【Windows】無料ソフトShadowExplorerで失われたファイルを復元する方法
クラウドストレージが普及し、ストレージ媒体も高信頼性となった現在では、データを失うことはめったにありません。しかし、時には取り返しのつかない事態が起こることもあります。ランサムウェア攻撃を受けたり、怒った家族に意図的にファイルを削除されたりするケースです。
理由が何であれ、大切なファイルが消えてしまったら……。実はWindows(Vista以降)には、そんなピンチを救ってくれる便利な機能が備わっています。
その名は「ボリュームシャドウコピー(Volume Shadow Copy)」。バックグラウンドで自動的にファイルのコピーを保存してくれる、自動バックアップソリューションのような仕組みです。
ほとんどのユーザーはシャドウコピーの存在自体を知りません。さらに残念なことに、Windows標準の「以前のバージョン」アクセス機能は、あまり使い勝手が良いとは言えません。

そこで活躍するのが、無料ソフト「ShadowExplorer」です。その名の通り、シャドウコピーに蓄積されたデータを自由に探索(エクスプローラー)できます。運が良ければ、探しているファイルはまだそこに残っているかもしれません。
なお、これは「アンデリート(Undelete)ソフト」で削除済みファイルを復元するのとは別物です。アンデリートソフトは「削除マークが付いたデータ」を復旧するものであり、ShadowExplorerと併用することも可能です。
シャドウコピーを探索してみよう
1. ダウンロードとインストール
まずは公式サイトからソフトウェアをダウンロードしてインストールします。通常のインストーラー版と、インストール不要で持ち運べるポータブル版の両方が用意されています。
2. 起動と画面の見方
インストール後、ShadowExplorerを起動すると下図のようなウィンドウが表示されます。見た目はクラシックなエクスプローラーによく似ているので、直感的に操作できるでしょう。

3. ドライブと日付を選択
操作は非常にシンプルです。ウィンドウ左上でドライブを選択し、続いてドロップダウンリストから日付を選びます。ドライブを選んでも右側のペインに何も表示されない場合は、お使いのシステムで「システムの復元」が無効になっていることを意味します。
システムの復元を有効/無効にする方法については、以前の記事をご参照ください。

4. ファイルをエクスポートして復元
すると、選択した時点で利用可能だったファイルが一覧表示されます。目的のファイルやフォルダを探しましょう。保存したいファイルが見つかったら、右クリックして「Export(エクスポート)」を選択します。

保存先を指定するダイアログが表示されるので、任意の場所を選んでください。

保存先を決定すれば、ファイルやフォルダは指定した場所へ無事に書き出されます。これだけの簡単な操作です!
シャドウコピーの設定を確認・調整する
メニューの「File」→「Configure System Protection」を選択すると、現在のシャドウコピー設定を確認できます。

これは基本的に、Windowsの「システムの保護」タブ(システムの復元画面)を開くものです。

バージョン履歴をバックアップしておきたい重要なデータが入っているドライブについては、必ず保護が有効になっていることを確認しましょう。また、「作成(Create)」ボタンをクリックすれば、手動でシステムの復元ポイントを作成することもできます。それでは、快適なデータ復元ライフをお楽しみください!
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