型ベクトルエディタにも共通する課題です。

6. Vectr

対応プラットフォーム:Web、Windows、Linux

VectrはInkscapeやRollAppほどの多機能さはありませんが、ほぼあらゆるベクトル作業に対応できる優秀なエディタです。機能が絞られていることは決して欠点ばかりではなく、基本操作だけで構成されているぶん、初心者でも直感的に扱いやすいのが魅力です。レイヤーや枠線、影、テキストの追加といった基本操作を行いながら、自由に画像を作成できます。

ベクトル画像が作れる無料グラフィックエディタおすすめ8選

Vectrは動作が非常に軽快なオンラインエディタです(もちろんネット環境が良好であることが前提)。オフラインで使いたい場合は、Linux、Windows、Mac、Chromebook向けのダウンロード版も用意されています。

7. LibreOffice Draw

対応プラットフォーム:Windows、macOS、Linux

ベクトル画像が作れる無料グラフィックエディタおすすめ8選

LibreOffice Drawは、Linux、Windows、macOSで使える定番のデスクトップ型ベクトルエディタです。特に、すでにLibreOfficeスイートを利用しているなら試してみる価値大。ゼロからベクトル画像を作成することも、既存データを編集することもできます。技術図面、フローチャート、ダイアグラム作成に適したツールが揃っている点も見逃せません。より複雑なグラフィック編集については、筆者個人としてはInkscapeの方が好みです。

8. Fatpaint

対応プラットフォーム:Web

ベクトル画像が作れる無料グラフィックエディタおすすめ8選

Fatpaintは単なるベクトルエディタではなく、ラスター画像(写真)の編集にも使える万能型のWebツールです。ブラウザさえあればすぐに利用を開始できます。ロゴや小規模なベクトルグラフィックの作成に特に強く、デスクトップアプリほどの多機能さはないものの、手軽な編集用途には十分すぎる性能です。新規ベクトルファイルやオブジェクトの作成・編集、パスの操作、テキスト追加などに対応しており、中でも3Dテキスト操作機能がユニークな特徴として際立っています。

さらに高度なグラフィック・デザインソフトをお探しの場合は、InDesignの代替ソフト特集もぜひご覧ください。MacBookユーザーには、macOS向けのお絵かきアプリまとめもおすすめです。すでにPhotoshopをお持ちなら、画像の背景を透明にする方法のガイドも参考になります。もちろん、MacならPhotoshopなしでも画像背景を透明化することが可能です。

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