Amazon Fireタブレットの「Silk」ブラウザ完全ガイド|基本操作から便利機能まで徹底解説
Amazon Fireタブレットを手にしたとき、「使えるWebブラウザがSilkだけ」という事実に少し驚くかもしれません。しかし、SilkはAmazon純正のWebブラウザで、ブックマーク管理、高速なページ読み込み、洗練されたインターフェースなど、日常的なネット閲覧に必要な機能を一通り備えています。
ただし、Fireタブレット本体と同様に、SilkもAmazonの製品やサービスと深く統合されている点が大きな特徴です。この記事では、Silkブラウザの仕組みと各種機能を詳しく解説します。Fireタブレットを使い始めたばかりの方も、これを読めばWeb閲覧体験で何ができるのかがひと目でわかるでしょう。
Silkブラウザの基本:起動方法とホーム画面
FireタブレットでSilkを起動するには、アプリ一覧からSilk Browserのアイコンを探してタップするだけです。
起動すると、他の多くのブラウザと同じように、上部にタブ、その下にURL入力欄が表示されます。さらに、新規タブページには8つのクイックアクセスリンクが並び、その上に検索フィールドが配置されています。
クイックアクセスには以下が含まれます:
- ブックマーク
- 履歴
- ショッピング
- ニュース
- 最近訪れた4つのサイト
ページ下部にはページ設定へのリンクがあります。これを選ぶと、クイックリンク上の検索フィールドの表示・非表示を切り替えられるメニューが開きます。
これは便利なカスタマイズ機能です。上部のURL欄はそのまま検索窓としても使えるため、ページ内にもう1つ検索フィールドがあるのは冗長だと感じる方は、非表示にしてすっきりとした画面にできます。
右側メニューの機能一覧
ブラウザ右上の3点ドット(右メニュー)をタップしても、左上の3本線アイコン(左メニュー)をタップしても、ほぼ同じ項目が表示されます。右メニューはグリッド形式で、各機能にアイコンが割り当てられています。
インスタントレコメンデーション
メニュー下部にある大きなはじめるボタンが最初に目につくかもしれません。説明文はほとんどありません。
このボタンをタップすると、「インスタントレコメンデーション」を有効にするかどうかの選択肢が現れます。
この機能は、閲覧中のWebページに関する情報を監視し、それに基づいてSilkがおすすめコンテンツを提案するものです。たとえば、今読んでいるトピックに関連する他の記事や、関連する検索候補などが表示されます。
もちろん、プライバシー面での懸念もあります。あなたの閲覧情報がAmazonのサーバーに送信され、そこでレコメンドが生成されるためです。
気にならない場合は有効にするを選びましょう。不要なデータ送信を避けたい場合は閉じるを選んでください。
ブックマーク
メニューのブックマークアイコンを選ぶと、保存済みのブックマーク一覧が表示されます。サブフォルダを作って整理することも可能です。
Silkを初めて使う場合、Chromeからブックマークをインポートするオプションが表示されることがあります。
インポートには、別のパソコンやスマートフォンでの作業が必要です。まずChromeで「Silk Bookmarks」拡張機能をインストールしてください。
- Silk Bookmarks拡張機能を開く
- Amazonアカウントでサインインする
- 拡張機能を一度閉じて再度開き、インポートを選択する
最後に、タブレットのSilkブラウザでブックマークページを開き、右上の3点ドットからメニューを開いてChromeからインポートを選択します。
この処理では、ChromeのブックマークがすべてSilk拡張機能経由でクラウドに転送され、そこからタブレットのSilkブラウザへ同期されます。
やや手間のかかる流れですが、ゼロからブックマークを登録し直す時間を節約できるのは大きなメリットです。
もちろん、Silkで閲覧中のサイトを保存したいときは、URL欄のブックマークアイコンをタップします。次の2つの選択肢が表示されます:
- ブックマークに追加:ブックマークライブラリに保存します
- お気に入りにピン留め:新規タブページのクイックリンク部分にサイトのアイコンを固定表示します
リーディングリスト(後で読む)
右メニューにはリーディングリストもあります。タップすると2つの選択肢が現れます:
- リーディングリストに保存:後で読みたい記事のURLをリストに追加します
- リーディングリストを表示:保存した記事の一覧を確認します
リーディングリストを表示を選ぶと、追加済みのすべてのページが表示されます。既読か未読かが色分けされており、ひと目で判断できます。
未読の記事タイトルはオレンジ色で表示されます。
読み終えると黒色に変わります。
