WindowsでDNSサーバーを簡単に変更できるおすすめユーティリティ5選
多くの方はあまり気にしないかもしれませんが、速度向上、プライバシー保護、セキュリティ強化などの理由から、PCのDNSサーバーを自分で変更したいと考えるユーザーも少なくありません。当サイトでも以前、ブラウジングの高速化とセキュリティ向上に役立つ無料のパブリックDNSサーバーについて紹介しました。
また、住んでいる場所や出張先・旅行先によっては、現在使用中のDNSプロバイダーが必ずしも最速とは限りません。例えば、ニューヨークでOpenDNSを使っていた人がロサンゼルスに移動すると、Google Public DNSの方が実際には速いことに気づくかもしれません。NameBenchというツールを使えば、自分の地域で最速のDNSサーバーを簡単に見つけることができます。

しかし、いちいち手動でDNS設定を変更するのは面倒ですよね。そこで便利なのが、この作業を自動化してくれる専用ソフトです。本記事では、WindowsでDNS設定の変更を効率化できる実用的なユーティリティを5つご紹介します。
DNS Jumper

DNS Jumperは、必要な機能がすべて揃っており、すっきりとした操作性のインターフェースを持つ、筆者のお気に入りのアプリです。特筆すべきはポータブル対応である点で、システムにインストールする必要がなく、ディスクやUSBメモリから直接起動できます。このソフトが最高のDNS切替ツールである理由は以下の通りです。
1. 元のDNS設定への復元 – 元のDNS設定を保存しておけるため、変更前の状態に簡単に戻せます。「復元」と「デフォルト」の2つのオプションがあり、「復元」は直前に設定していたサーバーへ、「デフォルト」はISP(プロバイダー)の初期設定へ戻します。
2. 最速DNSサーバーの検出 – 「Fastest DNS」ボタンをクリックすると、テスト対象のサーバーを選択でき、どれが最速かを即座に確認できます。さらにボタンを押すだけで、最速のサーバーへ自動的にDNSを設定可能。非常に便利な機能です。

3. DNSキャッシュのフラッシュ – DNSリゾルバーキャッシュをクリアし、古いキャッシュではなく新しいDNS設定で接続されるようにします。地味ながら非常に役立つ機能です。
4. 手動でのDNSサーバー入力 – リストにないサーバーを使いたい場合にも対応できるよう、DNSサーバーを手動で入力することも可能です。
ChrisPC DNS Switch

ChrisPC DNS Switchも目的をしっかり果たせる優れたユーティリティですが、総合的にはDNS Jumperに一歩譲ります。まず、データベース内の各DNSサーバーの速度をアプリ内で即座に計測できないため、速度確認には別のツールが必要です。それ以外の機能はほぼ網羅しており、元の設定や直前の設定への復元、DNS変更時のキャッシュ自動クリア、手動でのDNSサーバー入力などに対応しています。
このソフトの魅力は、「Secure DNS(マルウェア・ウイルス対策)」「Family Safe(アダルトコンテンツや違法サイトのブロック)」「Anonymous DNS(トラッキング防止)」といった用途別のDNSプリセットを用意している点です。ただし、インストールが必要なことと、インターフェース下部に開発者の他ソフトへの小さな広告が表示される点はマイナスポイントですが、大きな問題ではありません。
QuickSetDNS

QuickSetDNSは、便利なフリーツールを多数リリースしていることで知られるNirsoft製のソフトです。Windows 8 64ビットまで問題なく動作する優秀なツールですが、なぜかパブリックDNSのリストに登録されているのは1件だけというのが惜しいところです。Google Public DNSしか使わないのであれば問題ありませんが、人気のDNSサービスをいくつか追加しておいてほしかったところです。エントリーは手動で追加でき、一度登録すれば済みますが、ユーザーにその手間をかけさせるべきではありません。
とはいえ、切り替え操作はスムーズで、USBメモリからの起動にも対応し、インストール不要です。ルーターのデフォルトDNS設定への復帰もワンクリックで行えます。今後のアップデートでDNSサーバーのリストが充実すれば、最有力候補になるでしょう。
Public DNS Server Tool

Public DNS Server Toolのサーバーリストは、DNS JumperやChrisPC DNS Switchより小さめですが、QuickSetDNSよりは充実しています。ただし、こちらもDNSサーバーの速度テスト機能がないため、筆者のお気に入りはDNS Jumperとなっています。DNS設定のバックアップと復元には対応していますが、手動で操作する必要があり、設定はレジストリファイルとして保存されます。
嬉しい機能として、複数のネットワークアダプターを搭載している場合に、すべてのNICを選択して一括でDNSサーバーを変更できる点が挙げられます。インストール不要なのも良い点です。さらに、INIファイルを編集すれば、独自のDNSサーバーをインターフェースに追加することも可能です。
NetSetMan

上記のアプリとは異なり、NetSetManはDNS変更専用のツールではありません。しかし、DNS設定を素早く切り替えるための機能が組み込まれています。「ファイル」メニューから「現在の設定を取得」を選択すると、DNSエントリーを含む現在のネットワーク設定を取得できます。
その後、最大5組まで追加の設定セットを作成でき、それぞれに異なるパブリックDNSサーバーを割り当てられます。初期設定は手作業が必要なため多少時間がかかりますが、DNS以外のネットワーク設定もまとめて管理したい方には非常におすすめのツールです。
まとめ
以上、Windows PCでDNS設定を素早く変更できる5つのツールをご紹介しました。これらのツールと高速なDNSサーバーを活用して、より速く、安全で、プライバシーに配慮したブラウジング環境を実現してください。
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