読み終えた記事は個別に削除できるほか、右上のゴミ箱アイコンをタップすれば一括で削除することもできます。
リーディングリストは、「あとでさっと読みたいけれど、ブックマークを汚したくない」というコンテンツの置き場所として便利な機能です。
頻繁に再訪したいサイトはブックマークに、一度読んだら終わりの記事はリーディングリストに、と使い分けるのがおすすめです。
Amazonリストとショッピングリンク
FireタブレットがAmazon製品であり、SilkがAmazon製アプリである以上、右メニューにAmazon関連のリンクが含まれているのは自然なことでしょう。
1つ目はマイリストです。Amazonアカウントのウィッシュリストに直接アクセスできます。
さらにショッピングリンクもあり、ワンタップでAmazonサイトへ移動できます。「Amazon以外でどこで買い物をするの?」というAmazonらしい設計ですね。
その他の右メニュー項目
Silkブラウザの右メニューには、以下のような項目もあります。
- ニュース:多数のニュースソースから集められたキュレーションページを表示(カスタマイズ可能)
- ダウンロード:ダウンロード済みファイルをすべて確認
- 新しいプライベートタブ:Chromeの「シークレットモード」に相当する機能
- デスクトップサイト:PC向け表示を強制する
- 印刷:ページをプリンターに出力
- ダーク/ライトテーマ:ブラウザをダークモードまたはライトモードに切り替え
左側メニューと設定画面
左メニューアイコンを選ぶと、右メニューとまったく同じ項目が並んでいます。唯一の違いは、ここに設定があることです。
設定メニューでは、Silkブラウザのさまざまなカスタマイズが行えます。
主な項目は以下の通りです:
- お支払い方法:カード情報を保存し、ショッピング時にワンタップで決済
- パスワード:パスワードの自動保存とサイトへの自動サインインを有効化
- 住所:住所を保存し、Webフォームの自動入力に活用
- ユーザー補助:文字サイズやズームを調整(小さな文字が読みにくい方向け)
- Silkホーム:ホーム、Amazon、ニュースの各タブをカスタマイズ
特に重要なのがニュースタブのカスタマイズです。ニュースプロバイダーやソースを管理することで、表示される記事やトレンドニュースの種類を自分好みに調整できます。
ソースページでは、利用可能なニュースソースの一覧が表示されます。表示したくないものはブロックを選択して除外しましょう。
プライバシーメニューでは、トラッキング拒否(Do Not Track)やセキュアDNSを使用を有効にして、プライバシーとセキュリティを強化できます。
セキュアDNSを使う場合は、対応プロバイダーを用意したうえで、Silkブラウザ内でこのオプションを有効にする必要があります。
詳細設定メニューでは、Silkブラウザが使用する既定の検索エンジンを変更できます。
詳細設定から検索エンジンを選び、既定にしたい検索エンジンを選択してください。
リーディングビューと共有機能
Silkブラウザには、もう1つ便利な機能「リーディングビュー」があります。
これは全画面表示モードで、余計な要素を取り除き、読んでいる記事に集中できるようにするものです。
設定でリーディングビューが有効になっている場合(初期状態でオン)、ブラウザページの下部にリーディングビューで表示というリンクが現れます。
これをタップするだけで読書モードに切り替わります。
切り替えると画面全体が変化し、記事が一般的な雑誌記事のようなレイアウトに再構成されます。
集中して読めるとして愛用する人もいれば、不要と感じて無効化する人もいます。好みに応じて、ブラウザ設定でオン/オフを切り替えられます。
また、右メニューには共有アイコンも用意されています。これを使えば、Facebook、Twitter、メールはもちろん、Bluetooth経由で別のデバイスにページを送ることも可能です。
ページにSNSシェアボタンが設置されていないサイトでも手軽に共有できる、便利な機能です。
まとめ:Silkブラウザは実際のところ使えるのか?
Silkブラウザには良い点と惜しい点の両方があります。動作は軽快で高速であり、過去に使ったことがある他のブラウザと同等の快適さで利用できます。
Fireタブレットに標準搭載されたアプリであるため、他のコアアプリと同様にアップデートも継続的に提供される点は安心材料です。一方で、大手ブラウザが持つ多くの付加機能には欠けています。
拡張機能やアドオンに対応していないため、基本的には標準のまま使うしかありません。また、Amazon製である以上、Amazonサービスの利用を促すリンクや機能が随所に組み込まれている点も、覚えておきましょう。
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